スーパードルフィーの世界
 

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下の方へ行くほど最新となります




■スーパードルフィーの世界(前編) Update:2003/7/24(Thr) 03:00




 「遊星くん、ちょっと日曜日買い物付き合ってくれない?」




それは唐突に言われた一言。

会社でいつものようにキーボードをペチペチ叩いて仕事してると、

別の部署で働く亜希子(仮名)さんが現れ僕にそう告げました。


 「ちょっと買い物したいところがあるの・・・遊星くん、忙しい?」


ぶるぶるぶるぶる。

光速に等しい動きで首を横に振る私。

デート! デート! 日曜は女の子とデートだよキミィ!

忙しいだって? あぁ、キミのことを考えるのに忙しいね!

いやー日頃の行いがいいといい事も起こるもんだよね。

やっぱりあれか、こないだ先輩が打ち合わせと称して映画見に行ったのを

部長にそっと教えてあげた正直さがきいているんでしょうか。

正直者! 正直者! 走れ正直者!(リ〜ン リ〜ン ランラン ソーセージ〜♪)

そんなわけで日曜当日。

新宿アルタ前で彼女と待ち合わせ。 彼女だって! エヘヘェ〜 「(^__^*)

待つこと10分で彼女も到着。 ううん、全然待ってないよ!


 「じゃ、行こうか」


 「ううん、もう着いたよ」


 「へ? 着いたってここアルタ・・・・」


 「そう、ここの
8階


 「8階!?」


そう、そこは・・・・


そこは・・・・・



















                

スーパードルフィー専門店

『天使のすみか』
(新宿アルタ 8F)







( ゚Д゚) ・・・・・。



・・・え、えとですね、放心状態の私が亜希子(仮名)に問いただしてみるに、

スーパードルフィーとはリカちゃん人形を100倍ゴージャスにしたお人形の事であって

自作の服を着せたり写真を撮ったりしてそれを友達に見せてオホホホホ



そんなことを聞いているんじゃない。


問題はなぜ、なぜ俺がこのお店の前にいるかということ。

これはアータ、どういうことザマス?と野際陽子口調で聞いてみると、

あぁ、遊星くんもそっちの趣味がありそうだったから」 と驚愕の一言。

そっちの趣味がありそうだから。

えーとごめん、そっちには俺、いないんだ。

いやいやいやいや俺ノーマル! ロリコンでも人形好きでもないから!!

ロリコン! ロリコン! 走れロリコン者!(チ〜ン チ〜ン ポコポコ ソーセージ〜♪)

というか日頃そんな目で見られていたかと思うとショックひとしお。

明日から会社のPCの壁紙を古手川裕子にしようと思います。

んでまぁ店内に入る前に予備知識としてスーパードルフィーとやらの話を聞いてみると、

車好きがパーツ組むのが好きなように人形の服作ったりメイクをするのが楽しいらしく、

仲間同士で人形の見せ合いっこしたり写真をサイトに載せたり、

時にはお茶会などして遊ぶんだとか。

そのスーパードルフィーの魅力は凄まじいほどで、

中にはハマリすぎて給料のほとんどをつぎ込み借金までして人形のドレスアップ、

更に借金が増えてもやめるにやめれず、もう人形のために働く毎日で・・・



・・・という友人の実体験笑顔で語りだす亜希子。

あ、悪魔かお前は! 「それでさーその子がまたケラケラ(笑)」 じゃねぇよ!!

そんで俺が友人も大変なんだからあんまり笑うんじゃないよ、っつったら


 「だってあの子の人形、私のより綺麗なんだもん!


嫉妬かよ!

私のより綺麗、イコール借金で苦しみなさい。 心の悪魔を垣間見ました。

なんだよお前は! 天使なのはブラだけかよ!!

人形を買う人っていうのはやはりその道 (ゴスロリ&オタク) の女の子が多いらしく、

つまりスーパードルフィーとは非常にお金のかかる贅沢な遊具であり、

かつ一般人がうかつに踏み込んではいけない彼岸の住人のお遊び。

とりあえずわかったのは素人はガンタンクでも作ってろってことでした。

そんなこんなで新宿アルタ前。

スーパードルフィー専門店、”天使のすみか” は場所が新宿アルタ8Fという

うっかりタモリが現れそうな場所に位置しており、

また新宿アルタのエスカレーターは7Fまでしかないため

このお店に行くにはエレベーターで直接8Fを選択するしかありません。

なんでこのお店だけアルタの中で隔離されているのか。

それは各自で考えようね!

んで僕らはアルタ1Fのエレベーターから8のボタンをプッシュ、

内心今なら事故ってもいいと思いつつも無事到着すると、

エレベーターを出てすぐの看板にはこんな文字がお出迎え。




〜お客様へ〜

 天使のすみかは、スーパードルフィーの『聖域』サンクチュアリ)として

 お客様とスーパードルフィーとの素晴らしい出会いのお手伝いさせていただきます。





スーパードルフィーのサンクチュアリ。

そんな事書いてるからアルタから閉め出されたんだと思いますが、

冷やかしお断りという注意書きとして見ればこれ以上ない効果を放っており、

聖域って言われて聖闘士星矢しか思い浮かばない人はここでお帰り願うわけです。

まぁお店に集まる人達もある意味ゴールドセイントなので

聖域というのも間違いではないのでしょう。

入り口前の廊下にも聖域だけあって結界・・・じゃなかったポスターがたくさん貼っており、

道に迷って8Fに来た一般人を即座にUターンさせる効力バツグン。

この時点でエレベーターに乗ってきた約半分が無言で降りていきました。

なんつーか、まだ廊下を通って入り口に着いただけなのに

ウルトラクイズの決勝に残った気分なんですが、

そしていざ、店内へ入ると・・・




・・・・・。




・・・・・。




・・・うん、えーと、その・・・



人形バカにしてました。 ごめんなさい。

いやあのね、僕ね、人形ショップって言われてたから

ついついキャベツ畑人形っつーかキューピーちゃんにヅラかぶせたっつーか、

アメリカーンな人形想像してたんだけど、全然違うのね!

最初の方にも載っけたけど、





こういうのじゃなくて、


チャイルドプレイ想像してました! ごめんなさい!

