日記6月
 

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ネット漫才師 湘南海岸 Update:2002/06/01(Sut) 02:30


ネット漫才コンビ 湘南海岸

 ツッコミ : 山中
 ボケ : 江島



山中 「はいどうも〜、漫才コンビ湘南海岸のツッコミ、山中で〜す」

江島 「えーと、湘南海岸のボケ、江島です」

山中 「最近めっきり暑くな・・・ ん!? ・・・ハハ、おいおい落ち着けよ江島。

     シャツの後ろがズボンからはみ出してるぞ」

江島 「え、どれど・・・うわ、恥ずかし! なんだよもー カッコ悪いなぁ」

山中 「まったくしっかりしてくれよ。 いやそれにしてももう6月ですよ。暑くなってくる季節ですよ」

江島 「そうそう夏になったら・・・ ん!? ・・・ハハ、おいおい落ち着けよ山中。

     乳首が上着からはみ出してるぞ」

山中 「ありえねぇよ! 俺の乳首どうなってんだよ!」

江島 「(ピリリリリ・・) あ、ちょっと待って。 はい、もしもし江島です・・・あ、どうもです。

     はい、相方の乳首の件は本人には内密に・・・はい、それは組織のために・・・」

山中 「ちょ、ちょっとなんだよその電話! 俺の乳首がなんだってんだよ!」

江島 「おいおい落ち着けよ乳首。 じゃなかった山中」

山中 「なに間違えてんだよ!」

江島 「そういえばボク、小学校時代は熱血教師に憧れましてね」

山中 「この流れで普通に漫才やる気かよ。 まぁいいけど・・ それで、なんで教師に憧れたの?

     あ、ひょっとして教師のドラマに影響受けたとか? 鬼塚とか」

江島 「あ、わかっちゃった? なんていうか、そう、GTOというか・・・

     PKOというか・・・」

山中 「いや、どんな間違い?」

江島 「国連というか、平和維持活動というか」

山中 「それはPKOだよ!」

江島 「そうそう。それで大学時代に教職取るためやったんですよ、教育実習を」

山中 「マジで!? 漫才師の前にいろいろやってたんだ」

江島 「その後すぐ教員免許取りまして。試験なんか一発合格ですよ」

山中 「すごいじゃん! キミすごいじゃん!」

江島 「だからいつでもこんな世界から足を洗えるんですよ」

山中 「そんなこと言うなよ」

江島 「どうよこのなんでもできちゃう俺様。それに比べてお前はなに? ハァ・・(モミモミ)」

山中 「なんだよ、アゴを触ってくんなよ!」

江島 「で、教育実習行ったんですけどもうすごい緊張しましてね。

     こっちも新人だけど、やっぱナメられるわけにもいかないわけで」

山中 「まあね。こっちが主導権を握るためにも最初が肝心だね」

江島 「そうそう、最初で1発かまさないとね・・・

     よぉーしみんな聞け! 俺は今日から3週間ほどキミらと付き合う事になった江島だ!」

山中 「お!いいねぇ。熱血教師っぽいねぇ」

江島 「みんな、俺のことを鬼だと思ってくれて構わない。それくらい俺は本気だ!ドン!(机を叩く)」

山中 「す、すごいやる気だ!熱血がビンビン伝わってくるよ!」

江島 「お前らはクズだ!腐ったみかんだ! ・・・だが、俺はそんなみんなが大好きだ!」

山中 「ううーー泣けるぜ! せ、先生ーー!!」

江島 「・・・そんな事を職員室で言ってたら追い出されてさぁ」

山中 「職員室だったのかよ! なに初日から教師全員にケンカ売ってんだよ!」

江島 「それ以来机が「愛媛みかん」って書かれたダンボール箱になったんだけど、

     やっぱあそこも教育実習生には厳しい世界なんだな」

山中 「お前がバカなだけだろ! まったくふざけてばっかで! ああもう、こいつはぁ!!」

江島 「・・怒った顔もかわいいよ」

山中 「うるさいよ!」

江島 「んで授業始めようかと思ったら、なんか隣りの教室の生徒がガヤガヤ騒いでるわけですよ。

     うるさくて授業になんない。 あ、これはいかんなと。 生徒に示しがつかないな、と」

山中 「お、いいねぇ熱血教師。 そこはガツンと言わないと!」

江島 「そうそうそれで向こうの教室まで怒鳴り込んで・・・(ツカツカ)

