日曜劇場　ＪＩＮ　-仁-　　第一話


　仁　「咲さん、貴女が好きです」

　咲　「え、そんな、うれしい・・・

　　　　あれ？ でも仁先生はこの前 野風さんと仲良さげに話してましたよね？」

　仁　「あ、あれは、その・・・ あぁ！ 頭痛が！ 頭痛が痛い！」

　咲　「仁先生！ 仁先生！」



　平井堅　「い〜としき日々よ〜」

日曜劇場　ＪＩＮ　-仁-　　第二話














日曜劇場　ＪＩＮ　-仁-　　第三話

　龍馬　「仁先生！ 今日は東を連れてきたぜよ！」

　東　「お久しぶりです、南方先生。 いつぞやは先生に命を助けて頂き」

　仁　「・・・ルーキーズの川藤先生ですよね？」

　東　「は？」

　仁　「やっぱり川藤先生だ！ いやードラマ毎週見てましたよ！

　　　　 夢にときめけ！ 明日にきらめけ！ ほんと、ルーキーズでは熱い演技でしたよぉ〜！

　　　　 私も頑張れば甲子園いけますよね？ ねぇ！？」

　東　「あ、あの、その・・・」

　咲　「仁先生、失礼します」　（ボコッ）

　仁　「あ、 頭が！ 頭痛が痛い！」



　平井堅　「い〜としき日々よ〜」

　咲　「やっと医療所が完成しましたね」

　兄　「うむ・・・。 そうだ咲、ここの名前は決まったのか？」

　咲　「はい、仁友ど」　仁 「医療後ティータイムです」

　兄　「はあ？」

　仁　「ここにいる皆さんでバンドを組んでもらいます。

　　　　 私がボーカル兼ギター、咲さんがベースで今日から縞パンです。

　　　　 佐分利さんは眉毛の代わりにタクアンを貼ってください。

　　　　 とりあえず私はペー太 （ペニシリン） と添い寝してくるので

　　　　 皆さんはまずティータイムがなんたるかというのを」

　咲　「仁先生、失礼します」　（ボコッ）

　仁　「あ、 頭が！ 頭痛が痛い！」



　平井堅　「い〜としき日々よ〜」

　龍馬　「仁先生！ 今日は遊郭で一番のべっぴんを連れてきたぜよ！」

　野風　「野風でありんす。 仁先生のお噂はかねがね・・・」

　仁　「・・・中谷美紀さんですよね？」

　野風　「は？」

　仁　「やっぱり中谷美紀さんだ！ いやーケイゾク毎週見てましたよ！

　　　　 「犯人わかっちゃいましたぁ〜」 つって犯人を当てるシーンは最高でしたよぉ！

　　　　 私もそのうち無実の罪で捕まっちゃうかもしれませんが

　　　　 その時もすぐ助けてくれますよね？ ねぇ！？」

　野風　「あ、あの、その・・・」

　咲　「仁先生、失礼します」　（ボコッ）

　仁　「あ、 頭が！ 頭痛が痛い！」



　平井堅　「い〜としき日々よ〜」

　兄　「た、大変です！ 山田先生、大変です！！」

　山田　「ど、どうしました！？」

　兄　「・・・仁先生が姫様を毒殺しようとした疑いで投獄されました！」

　山田　「な、なんですと！？」

　福田　「仁先生が・・・」

　佐分利　「捕まった！？」

　山田　「・・・だが、ヤツは我ら仁友堂の中で一番の小物！」

　福田　「お上に捕まって投獄されるとは仁友堂のツラ汚しよ！」

　佐分利　「とりたてて騒ぐほどのことでもないわ！」


　兄　（人望ないのかな、仁先生）

　咲　（仁先生、なんて真面目な顔・・・）　「な、なんでしょうか仁先生？」

　仁　「ボクと契約して、医療少女になってよ！」

　咲　「はあ？」

　仁　「ボクと契約して、医療少女さきか☆マギカになってよ！」

　咲　「いや、あの、え？」

　龍馬　「ワルプルギスの夜明けぜよ！」

　野風　「ティロ・フィナーレでありんす」

　咲　「２人とも何やってんのおおおおおおお！！！？？」



　平井堅　「い〜としき日々よ〜」

　咲　「仁先生！ 仁先生！！」

　仁　「ちょ、音楽止めて！ この音楽止めて！！」

　咲　「は、はい！ ・・・すみませ〜ん、音楽止めてくださ〜い！」


　平井堅　「い〜としk」　（カチッ）


　仁　「・・・ふぅ。 やっと頭痛が治まりましたよ」

　咲　「なんかあの音楽始まるといつも頭痛が起こってますよね。

　　　　 どうにかならないものでしょうか」

　仁　「スポンサーの関係があるから歌手は替えられないし・・・

　　　　 この人って他にドラマのエンディングとか歌ってますかね？」

　咲　「・・・ 『Ｐｒｅｃｉｏｕｓ Ｊｕｎｋ』ってのがありますね。 ちょっとこれにしてみましょう」


　平井堅　「いつもこ〜のま〜まじゃ ゆ〜めさ〜えも に〜げてゆく〜」


　仁　「お、いい感じじゃないですか」


　（ガラッ）


　筒井道隆　「王様のレストランと聞いて飛んできました」

　大沢たかお　「なんかこの人とは役者としてのポジションがかぶってる気がする！

　　　　　　　　　　か、帰ってもらって！！」











日曜劇場　ＪＩＮ　-仁-　　最終話


　仁　「あ〜、また触診するふりして野風さんのおっぱいとか揉みたいなぁ・・・

　　　　 エヘヘヘ・・・ｗ」


　（カチッ）

　平井堅　「い〜としき日々よ〜」



　仁　「ぐわっ！ あ、頭が・・・ 頭が痛い！！」

　兄　「おや咲、その手に持っているのは何だ？」

　咲　「あ、お兄様。 これは ”かせっとれこおだあ” といって

　　　　好きな音楽を鳴らすことができるものなのですよ」

　兄　「ほう、それはすごい」

　咲　「音の大きさも変えられるんですよ」 （音量ＵＰ↑）

　仁　「ぎゃあああっ！ 割れる！ 頭が割れるぅぅぅ！！」

　咲　「もっともっと音量を上げられるんですよ」 （音量ＵＰ↑↑↑↑↑）

　仁　「いだあああ！！ いだあああああ！！」





　咲　「ふふ・・・ 仁先生・・・。 浮気はだめですよ・・・」