んでね、人形ね、普通に綺麗。

あーそりゃ女の子もハマるわな〜とか思いました。

見てくださいよこの人形の顔。 メイクも凝っててめちゃめちゃ綺麗ですよ。

こっちは着物を着てますよ。 帯一つとっても職人芸ですよ。


ふむふむ・・・  ふ〜〜ん・・・・・


ま、まぁだからと言って、買うほどではないよね!

買うほどでは・・・・・

















 !?






















































・・・・・。


え、えーとですねぇ・・・・ コホン。


そんな人形たち・・・あ、いやいやスーパードルフィー達に囲まれてるうちに、

この私、つい思っちゃいました。 買ってもいいかなって。 (え!?)

だってめちゃめちゃ綺麗なんですよ! 人形といってバカにできないですよ!

ポーズとらせてみたいですよ! 着せ替えとか楽しそうですよ!

会社から帰ってきて語りかけたいですよ!!

なに、遊星キモい? はぁ? お前にはこの良さがわからないのか?

素人はガンタンクでも作ってろよ!!

この遊星、やると決めたからには必ずやり遂げる男!

買う! 買う! 買う! 買う! 買ってやる!


よぉーしいくらだオラアーーーッ!?


















 -¥80,000















ガンタンクください。








次回、「スーパードルフィーの世界(後編)」につづく  (つづくのかよ!)





■スーパードルフィーの世界(後編) Update:2003/7/28(Mon) 00:00



【スーパードルフィー】

  それは人の心、存在意識の中からやってきた、もう一人の自分の”形”。

  彼女たちとの素敵な出会いは、最も愛おしい本当の自分の姿との出会い。


                           ―― スーパードルフィー公式サイト より









当サイトを訪れました 紳士淑女の皆様へ――


風薫る季節。何をするにも気持ちの良い季節となってきましたが、如何お過ごしでしょうか。

私、LOGIC&MATRIX管理人・・・

失礼、ドルフィーアドバイザーの遊星でございます。

遊びのあとにスーパードルフィー、仕事のあとにスーパードルフィー

一日の疲れを、どうぞ愛娘と共に癒していただきまして明日への活力をお養いください。

当サイトは、皆様と愛娘達との素敵な出会いをお手伝いさせて頂きます。







■ドルフィーってなに? そんなあなたにスーパードルフィー初心者講座■


あぁ、またお会いしましたね。 ドルフィーアドバイザーの遊星です。

それではここで、無知で無学な貴方達のために

私、遊星によるスーパードルフィー初心者講座を催させて頂きます。

スーパードルフィーとは紳士淑女にのみ許された高貴な遊戯であり、

卓越した美的センスとドルフィーに対する至高の愛が必要な優美の世界。

卑屈で下賎な貴方達には縁がない世界かと思われますが、

下記に私がドルフィー社交界の一般知識とマナーを簡潔にしたためましたので、

どうぞ今日はごゆるりと勉強してお帰りください。





ドルフィー社交界一般用語>



■天使のすみか (てんしのすみか)


ご存知スーパードルフィー界の聖域。 日本各地にある模様。

東京の場合新宿ALTA8階に位置し、エレベーターでしか上がる事ができない、

廊下に置いてあるチラシ・ポスターがが人形一色でとてつもない存在感、など

一般人にとっては天竺よりも到達不可能なお店。

一歩入って異世界からの訪問者たちとか書いてあったら、そりゃ、ねぇ・・・。

店内にはドルフィー本体はもちろん手足パーツ、カツラ、コスチュームからメイク用小物まで

ドルフィーに関する全てがここに陳列されている。

またコスチュームは男性キャラ用下着まで作られており、

インナーやブリーフ、トランクスまでもが800円で販売中。

トランクスが800円。

ドンキホーテを愛用する人はこの時点で負けたかと思われます。

ちなみに私はくつ下で負けました。




■愛娘 (まなむすめ)


一般にドルフィー達の総称。 (男キャラ除く)

スーパードルフィー達は見た目こそ人形ですが心は少女そのものであり、

大変傷つきやすくまた寂しがりやであるため、ドルフィーオーナーとなった人達は

彼女達を刺激しないよう優しく、我が子のように 「愛娘」 と呼んでいるのだとか。


ちなみに置いてあるドルフィーには一体一体性格付けがされており、

値札カードに 「この娘は寂しがりやなので愛情を持って接してください」 とか

外で遊ぶのが大好き」「趣味は読書」「姉御肌」 などの細かい設定が書いてありました。

ジオングは口からビームを吐く、みたいなものでしょうか。

あと夏が近くて新作水着を売るシーズンなのか

海でいっぱい泳ぎたい!」 といって水着のドルフィーが置いてあったけど、

本当に泳がせると愛娘がタイタニックになるので注意が必要です。




■お茶会 (おちゃかい)


自慢の愛娘をドルフィー仲間に披露したり、他の愛娘を鑑賞したりしながら

優雅なティータイムを過ごす秘密のパーティー。

決してハンドルネームで呼び合ったりサイトの話をしたり、

スケッチブックで笑いをとる会とは違うので気をつけるように。




■ヴァイオリンケース (ヴぁいおりんけーす)


自慢の愛娘を持ち運ぶ際、普通の箱だとどうしても目立つため

ドルフィーマスター達はカモフラージュとしてヴァイオリンケースに入れて持ち運んでいる。

天使のすみかで販売しているギターケース型BOXは内部がクッション装備で

衝撃耐性もあるらしく多くのドルフィーマスターも愛用しているらしいが、

ゴスロリした姉ちゃんがヴァイオリンケース持ち歩くのはバレバレではないだろうか。




■フルチョイスシステム (ふるちょいすしすてむ)


ドルフィーを購入する際は本体+服装だけではなく

髪型・顔の形・胸のサイズ・足の長さや果ては瞳の色まで指定することができ、

自分好みのドルフィーを追求する事ができるこのシステムをフルチョイスシステムと呼ぶ。

なお、「風俗でコスチュームを指定するのといっしょだね」 と冗談をとばすと

いっしょに行った女の子にグーで殴られます。 (ほほを押さえながら)


ここでワンポイント・レッスン。

男は気をつけよう!
 ★基本的に【天使のすみか】で言ってはいけない言葉ベスト3★


   「 ビームサーベルはどこにあるの? 」



   「 へぇ、人形の方が化粧きれいだね



   「 帰ろうよ




これらを言うといっしょに行った女の子は確実に怒り、自分から離れていってしまいます。

お願い、このお店の中で一人にしないで。




■メイク (めいく)