     ガラガラッ! あのねぇ 隣りの部屋に住んでる者だけど、今何時だと思ってるんだよ!」

山中 「アパートかよ!」

江島 「周りに海なんてないくせに”ブルーマリン川崎”なんて名前付けるなよ!」

山中 「だからそれはお前んちのアパートの話だろうが!」

江島 「いやあれはムカついたね。”最近うちの日記、L&Mに影響受けまくりなんですよ〜”って

     いうメールもらって 「ほほぅ、こりゃうれしいね」 とニヤニヤしながらそのサイト見てみたら

     まごうごとなき侍魂のクソ劣化コピーだった時くらいムカついたね」

山中 「関係ないだろそれ! こんなとこで昔もらったメールをぶっちゃけるなよ!」

江島 「そんで ”どこらへんが影響受けたんですか? 素でわかりません”っていう内容のメールを

     返信したらそのサイト、数日後に閉鎖しちゃったよ! ププッ!

     この話、江東区だったらバカウケなんだけどね (マギー司郎の口調で)」

山中 「逆に湿っぽくなっちゃったよ! あぁもう、関係ない話はいいから元に戻せよ!」

江島 「おいおい落ち着けよ乳首。 じゃなかった山中」

山中 「どこまで戻ってんだよ! もういい、おしまい!」



横浜開港祭 Update:2002/06/04(Tue) 00:30


先日MSNメッセを導入したところ、初日から多くの人に登録して頂きました。

そして昨日はついに6窓同時の会話をしちゃいました! メッセ立ち上げ2分で6人同時会話ですよ!


俺って人気者! 俺って実は人気者! イエーッ!


・・・その割には金曜日にUPした新作漫才について
誰も感想書いてくれず、

BBSがここ数日
かなりお寒い状況。 うわ、レスが楽っ!(強がり)

なんだうちは? 落合博満記念館か?

絶対サウジのサポーターよりも俺の方がヘコんでます。




・・・てな事をメッセで会話中のボイラーくんに伝えたら

「それはですね、
漫才がつまんないからですよとなかなかアグレッシブなご発言。

ビシッと直球発言! マネーの虎よろしく真っ向から「ネタがつまんないんだよ」!!

Noと言える若者がいまここに。 あぁ御爺様、あなたが守った日本の若き芽がすくすくと育っております。

さすが、文字漫才の大会であるネット漫才師日本一決定戦で参加者50人中
31位という

聖闘士星矢の人気投票でいえば
カシオス並みのへっぽこ順位だった人は言うことが違います。


えぇと、引っ込んでなさい?




で、昨日というか6月2日は横浜開港祭に行って参りました。



横浜開港祭 ・・・ 

 150年くらい前に横浜がアメリカやロシア向けに開港したのを記念する横浜市のお祭り。船がボーッとしてるのを見ながら横浜市民が焼きそば食ったり、ここぞとばかりにコンパニオンがカメラ小僧を引き連れてランドマークの前をねり歩いたりする。基本的に港以外のところが盛り上がる。



そこでおもしろかったのが広場や路上でパフォーマンスを繰り広げた大道芸人の方々。

山下公園で風船マジックをやっていた
加藤鷹似の人や、 (バスローブは未着用)

隣りのアクロバットチームが人気ありすぎて演奏していても全然人が集まらず、

おひねりを入れる帽子の中を覗いたら
220円ポッキリだったスウェーデン芸人チームなど。

さ、3人も演奏してて220円て!? 
ジャンプ買って帰れってのか?