ドルフィー達はそのままでもご主人より肌は綺麗なのですが、

やはり少女の心を持つからなのか、メイクアップして更に可愛くなりたいようで。

メイクアップ用品もまた人間並みに種類が多く、

パステル・コスメシャイン・コスメシャドウ・メイク落とし・つや消し他と用途もカラーも様々。

金がないからってミニ四駆に絵の具塗ってたうちらとは次元が違うわけです。

そういやですね、店内に漫画で描かれた『人形メイクアップ講座』なる冊子が置いてあり

”こりゃネタになるかも” と思い持って帰ったんですが、

家で見てみたらなんかジャンプで連載できる画力で描かれており、

ただのメイク講座漫画なのにテニスの王子様よりおもしろかった。

また構成も上手いので読んでいくうちに


 「ふんふん、エアブラシはこの範囲を使って・・・


 「なるほど、カラーリング修正にはラッカーを使うのか!


といったメイクミニ知識が身につきます。

あの、単行本は何巻まで出てますか?



(ちなみにこの冊子をいっしょに行った女の子にバレないようにカバンに入れた時が2003年で一番のドキドキ感)





■お迎え (おむかえ)


何度も言いますがスーパードルフィーは少女の心を持つ愛娘であり、

”買ったら客が受け取る、ありがとうございました” ではただの商品。

愛娘が大好きなあなたの元へ来る際にもそれなりの儀式が必要です。

それがお迎え。 お迎えセレモニー。

このお迎えセレモニーとは、支払い・フルチョイスなどが終わりあとは受け取るだけとなった際に

ドルフィーを購入した客・・・おっと身請けしたオーナー

店側がセッティングした祭壇 (愛娘が置いてある) の前に立ち、

記念撮影や記念スピーチなど、娘を自宅に迎えるために行うセレモニー。

そうして晴れてドルフィーはあなただけの愛娘として、あなたの元へやってくるのです・・・


・・・・。


・・・書いてる俺もホントにこんなことやってんのかと思いましたが、

実際やってるようなので仕方がない。

まぁわかりやすく説明すると、ヤクザが杯交わすみたいなもんでしょうか。

ちなみに 「ドルフィー」 「お迎え」 で検索して出てきた画像をご紹介しますと、 ↓











うん、えーと、その・・・・・綺麗な桜ですよね。


ちなみに店内では店員さんが電話で客と話していたのですが、



店員 :
 「お迎えはいつごろになるんですか? え、はい、左様でございますか。

  ではその日に
お迎えをお願い致します




死神と会話してんのか。








スーパードルフィー初心者講座、如何でしたでしょうか。

退屈で凡庸な皆様にはちょっと難しかったかもしれませんが、

今後ドルフィーオーナーを目指す際に心に留めて置いてくれれば光栄と存じます。

今宵も当サイトをご利用して頂き、誠にありがとうございました。



  ドルフィーアドバイザー 遊星






■LOGIC&MATRIXオフ Update:2003/7/31(Thr) 00:00



スーパードルフィー話が好評だったおかげか各所でリンクを貼って頂けたんですが、

ほとんどのサイトでの紹介文が



■スーパードルフィーの世界 (LOGIC&MATRIX

>でも、あれだけ人形が綺麗だったら
遊星さんの気持ちもわかる気がします。




わかってない。

ちっともわかっていないよ。




遊星です。

さて、夏場の長期休暇に向けサイト各所でオフ会が催されてるようですが

このLOGIC&MATRIX、今まで主催でオフ会というものを開いたことがありません。

そこで「もしも」の話ですが、来るべき未来に向け

当サイトL&Mでオフ会を開いたらどうなるかというのを

シミュレートしてみたいと思いますパチパチパチ〜。

最近はどうもカラオケだの居酒屋で済ませようだのダラダラしたオフが目立つので、

ここはイベントマスターと言われた俺がひとつ、

本物のオフ会というものを見せてやりますよ!(どーん)

えーとまず集合場所を決めないといけませんね。 あのね、僕前々から思ってたんですけど

集合場所がわかりづらいオフ会の多いこと多いこと!

出口の多い池袋とか、人が多くて誰が幹事だかわからない渋谷ハチ公前とか。

参加者の中には地方から来る方もいるわけで、主催者としてはそこらへんも配慮しないといけません。

そんなわけでL&Mオフ、集合場所は新宿。 新宿アルタ8階に集合。

いやーこれはわかりやすいですよ。 エレベーターで一本ですからね。

男は黙って「天使のすみか」。

男は黙って「天使のすみか」 後で3回ほど暗唱しておいてください。

○月×日 AM11:00、新宿アルタ8階『天使のすみか』前に

日本全国からのL&Mファンが集合。 30人は集まったでしょうか。

あと今のうちに言っておきますが、L&Mは紳士淑女の集まる高尚なサイトですので

アフロとかコスプレとか、そういう俗的な行為は控えるようお願い致します。

え、スケッチブック? ハァ? 死ね!!

最近は常識も弁えない若者が増えて困ります。

さて、そろそろ『天使のすみか』前に30人が集まったかと思われますので、

みんなで新宿駅に移動します。

え、天使のすみかでドルフィー見るんじゃないの? とお思いでしょうが、これはフェイント。

ドルフィー達に対するフェイントです。

綺麗だの淑女の遊戯だのチヤホヤされて普段はお高くとまってるスーパードルフィー。

このフェイントによりそれまで余裕かましてたドルフィー達は

「みんなが帰るのは、うちらに魅力が足りないからや と一転奮起、

次に会う時にはきっといい女になってることでしょう。

そんなわけで30人は電車に乗って移動。 次の目的地、千葉県を目指す事に。

ここで 「家に帰るまでがL&Mオフでーす」「んなアホなー(笑)」といった談笑を交えつつ、

皆さんには空気イスをやってもらいます。

陵南に負けるわけにはいきません。 ももがパンパンになるまでやってもらいます。

おしりを席に付けた人はケツを吹き矢で刺したあげく、走ってる電車から放り出します。

合言葉は「来るんじゃなかった」。

この時点で 「なんでこんなオフ出ようなんて言ったんだ」 「知らないわよ!」 と

てらたま夫妻も別居の危機を迎えてると思われますが、

そうこうしてるうちに景色がきらきら光って参りました。

窓を開けると潮騒と磯の香り。 母なる海が僕らを優しく出迎えます。

あ、みなさんは見なくていいのでケツ上げることに専念してください。

そこ、ケツ付けたな! プヒュッ(吹き矢)

そして電車は千葉県に到着。 この時点で残りは10人くらいに減っているでしょうか?