これがドラゴンボールだったら
「水はタダだから好きなだけ持って帰れ」と言えるのですが、

それにしたってスェーデン、人気がなさすぎます。向こうのアクロバットが盛況な分余計みじめです。




アクロバットチーム : 「Hey! ○〒×▼♪!」 

(ロープとか使って高い所でぐるんグルン 
パッ!



観客 : 
「うおぉ〜〜〜〜ッ!!」



チャリン チャリン チャリン チャリン チャリ〜ン¥ 






スウェーデンチーム : (笛) 「・・・ピープーー  ポペー



観客 :  ・・・・・パチ・・・パチ・・・・  (←俺)




    ・・・・チャリン。   (←



なんかその50円玉の音が逆に哀れでならないというかなんというか、

町田駅でお椀持って立ってる坊さんのほうが儲かってるような気がしますが、

そんな、そんな50円玉ごときで深々と頭下げないでくださいよ!

俺にお礼はいいんだよ! 俺のことはいいからもっと頑張ってアクロバットの客を奪ってくれよ!

まだ牛丼も食えないんだよアンタら!!




ワールドカップ頑張れ、スウェーデン。




究極の長寿料理対決 Update:2002/06/11(Tue) 02:30


登場人物紹介 :



山岡士郎 ・・・ 
東西新聞社文化部に所属するグータラ社員で、東西新聞生誕100周年記念
          企画『究極のメニュー』を同僚の栗田ゆうこと共に担当。父である海原雄山とは
          究極VS至高のメニューで度々対決を行う。



海原雄山 ・・・ 
言わずと知れた日本有数の芸術家であり、『美食倶楽部』総帥。
          
帝都新聞記念企画である「至高のメニュー」企画を担当。料理に対して
          
常に厳格な態度をとってはいるものの、その器の大きい人間性故に
          人望はとかく厚い。




究極 VS 至高

  長寿料理対決 ―――


 長生きのための料理。その料理のヒントを探るべく沖縄へと飛んだ山岡と栗田。
山岡は今度こそ海原に勝てるのか。雄山は一体どのような料理を出してくるのか。
この日、対決の場はかつてない緊張に包まれていた・・・





「・・・・なんですか大原社主。 え、大丈夫なのかって? 心配いりませんよ、伊達に沖縄まで行ってきたわけじゃありませんから。大船に乗った気持ちでいてください」


(ふん、士郎めが。沖縄でなにを掴んできたかは知らんがせいぜいエラブウミヘビを出すのがいいとこ・・・。 審査員の前で赤っ恥かくがいいわ)


「ちっ・・・見てろよ、今日こそ雄山の鼻をあかしてやるぜ!」

司会

「それでは、長生きのための料理とはどのようなものか、発表して頂きましょう。今回は至高のメニュー側からお願い致します」


「では・・・・

 今回の主題は、食の根源にせまるものであります。いわば、食についての自らの哲学を明らかにすることでもある。長寿は万民の願いであり食物とは密接な関係があるのは明らかだが、食物だけが寿命の長短を決定するわけではない。そこを十分に踏まえておいて頂きたい」


 (次々と至高側のメニューが運ばれてくる)


「医食同源という言葉が中国にはある。昔から時の権力者は金と力にまかせて、不老長寿を追い求めた。その結果、単に美味しいものだけではなく、長寿をもたらす食品の発見と料理法の開発が進んだ。この中華料理の・・・・・

司会
「あ、すみません海原さん」


「ん、なんだどうした?」

司会
「実は今回特別審査員のたっての希望で、至高のメニューと究極のメニューを同時に食べたいという要望があって・・・。お話中すみませんが究極側の方も出してよろしいでしょうか・・・」


「特別審査員だと? 私は聞いておらんぞ」


「俺も聞いてはいないが・・・」


「ふっ、 士郎の作った料理ごとき、同時に食べたところで私の料理になんら影響を与えることもあるまい。こちらとしてはなんら問題はないゆえ、とっとと持ってくるがよいわ」


「なんだと貴様! くそっ、こちらも用意だ! 見ていろ雄山・・・!!」


 (至高と究極、両方の料理がテーブルの上に並べられる)

司会


「さて、これで双方のメニューが出揃ったようですね」




(見たところ至高側はスッポンやフカヒレなどの高価な材料を使ったものばかり・・・。あんなご大層なものばかり揃えなければ長生き料理もできないとは、雄山め、今日こそ勝ちはもらったぞ・・・!)