電車を降りるとそこは九十九里浜。 頬に当たる海風がとても心地良いです。

お腹すきましたか? ふふ、せっかちさんですね。 目的地はもうすぐそこですよ。

しばらく歩くとビーチ、テトラポットといっしょに電話ボックスが1つ見えると思うので、

残った10人にはその電話ボックスに入ってもらいます。

え? じゃありません。 10人全員、身を寄せ合って入って頂きます。

スペースが狭いので多少キツいかもしれませんが、そこはほら、

子供のころコインロッカーに入れられてた事を思い出して頑張ってください。

よ! (ギュッギュッ) ふぅ。

入りましたか? 入りましたね?

それではここでお待ちかねのお弁当タイムです。

3時間はいてもらいます。




昼の13:00から16:00まで、たっぷり3時間は経過したころ

全員で一箇所に集まってたせいか、参加者の間には不思議な連帯感が生まれたかと思われます。

なんだろうこの気持ち。 今日初めて会ったばかりなのに、

まるでこいつとは十年来の友のような・・・

そんな子供の頃に忘れてしまったような、懐かしい気持ちを思い出す。

この電話ボックスにはそういう意味があったのです。

さ、それではもう九十九里には用はないので、また新宿へ戻ると致しましょう。

なに、せっかくだから海で泳ぎたい? プヒュッ(吹き矢)

人数が一人減ったとこで再び新宿を目指すL&Mオフ一行、

向かうはもちろん新宿アルタ8階。

あれから3時間、すっかりいい女になったドルフィー達があなたを出迎えてくれます。

早いよ! そんな短時間で変わるかよ! とお思いになるかもしれませんが、

見ない間に女は化けるものなのです。

そしていよいよ天使のすみか店内へ。

ここで 「L&Mは実はニュースサイトでーす」 「んなアホなー(笑)」といった談笑を交えつつ、

皆さんには空気イスをやってもらいます。

陵南に負けるわけにはいきません。 関節がおかしくなるまでやってもらいます。

この時点で 「だから帰ろうって言ったんだ」 「うるさいわね、出るとこ出るわよ!」 と

てらたま夫妻も離婚の危機を迎えてると思われますが、

空気イスも2時間が経過し、営業妨害ここに極まれりといった頃でしょうか。

いよいよ本日のメインイベント、お迎えセレモニーの幕開けです。



パパラ〜パ〜 パパラパ〜♪ (BGM)



店内には怯える店員、怯える客、そして9人の空気イス部隊が並びます。

中央には綺麗に彩られた祭壇と、9人全員のドルフィー・・・・。

さぁ、手をとってください。 今日からあなたの愛娘となるのですよ。

さぁ・・・ 手を・・・




ドンッ 


 「警察だ! 全員その場を動くな!!



突如現れたネオポリス。 「通報が入った! 貴様らか、営業妨害してるのは!」 と叫んでいます。

その迅速な行動に空気イス部隊は一網打尽。 あっという間に全員捕まってしまいました。

いやーいいお迎えセレモニーですねぇ。(うるうる)

え、これのどこがセレモニーなんだって? ハハ、見たらわかるじゃないですか。

皆さんがお迎えされるんですよ。 警察にね。





2次会はサントリー味吉でやるから、遅れないでね〜 (窓からパラシュートで逃げつつ)




■野郎2人で行ってみよう! Update:2003/9/7(Sun) 01:30


女の友人が名探偵コナンの同人誌を持っていたので、ちょっと借りて読んでみる。



こ、こここコナン君が死んじゃう!!



こんばんわ。 もう綺麗な目で服部やキッドを見れない遊星です。

今日の日記はですね、Numeri (管理人:patoさん 広島からわざわざやってきた) の9月6日の更新を

補完する形で書いてますので、先にNumeriの9月6日更新分を読んでください。



・・・・・。



・・・読みましたか? いきますよ?









スーパードルフィーの世界 LOGIC&MATRIX Side

新宿アルタ8F 『天使のすみか』に
野郎2人で行ってみよう!!


〜Paradise Lost〜  (←副題)





イエイエー わおわおー。 (棒読み)

というわけでね、むさい男2人であのスーパードルフィーの聖域に行ってきたわけですよ。

前回は私、会社の女の子と2人であの店を見てきたわけですが

やっぱあの時は女の子がメイン。 私は 「なんだオイ、買い物だったら早くしろよ」 と

彼氏ポジションでいられたわけです。 他人から見てもあー彼女に連れて来られたんだな、と。

ドルフィー? いや俺は興味ないよと。 俺関係ないよ、と。

でも今回は野郎2人。 外から見れば2人とも興味ありあり。

そして知り合いに見つかりでもしたらホモ&人形好きという変態2冠王を獲得、

そのまま刑務所に向かってズーム・イン!となりましょう。

ちくしょうあの広島県民め! ヤツが誘いのメールさえ送ってこなかったら!!

行く事になった経緯はNumeriを参照してもらうとして、

( ちなみにpatoさんの文章における私の行動はいくつか誤解があるのだが、

  経過はともかく結果が間違っていないので否定のしようがない。 クソッ )

新宿アルタ8F、天使のすみか到着。

また・・・来てしまった・・・。

前回の訪問から僅か2ヶ月後。 私は再びこの白き門の前に立っていた。

所詮血塗られた道だとクシャナ殿下の如くふっきれて進む。 遅いぞpato!

「意外と狭いんですね」 「いやー中は綺麗ですねー」などと

新婚夫婦が物件見に来たみたいな会話が続き、

途中patoさんを退屈させてはならんと会社の女の子に教わった

ドルフィー豆知識を披露してたらNumriであんな事書かれてたわけですが、

そんなこんなで店内を歩いてると人形の下着売り場に到着。


pato 「一枚700円ですかー。 やっぱ小物も高いっすねー」

遊星 「こだわる人は下着もこだわるらしいからね」

pato 「あーこんなのSickさんへのお土産にしたらいいっすねー」

遊星 「うん、買ったらいーんじゃねーのアハハ(笑)」



チン 735円になりまーす



買ってるよ!! (゚□゚ )

びっくり! なんて軽快なフットワーク!