(足テビチ、ミミガー、ワカメ、イカの墨汁・・・ 士郎め、沖縄料理から栄養価の高い材料を選び出したか。だが、味ではこちらの方が絶対に上だ。やつには材料の目利きの才がない・・・)

司会

「えぇと、今回の審査員がまだ・・・ あ、たった今到着したようです!」



「さぁ、うちの長寿料理でお前のその曇った眼をいま晴らせてやるぜ雄山!!」


「痴れ者がっ!! その貧乏臭い料理でせいぜい皆を笑わせるがよいわ!」
司会

「それでは審査員の皆様の入場です!」

















      !?      



司会
さぁ本日もやって参りましたフードバトル in フードスタジアム、今まさに決戦の火蓋が切って落とされようとピーーッ おぉっといまフードバトルがスタートッ!!まずはバトルナンバー1番射手矢が得意の即効で至高メニュー側のスッポン鍋にフードイン!!








ムシャムシャぐちゃムグ
ガッ ガチャぐちゃグチャッ ズルガチャズッズルずる〜ゥッ






「あ、あの・・・・」


「ちょ、ちょっと・・・」

司会
そして期待のバトルナンバー4番土門、ペットボトルに手をかける!ペットボトルに手をかけたぞ!!さぁ水がどんどん土門の腹の中へ中へと入ってごぼごぼ・・・いくか、いくか、いきそうだ いったぁ〜〜〜ッ 5秒台! 5秒台の記録を叩き出したぞ!!


「あ、あのそれ沖縄から持ってきた長寿の水・・・」

司会
モグもぐカチャカチャグジュッそしてさらにマイケルが、小国が、新井が究極・至高を問わずメニューをかっこむかっこむ!もう口を開けるだけ開いて料理をぐいぐい押し込みます!ここらへんはどっちがどうだなんて選手は構ってられませんからねぇ。

「いや、究極対至高の・・・その・・・」

司会

さぁそこで射手矢がフカヒレを・・・ 

あれ、ちょっと海原さん。 ちゃんとやってくれないと困りますよ。



「え?」

司会
やだなぁ、自分で出した料理なんですから解説頼みますよ。いつも長いセリフでこの料理はどうだとか喋ってるじゃないですか。


「は、はぁ・・・・」

司会
あのねぇ、こっちだって遊びじゃないんだよ? ほら、立ち位置はそこでいいからしっかりやりなよ。


「え、は、はい。 それでは僭越ながら・・・」 
(チラチラ山岡の方を見ながら)


「・・・・ が、頑張れ雄山・・・」


「 う、うむ・・・・・ 」










 さて、私が考えました至高の長寿メニューは先に述べました通り中国の「医食同源」という言葉をヒントにして考え出したメニューであり、この中華料理の知恵を拝借した次第であります。


 まずお出ししたこのスープは、羽毛は白いがその肌は真っ黒な烏骨鶏(うこっけい)という鳥、干した貝柱、魚の浮き袋、クコの実、そして朝鮮人参を4時間以上蒸し煮にして取ったスープです。
烏骨鶏のスープは栄養価の高いことで知られており、朝鮮人参の薬効は今さら言うまでもない。貝柱と魚の浮き袋からは旨みだけでなく必須アミノ酸やビタミン類なども大量に得られる。


これらは味が美味いだけでなくしみじみと身体の奥に染み込むような、それでいていかにも効き目充分な薬膳料理とも言える。


 またいっしょにお出しした前菜の豆苗(トウミャウ)の炒め物・ニンニクの芽の炒め物はともにビタミンやミネラルが豊富なことに加え、繊維成分が腸内に発生する有害物を九州するし腸の働きを盛んにするから、老廃物が体内に長く滞留することを防ぐ。




















 次にスッポン鍋ですが、これはスッポンの他にもフカヒレを入れております。これは乾燥フカヒレを中華料理の技法で柔らかくもどしスッポン鍋に加えたものです。


スッポンの脂肪は獣肉の脂肪と違って悪い悪玉コレステロールを血管内にこびりつかせる心配はない。通称エンペラと呼ばれる甲羅の裏の柔らかい部分は、ゼラチン質をたっぷりと含んでいて血管を丈夫にする。
それにフカヒレが加われば鬼に金棒。フカヒレもゼラチン質を含む上に、ミネラルも期待できる。


老化を防ぐのに大事な血管を増強するためのものが、全部この料理の中に入っている。日本の伝統的なマル鍋に、中華の知恵を加えたというわけです。
今回用意した料理は全てツバメの巣やフカヒレなど最高級のものなので非常に高価です。しかし至高の物を求めるとなるとそれも仕方がありません。




「そしてこれが今回皆様に一番お伝えしたかった事なのだが、先日たまたま沖縄の石狩島に行き、そこで繰り広げられている全島リゾート計画に立ち会った。

このリゾート計画は島のあちこちにリゾート施設をつくり、観光客を多く受け入れるために海を埋め立てもする。これは人体にたとえれば精力剤をぶち込むようなもので短期的には効果を発揮するものの
司会 「おぉっとここで白田が出てきたぞ!!」
















「そ、そこで石狩島がリゾートに手を染めるとですね、人間の身体でいう

司会
白田早い!! 白田またも一口でスッポンをたいらげました!
フードバトルナンバー5番白田、ジャイアント白田、キング白田!!またしてもこのフードスタジアムに奇跡を呼びおこすのか!?もう誰も白田に追いつけないのか!!


「精力剤ではなくて、もっとこう、長い目でね

司会
いくいくいくいく白田独走!他の選手はもう手を止めています白田独走!その大きな口で全ての料理をものすごい早さで詰め込んで詰め込んでたいらげていきそして白田フードアウト!!
そして勝ったのは白田!!





「・・・・」


「・・・・」











司会 「いやぁ〜 すごかったですね白田選手! どうですか今の気持ちは?」


白田 「あ、まだお昼の弁当って残ってます?」





「・・・・・・・」
「・・・・・・・」


「・・・・なぁ士郎、今夜ちょっと飲みにいかないか・・・」
「・・・・あぁ。 岡星に電話してくるよ・・・・」





山には様々なドラマがある Update:2002/06/18(Tue) 01:00




えーと、先週の日曜日はお寺などで有名な鎌倉に行ってまいりました!

メンバーは以前の箱根・ユネッサン旅行の時と同じメンバー。 なんでも女のコ2人がお寺好きで、

いまの季節、鎌倉は紫陽花(あじさい)がとても綺麗だとのこと。

そのついでに山の中にある寺院も見に行こうという鎌倉いいとこどりツアー。



山には様々なドラマがある。



女のコが山道を歩くわけですよ。 でも女のコだからたまには助けなきゃいけないわけですよ。

ちょっと急な斜面になったら「だいじょうぶかい?」と言って手を差し伸べるわけですよ。

向こうも
ちょっと恥ずかしがりながら手を握ってくるわけですよ。 温もりが手を伝わるわけですよ。


 「お、なんだおい仲いいじゃねぇかよ〜 ヒューヒュー♪」


 「な、なに言ってんだよ、そんなんじゃねぇよ!」


 「そ、そうよ! 遊星くんが手を出してくるから引っ張ってもらっただけよ!」


 「またまた亜希子(仮名)ったら照れちゃって〜。 いつも更衣室では遊星くんのことばっかり・・・」


 「ま、真奈美(仮名)ってば!!」





くぅぅぅぅ〜〜!!! バンバン!
 (←机を叩く)