そこはガラス色の目をした住人達が生活する静かで、清楚で、そして不思議な世界。

店内にいるのは彼女達の世話役・ドルフィーアドバイザーと、明日を夢見る可憐な少女達。


そしてピンクのパンティをレジに置く一人の男。







pato 「えーとこれ、プレゼント用のラッピングでお願いします


ラ、ララララッピング! パンティ一枚だけなのにラッピング!?

僕もpatoさんをスマキでラッピングして川に流そうと思いました。

と、とと止めて! 誰かあの子の暴走を止めてー!!

店員、超不審気。 そりゃ大の男がパンティ一枚持ってレジに来たらそうなります。

レジで清算途中、patoさんがこちらをチラチラ見るたびに

私、周囲に窓がないか探しました。 飛び降りるために。

まったくね、毒を食らわば皿までというか皿から食ってどうするという気分ですが、

今まさにテーブルごと食おうとしてる彼を見ると頬をなにか熱いものが伝ってきて

私は彼を止める事ができず、ただ壁際から覗く事しかできませんでした。 飛雄馬! |∀゚) コソーリ


止まらない 止められない


もう、どうにも止まらない・・・





どうにも止まらない
唄 : 山本リンダ

うわさを信じちゃ いけないよ

私の心は うぶなのさ

いつでも楽しい 夢を見て

生きているのが 好きなのさ




ああ蝶になる ああ花になる

恋した夜は あなたしだいなの

ああ今夜だけ ああ今夜だけ

もうどうにもとまらない






まぁね、どうにも止まらないというか

最終的にはpatoさんの息の根を止めようと思ってたんですが、

彼は一体どこまでスーパードルフィーを汚せば気が済むのでしょうか。

男2人で天使のすみかだけでも愛好家達にケンカ売ってるようなものなのに、

店内を肩を寄り添いながら徘徊、パンティ一枚のみを購入、あげく「ラッピングして」。

イスラム教徒の前でブタを食うよりタチが悪い。 侮辱罪もいいところだ。

patoさんは自身の日記の中で


>遊星さんがこのスーパドルフィーを徹底的に日記で叩きまくり
>ディープなスーパードルフィーファンに後ろから刺されかけたのは有名な話


とか書いてましたが、今日でターゲットが変更しそうです。

そのpatoさん (ヨゴレ勇者) が会計を終え僕の元へ帰還。

「隊長! ミッション終了しました」 「うむ、死ね!

聞けばラッピングなんて頼んだせいで少々時間がかかるとの事。 もう広島に帰ってくれよ。

あーもう店出たい! 一刻も早くこのプレッシャーから解放されたい!!

もうね、汗ダクダク。 少しでも他の客から隠れようと隅っこから動けない僕ら。

も、もうひとしきり見たから用は無いよ! 早くパンティー受け取って帰りましょ!

で、店員を見ると店員はレジを離れ他の客に人形のアドバイスしてました。

え、じゃあpatoさんのアレはどうしたの?って思ったら


パンティー、レジにそのまま放置。





ダーリンニュースだっちゃ! (CMのラムちゃんの声で)


おおおい店員! 置くな! そのままにしておくな!!

白いカウンターの上にピンクのパンティーがぽつんと放置。

会計終わってから10分経過、エレベーターからガヤガヤ増え始める女性客。

僕らはまだまだ帰れません。

うきゃーもう限界!! 店員! いや、店員様ー!!

頼む! 頭も下げよう! お金もあげよう! 必要とあらばクツも舐めよう・・・

だから頼む! ぱ、パパパンティー包んでー!!

pato 「あ、浴衣を着た人形もありますねお前のせいだバカチン。

なにを落ち着いてドルフィー見てるんでしょうかこの男は。 勇者の心中は僕には分からない。

私も以前サスケAVを借りたあと返却する時にビデオ間違いが発生、

カウンターにサスケAV置かれたまま放置された思い出がありますが、

今回は店内が店内なため逃げ場なし。 ただひたすら時間が経つのを祈る、祈る、祈る・・・



結局15分後、店員が思い出したかのようにラッピングをやり買い物は終了、

僕らは逃げるように新宿アルタを後にしました。

もうね、キツい。 待ってる間、他の客に怪しまれないよう2人で人形見ながら

 「お、これはなかなかいい髪ツヤですな」

 「きっとアレですよ、フランスからいいのを取り寄せてるんでしょう」

などとドルフィーウソ談義をかましてた時は本当にキツかった。

ホモのハッテン場にうっかり迷い込んで、ホモに誘われないよう

仕方なく2人で抱き合ってたみたいになってましたもん。

ともかく終わった。 僕らは晴れて自由の身になった。

そして口では上手く説明できないけど、なにか大きなものを手に入れた気がした。

気がつくと歌舞伎町の黒人のキャッチも鼻であしらえるようになっていた。

ほら、見てくださいpatoさんのあの自信に満ちた顔を。

一つの勝利が蚊トンボを獅子に変えたようです。

そう考えると今日のあの辛い出来事は、天使のすみかが日頃うだつの上がらない僕らに課した

一種の試練のようなものだったのではないか・・・。

ありがとう、天使のすみか。 そしてさよなら、天使のすみか、

もう会うことはないだろう・・・。



まぁとりあえず私が言いたいことは、

うちら2人がピンクのパンティー片手にあーだこーだ言い合ってたとこが

監視カメラにバッチリ映ってたってことです。



キャッツ・アイ! 出動よ!! (目標・天使のすみか)





■太陽にほえろみたいなニックネームしやがって Update:2003/10/18(Sat) 02:30


バッター打った! あぁっとショートゴロ!

さぁショートが取ってセカンド送球セカンドホースアウト、

セカンドはそのまま一塁のファーストガンダムに送球ガンダム取って一塁もアウト!

6−4−RX−78のダブルプレー!!



遊星です。

さてさて、こないだの祝日は会社の女の子の家にお呼ばれしちゃいました!!