山には様々なドラマがある。


女のコが山道を歩くわけですよ。 でも女のコだからたまには助けなきゃいけないわけですよ。



ガサガサッ


 「え、なに!? ・・・きゃぁっ!!」


 「どうした! あ、あれは・・・」


 「く、
クマよ!! ダメ!みんな逃げて・・・・  あっ!(ドサッ) 足が・・・」


 「桜子
(仮名)ーーー!!」


 
(ガキィッ!!)


 「おいクマ! 俺が相手だッ!!」


 「ゆ、遊星くん! あ、あぶな・・ (ガシッ ガッ) はっ、遊星くんの攻撃が効いてる!」


 「遊星得意の
骨法だ!!」




 (クマ、骨法にたじろぎ逃げだす)




 「・・・ふぅ、大丈夫かい? お嬢さん」


 「わ、私はべつに助けてくれなんて一言も・・・」


 「あらあら、2人とも相変わらずお熱いことですわねぇ」


 「な、なに言ってんだよ! そんなんじゃ・・・ 
ウッ!


 「なに!? どうしたの!?」


 
大変! クマの毒にやられたんだわ!」


 「どいて! 私が傷口から毒を吸い出すわ!」 (チュゥ〜 ペッ チュゥ〜 ペッ)


 「フッ・・・ 桜子の口って、温かいんだな・・・」


 「バカ・・・・」




山には様々なドラマがある。

書いてる途中で
大長編になりそうだったのでここらへんで止めておくが、

こうしたドラマが俺を待っている。行かねばなるまい。行かねばなるまい。

そして鎌倉でも有名な銭洗い弁天や紫陽花寺を抜け、いざ、山へ!

山の山頂にある寺院を目指して、いくぜみんな!!


ザッ  ザッ 





20分後―――









疲れ申した。 
(サムライ口調)


か、身体おもっ!
 全然足とか上がらないよ!!

まだ山の中腹地点(というか半分もいっていない)というのにものすごい疲労感。

さすが、日頃マウスより重いものを持っていない俺の身体です。 若さのかけらもありません。

動け、動け! ちくしょう、どうした俺! 
満州を思い出せ! (行ってません)

あ、ちなみに女のコ達は
俺よりも身軽でした。 手なんか差し伸べる必要ねっつの!

急な斜面も平気で上がってるっつの! 俺の妄想はなんなんだっつの!

クマだ。 クマを持って来い!!




いい加減体力なくなってきて頭がボォ〜っとなってきた私。

この草が やくそうだったら いいのにな
などとひどく後ろ向きな川柳を考えながら

登っていると、他のみんなも疲れてきたのかだんだんペースが落ちています。

やはり普段コンピュータ会社に勤めているため基礎体力がないのでしょう。明らかに肩で息してます。

と、横を見ると友人Yくんがハァハァ言って顔を赤らめている女のコを見ながら

妙にニヤニヤしてました。



なんたること、
変態です。


まさかこんな鎌倉の山奥まできて同期のセクハラを目撃することになろうとは。

ここがテキサスだったら 「待ちなよ」 と言って
ホルスターに手をかけてるところですが、

今はチーム一丸となってお寺を目指している状況です。

ここで彼を糾弾するのはチームの輪を乱すだけで得策ではないでしょう。

だから僕はコブシをぎゅっと握り、しばらく黙って見ている事にしました。 
彼女の顔を。



そして目的地である寺院に到着。 みんなが疲れている中、なぜかあまり疲れていない男が二名。

よそ見していたのか、足すべらせて手のひらから血が出ている男が一名。 (俺です)

いやぁ、なかなか楽しませてもらったよ。 (ワインを傾けながら)



いまならクマにも勝てそうな気がする。






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