女の子の部屋、それは世の男性にとって魅惑のベストプレイス。

彼女という字は 「彼岸の女性」 と書く。

つまり我々男性にとって女性というのは向こう岸のそんざまぁいいや。

とにかく部屋ですよ! 女の子の部屋ですよ!

普段部屋とか言われても高砂部屋しか思いつかないボクですが、

もうドキドキですよ。 男と女のラブゲームですよ。

たぶん部屋に入ったら不自然に深呼吸しますよ。 ベッドの下とか確認しますよ。

髪の毛とか落ちてたらピンセットで採取しますよ。

それにしても急に女の子の部屋にお呼ばれだなんて、いや〜僕ってツイてるなぁ。

きっと先週から始めたMCハマー開運法が効いたんですよ。



 「なにしてんの? ここがうちのアパートよ」



はっ! お待たせして申し訳ありませぬ!!

女の子について廊下を歩く私。 そうか、ここが彼女のアパートかぁ・・・。


ここが2人の新居かぁ・・・・。


子供は3人がいいよねとか思いつつ玄関を通り過ぎる僕。

左には下駄箱とけろっぴのお人形。 右には出勤前に見るであろう鏡。

そして真正面に目を向ける。 そこで目に入ったものは・・・


そこで目に入ったものは・・・・


















スーパードルフィー。






(゚Д゚ ) ・・・・・。



まぁね、なんでお呼ばれされたかっていうと以前いっしょにスーパードルフィー見に行った女の子が

うちにドルフィー見にこない?」 と言ったから見に来たわけで。

しかも5人で来たわけで。 子供は3人がいいよねとか妄想なわけで。

そうだよ、ウソっぱちだよ! MCハマー開運法以外ウソっぱちだよ!!

と、いうわけで5人でゾロゾロと亜希子の家でスーパードルフィーを見ることに。

以前から亜希子さんはスーパードル・・・おぉっと愛娘の写真を持ち歩いており、

今回のこのドルフィーを見る集いもその写真をみんなが見たのが始まり。

みんなも興味を持ち始めたのか、「天使のすみかってどんなとこ?」とか亜希子に聞いてます。

パンツが800円で売ってるとことか口が裂けても言えません。

ちなみに私はサイトやってることはもう秘密も秘密のシークレッツであり

みんなの前でもドルフィー? ううん、知らないよ?( ゚ 3゚) 〜♪ と涼しい顔。

亜希子と見に行った時の事も 「あぁ、そんな事もあったね」 と過去の事にしている状態です。

まさか男2人でパンツ買いました(゚∀゚)/とか言えるはずがありません。

まぁ買ったのはpatoさんであってね、俺はそんなヨゴレじゃないんですが、

しばし亜希子のドルフィーを見ながらまったりする一同。

ドルフィーは男1体に女2体。 すでに奇妙なポージングで箱に納まってました。





 ※写真はイメージです。




本日見に来た女性陣はこれ見て 「キレイーッ!」 だのなんだのと大絶賛。

一気に女性陣のハートを掴んだドルフィー達。 なんだか居ずらい男性陣。

ここでね、私が2体のドルフィーをひょいと組み合わせて

キン肉ドライバー!とかやったら男性陣から拍手喝采、女性陣発狂、

私の身体はミートくんのごとくバラバラにされると思いますが、

ちくしょうと。 最初のテンションはどこいったんだと。

ちなみにこの男性ドルフィーにもちゃんと名前があるようで。

私の中ではもうオノデン坊やで名前が決まりかけてたんですが、

彼の名前は・・・ 忘れた。 だからオノデンでいいや。

で、相変わらず女性陣にちやほやされるオノデン。 ちくしょう、オノデンめ!

太陽にほえろみたいなニックネームしやがって! (お前が付けたんや)

おい女性陣! かわいいのか! 人形がそんなに可愛いのか!!

亜希子! 人形はお前を抱きしめてやれないぞ! 祐美(仮名)! 人形には温もりがないぞ!

こっちを見てくれよ! 俺たちの方を見てくれよ!

俺だってパンツ脱いだらかわいいんだよ!!

だから俺たちを見てくれよ! そんな人形の顔なんかいじってないで




カパッ

亜希子 「ほら、顔の部分が外れて目を入れ替えることでアイカラーを変えることができるのよ」





へぇーコンタクトじゃないんだぁ。


いやボクねぇ、あの目の色は人形用コンタクトやシールとかで変えてると思ったんだけどねぇ、

まさか眼球ごと変えてるなんてねぇ・・へぇーそこでベンジンを使ってツヤを・・・



それから2時間くらい亜希子講師によるドルフィーの愛で方講座が開講された。

冬のボーナスが待ち遠しい。






今日のネタはまぁ要するに例によってアレですので、
こちらのスーパードルフィーの世界をまず見て前知識を蓄えておいてください。



■ジョジョの奇妙なSD Update:2003/10/18(Sat) 02:30



ば、バカなッ! ドルフィーは1人1体のはずだッ!!





「愛娘の世話をする」・・・

「お茶会に出席する」・・・

両方やらなきゃあならないのがドルフィーマスターのつらいところだな。







◆L&M超突発的企画◆

ジョジョの奇妙なスーパードルフィー


〜5人に1人が わかればいいのだ〜 (←副題)








仗助 「ダメだッ! ヤツに「8階」のボタンを押させるなッ!!」

吉良 「いいや限界だッ! 押すねッ!」








スーパードルフィーか・・・ なかなかのパワーとスピードだ。

このDIOが生まれた時代にはリカちゃん人形しかなかった・・・。








「 同じタイプ・・・

  同じタイプのドルフィー・・・ッ!! 」


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・・・








「おい・・・その写真を貸せ・・・。 ひょっとしたらDIOがどこにいるか・・・

 わかるかもしれねえ!!」 (スタープラチナ!!)


ギャン!! カシャッ! カシャッ!


「DIOの背後になにか見つけたな・・・スケッチさせてみよう・・・」


サラサラ


「これは・・ハエだ! 待てよこのハエは・・・知っているぞ!!

 このハエはアルタ8Fにしか生息しない特殊なハエ!!

 DIOはアルタ8Fにいるッ!!












実にッ! スガスガしい気分だッ!

 歌でもひとつ歌いたいようなイイ気分だ〜 フフフハハハッ!

 100年前に不老不死を手に入れたが、これほどまでにっ!

 絶好調のハレバレした気分はなかったなぁ・・・

 最高に「ハイ!」ってやつだアアアアハハハハハーーーッ!! 」







形兆 :
 「お前は一体のドルフィーで遊び終わったら

  キチッとケースにしまってから次のドルフィーで遊ぶだろう?

  誰だってそーする 俺だってそーする」








ディオ :
 「ジョジョ、少しの間このドルフィー貸してくれるよな。

  俺は持ってないんでね・・・」


ジョジョ :
 (ショ・・ショックだッ! ディ・・ディオは僕の机の引き出しを勝手に開けて見ているッ

  それにもう2度とあのドルフィーは戻らないような気がする。 壊れるまでッ!)


ディオ :
 「おっと、お茶会の時間に遅れる・・・」







アバッキオ :
 「ジョルノ君だっけ? ・・・お茶会・・・初めてだよね・・・?

  お茶でも飲んで・・・話でもしようや・・・・・」


 ジョボジョボジョボジョボ・・・・








ディオ
 「やぁ、きみ・・・エリナって名なのかい? ジョジョと天使のすみかに行ったろう!

  あいつ最近うかれてると思ったらこういうわけだったのか」


  バッ! (エリナの手からドルフィーを奪う)



 ズキュウウゥン!!



 「や、やった! 人形にキスするとはさすがディオ!

  そこにシビれる! あこがれるゥ!」


 バチャッ!


 「キミの愛娘・・・ 初めての相手はジョジョではない! このディオだッ――!


 バアアアア―――ン!


 (これでいい・・・ ジョジョの心に砂漠を作ってやるため決して友人や恋人を与えん!)


 「あぁっ! こいつ見ろ!」


 「む!?」


 「 ドロ水で人形の口を洗っているぞッ!!」


 「こ、この女ッ!!」








「アヴドゥル・・・いよいよ天使のすみかに入るわけじゃが・・・

 その・・・ちょいと心配なんじゃ・・・。 わし実は天使のすみかという店は初めてでのう・・・

 天使のすみかは人形がたくさんあって客も婦女子とかゴスロリ少女ばかりで

 なんか自分がものすごくいたたまれない気持ちになりそうなイメージがある」


「おれカルチャーギャップで体調くずさねェか心配だな」


「フフフ・・・それは歪んだ情報です。

 心配ないですみんな・・・ 素朴なお客のいいお店です。 私が保証しますよ。

 さぁ・・・アルタ8Fに着きましたよ!」



バアアアァァァーーーン!!



「・・・・・・。」

「・・・・・・。」

「・・・・・・。」



「うぅぅ・・・! 今までかいた事のない汗をかいたぜ・・・!」


「僕はフルチョイスで一式買ってしまいました」


「ね、いいお店でしょう。 これだからいいんですよ、これが!

 要は慣れですよ。 慣れればこのお店のふところの深さがわかります」


「なかなかいい所だぜ、気に入った 」


「マジか承太郎! お前マジで言ってんの?」








手足のパーツが逆だぜ、リサリサ先生。








花京院 :
 「スーパードルフィーはご多聞に漏れず僕も詳しいですからね・・・。

  それにここにあるドルフィーは日本の女の子なら 『もう飽きたよ』というようなものばかりですよ」






ダービー弟
 「ヤツのあの親指をグルグル回す筆さばきッ!

  ドルフィーの表情をより豊かにするためのコスメのテクニックだッ!!

  さらにブローチを効果的に使うことで胸元のオシャレを自然に演出しているッ!

  花京院! 貴様このドルフィーやりこんでいるな!」


花京院 「答える必要はない」








カチャ・・・ ゴソゴソ・・・


!!

お・・・おい承太郎!?
今いったい何をしたんじゃッ?
ドルフィーのメイクにクレヨンを使いおって!?
ドルフィーの顔を青いクレヨンで塗りおったぞ!


チョキチョキ・・・ チョキ・・・ 

( ドルフィーの髪型をモヒカンにしてみる承太郎 )


お・・・おい承太郎・・・ なにをしているんだ?
・・・・・・・・
おまえ・・・ まさか・・・ その・・・
ひょっとして・・・
メイクの仕方を・・・ いや・・・ ドルフィー自体遊んだことがあるのか?

答えろッ 承太郎ーーッ!


承太郎 :
 「 なあーに リカちゃん人形なら知っている・・・
   絵筆の使い方はメイクアップしながら覚えるぜ! 」


な・・・なんだと? ・・・おい・・・
今・・・ おまえなんと言った!?

こ・・・こんどは
ドルフィーの下半身をガンタンクと交換しおったッ!
ど素人だッ!
承太郎 きさまーッ!
スーパードルフィーで遊んだことがないなッ!


 「 やれやれ こういう時はハゲますもんだぜ・・・
  『まだ始まったばかりだ 頑張れ承太郎』 ってな 」







花京院典明は思った・・・

「このぼくが恐怖を乗り越えているだって・・・?

 フフフ・・・ありがとうよ 鍛えられたからな。

 2ケ月ほど前このお店に入って脳ミソに「トラウマ」を植えつけられた時に

 恐怖に対して鍛えられたからな・・・。

 あの時・・・冗談半分でパンツを買った時

 正直言って 放置プレイという店員の行動にぼくはビビった・・・

 足がすくんで 体中の毛が逆立ち全身が凍りついた・・・

 周囲を一般の女性客に囲まれ動けない自分に気付き

 「逃げられないんだな」と思うとますます毛が逆立つのがわかった・・・

 身体中から汗が流れ 息が荒くなった

 ゲロを吐く一歩手前さ!」






店員 :

 「あなた・・ 覚悟して来てる人ですよね・・

  この店でパンツだけ買おうって事は逆に放置されるかもしれない危険を

  常に覚悟して買い物してるわけですよね・・・」


 (この店員・・オレを放置して他の客の相手をする気だ・・マジだ・・・

   パンツをカウンターに乗せたまま他の客の接客をしようとしている・・・

   ウソは言ってない皮膚と汗だ・・・ スゴ味があるッ!!)







店員A 「あのパンツを買った客はどうします?

     レジにパンツ置きっぱなしにしたんでものすごい汗かいてますよ?」


店員B 「知らんぷりしてりゃあいいんだよ・・・ ほっときな」







普通ならそのパンツを置いて逃げるだろう・・・

青年も結構いい歳だし監視カメラだってバッチリその姿を映している・・・

ネタだとしてももはやその場にいていい状況ではない・・・

しかしその青年はッ!

なんとパンツを持ってまっすぐレジへ向かっていった!!


リサリサ 「それでいいっ! それがBEST!!」








「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム・・・

 お前はエスカレーターで8階に到達することはできない・・・」








ぼくの住む町・・・ 『杜王町』はとても深く傷ついた・・・

早人くんのママはご主人の帰りをずっと待つのだろう・・・

重ちーの家族は息子の帰りをずっと待つのだろう・・・

いったいこの痛みはどうやって癒せばいいのか。 僕にはわからない――


『猫草』は・・・ 億泰くんのお父さんをとても気に入り問題なく暮らしている。

『透明の赤ちゃん』は・・・ 母親が以前行方不明のままで結局ジョセフさんの養子となった。

空条承太郎さんは・・・

アルタ8Fで見かけたドルフィーに関する論文で 『博士号』 をとった・・・。








「ここから先・・・アルタのエレベーターに乗ってから天使のすみかまでは

 このトンネルを突き進まなくてはならない・・・。

 しかも八ヶ所のカーブと地雷原が一ヶ所、キャノン砲が一ヶ所あり

 トンネルを抜けるとすぐ出口を飛び出る!」


「なにィ――ッ!?

 暗闇なのにどうやって425qのスピードで突き進むんだァーッ!?」


「ミスると壁に激突する!

 しかし体でコーナーを曲がるタイミングを覚えているッ!」








ある日一艘のクルーザーが波間にただよっているのが発見された。

無人だった。

争ったあともなく船のどこにも故障もなく正常だった。

飲みかけの3人分のコーヒーカップすらあった。

なぜいなくなったのか誰にもわかる者はいなかった。


ただひとつ変わっていたのはアセチレンバーナーで焼き開けられた

ヴァイオリンケースがドンと甲板にあったことだ。

中はからっぽだったがみんなシェルターのような2重底の構造になっているのを不思議がり

宝の発見を想像したが・・・・数ヶ月もするとやがて忘れられた。







ジョセフ :
 「このくそったれDIOの首から下はわしの祖父、

  ジョナサン・ジョースターのドルフィーのボディを乗っ取ったものなのじゃああー!!」







『娘』 『愛する』 と書いて 『愛娘』!!

ンッン〜 名言だなこれは。







「ポルポの仕事の権利を受け継いだ君にさっそくじゃが・・・

 ブチャラティ・・・ キミに受け継いでもらいたい・・・ ポルポのやりのこした仕事・・・」


「ポルポのやり残した仕事・・・?」


「ボス直々の命令なんじゃよ・・・ そう、ボスからの命令じゃ。

 ここで伝えるぞブチャラティ・・・

 『ボスの愛娘を護衛すること』・・・ 『命を賭けて』・・・」


『愛娘』!? ボスに愛娘がいるんですか!?」


「護衛は今から始まる・・・ 確かに渡したぞ! ブチャラティ・・・」


「ブチャラティ・・・! これは・・・このヴァイオリンケースはまさか・・・!!








―管理人から―

天使のすみかでは日本や西洋などの常識はまったく通用しない。

・・・というのは値段が凄くいいかげんなのだ。

日常の値打ちを知らない初めての一般人は

いったいいくらなのか見当もつかず凄くカモられてしまう。

しかしここの世界ではカモることは悪い事ではない。

騙されて買ってしまったヤツがマヌケなのである!

ここで買い物の仕方を解説しよう

たとえば――

この場合わしはお見通しだよん!・・・と言う態度をとり

「 一式8万円? カッカッカッカ。 バカにしちゃいかんよ君ィー高い高いィ――っ 」

・・と大声で笑おう。

すると 「いくらなら買うね?」

・・・と客に決めさせようと探ってくる。

「 メイクアップセットも付けて1万円にしろ! 」

自分でもこんなに安く言っちゃって悪いなあ〜というくらいの値をいう

―すると店員は 「 オッほっほっほっほっほ〜っ 」

本気〜〜? 常識あんの〜〜と人を小バカにした態度で・・・

「 そんな値で売ってたらわたしの家族全員飢え死にだもんねーっ ギィーッ 」

・・・と首をカッ切るマネをしてくる。

しかしここで気負けしてはしてはいけない。

「 じゃあ秋葉原の店で買おうかな 」

と帰るマネをしてみよう。

「 OK! あなたともだち、わたしともだちに親切ね、5万円にするよ 」

・・・といってひき止めてくる

「2万円にしろよ」 値段交渉開始ーッ

「45000」

「23000」

「40000」

「28000」

「37000」

「30000」

「35000」

「32000」

「「33500!!」」


「 33500! 買ったッ! 」

やったーっ半額以下までまけてやったぞ ざまーみろモーケタモーケタ!

・・・と思っていると



 (それバービー人形セットだもんねー!)








”新宿アルタ前バス停からフランス行きバスが出ます。

 パリ行きのお客様は18番乗り場へお急ぎください・・・・”


ジョセフ:
 「どうしてもフランスへ帰るのか? ポルナレフ。

  もう身内はいないんじゃろう? よかったら本店のある秋葉原へ行かないか?」


ポル:
 「ジョースターさん・・・ 身内はいなくてもフランスは俺の故郷なんです・・・

  故郷には思い出がある。 どこへ行っても必ず帰ってしまうところなんです。

  新しいドルフィーが入荷したら呼んでください・・・

  世界中どこでもすっとんでかけつけますよ」


ジョセフ:
 「さびしくなるな・・・」


承太郎:
 「・・・・・・・。」



ガシィッ!!



ポル:
 「それじゃあな! しみったれたじいさん! 長生きしろよ!!

  そしてそのケチな孫よ! 俺のこと忘れるなよ!」


ジョセフ:
 「また会おうッ! わしの事が嫌いじゃあなけりゃあな! ・・・マヌケ面ァ!」


承太郎:
 「忘れたくてもそんなキャラクターしてねぇぜ・・・てめーはよ」


ポル:
 「あばよ・・・・」



ドザァッ! (ヴァイオリンケース)


ガチャリ (ヴァイオリンケース)


グイッ! (ヴァイオリンケース)




バァーーン! (第三部 完)






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