■マスク越しに表情を出せ! |
Update:2002/02/27(Wed) 02:00 |
2月某日、
近所にレンタルビデオ屋ができたということでバイクを飛ばして行ってみることに。
普通入り口入ってすぐのところは新作ビデオと相場が決まっているはずですが、
なぜかその店は歴代ガンダムビデオシリーズが陳列。
その時点で客に入店させるかどうかを選ばせる営業姿勢は賞賛に値するのですが、
えぇと、やる気ある?
とにかくその店がカードを作るに値する品揃えかどうか、
店内を物色しているとふとプロレスコーナーに足が止まる。
そこには猪木・馬場を筆頭とする歴代トップスターのビデオが並び
中には偶然東京で興行をやっていたときに私も見に行ったみちのくプロレスのビデオも。
こうしてビデオを手にとってみると当時、
『地域密着型のプロレス団体を目指します!』と宣言していた
ザ・グレートサスケの熱い野望と鮮やかな空中殺法が脳裏に浮かぶ。
あぁ、サスケもメジャーになったなぁ、
もういい歳なんだろうけど、サスケのルチャ・リブレは健在なのかなぁ、
そんなことを考えながらAVコーナーへ行ってみたら
みちのくプロレス社長兼エース、ザ・グレートサスケとご対面。
サスケのジュニアはヘビー級チャンピオン!?
大学時代に見にいった後楽園ホールから数えて足掛け5年、
考えうる中で一番最悪なご対面となったこの状況に
ボクの心を裏切ったんだとシンジくんの如く発狂寸前。
まったく、サスケはAVに出たいのかおねーちゃんを触りたいだけなのか、
はたまたそのマスクの下は村西とおるなのかと疑いたくもなりますが、
こんなAV誰も借りねーよと思いつつパッケージの裏を見ると、
ザ・グレートサスケ、東北のリングを降り、ベッドに勃つ!!
おねーちゃんのあそこにラ・ケブラーダが炸裂!!
借ります。
帰りはずっと安全運転でした。 (こんなの持ったまま死ねないので)
L&M:バカAVレビュー企画
『サスケのジュニアはヘビー級チャンピオン!!』
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なんと!みちのくのあの男がAVデビュー!?『ザ・グレート・サスケ』が、みちのく最強のヘビーなジュニアをひっさげAV界になぐり込みだ!あの華麗な空中殺法は、はちゃめちゃボヨヨン美女軍団に通用するのか!?ATRAS21が送る業界初現役レスラー出演AV!!ところで、サスケは本物なのか?
(以上、どこかのサイトから文章抜粋) |
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(おまえは復帰1発目からなに書いてんだよという言葉が皆さんから聞こえてきそうですが、
L&Mは昔からこんなことばっかやってたので気にしないことにします)
と、いうわけで家に帰って早速準備。
バカAVレビューのメモ用にノートとペンを近くに置き、
ネピアのティッシュを足で追いやり(必要ないから)
「今夜は楽しませてもらうよ・・・」と一人呟きビデオをデッキにガチャリコ挿入。
果たしてパッケージのサスケは本物なのか、なぜこの仕事を引き受けたのか、
おねーちゃんのあそこにラ・ケブラーダは炸裂するのか
期待を胸にタイトル画面へ早送り。
さて、場面はスタジオ内に急遽作られた特設リング。
深作欣二の映画だったら2秒で殺されそうな悪者顔のレフリーがコールすると、
お姉ちゃん2名にAV男優1名、
そしてザ・グレートサスケと同じマスクとコスチュームをしたマスクマンが登場。
ゴングと同時に男性陣VS女性陣という形で2対2のレスリングがスタートし
謎のマスクマンは華麗な動きで女性陣を翻弄しているわけなんですが、
まずはこのサスケ(マスクマン)が本物かどうかを見極めねばなりますまい。
(2分経過)
えーっと・・・
マスクの下から見え隠れする鋭い眼光やそのぶ厚く筋肉質な風体、
人間一人を軽く持ち上げるパワー、華麗な空中殺法を繰り出す敏捷性を考慮に入れるに
まず間違いなくこのマスクマン、つまり
画面内でおねーちゃんの股ぐらに顔をうずめて喜んでいるこのおっさんは
サスケ本人だと断定されました。
ば、ばっきゃろう!! (イソップを殴ったときの山下真司のような顔で)
AV!!サスケがAV出て喜んでるよ!
おねーちゃんにコブラツイストかけて胸もんでるよギコハハハ!(錯乱)
『地域密着型のプロレス団体を目指します!』と宣言したザ・グレートサスケ。
自分から距離を離そうとしてるのは気のせいですかね!?
おいおいみちのく的にはOKなのかと思ってレンタル袋をボコッと蹴ったら
出てきたパッケージには『みちのくプロレス公認』の文字がヤッホー!
こんなの公認してる場合じゃないだろみちのく!!
この時点でAVだったら落第点、コントだったら及第点な内容なんですが、
更に笑わせてくれるのが副音声として聞こえるAV界初(?)の実況中継。
実況:山本竜二 (AV男優) 、解説:ミスターK(サスケの友人らしい)による実況、
もといサスケファンには脱糞モノの業界裏話が連発でして、
サスケ選手は試合は後楽園なのになぜか宿は六本木の近くにとったりだとか
深夜0時以降は絶対に連絡とれなかったりといった
なかなかウィットにとんだご発言。
「このままサスケ選手をAV界に引きこみたいですね」という
事実上のドラフト1位指名には私もアゴが外れかけましたが、
ともかくこの副音声を聞いてるとこの画面でケツ丸だしのまま女優の胸を吸ってるおっさん・・・・
おおっと、Jr.ヘビー級七冠達成王者のプライベートが垣間見えて
ファンにはたまらないデキとなっております。
やがて画面上ではサスケと相方の男優がおねーちゃんにフォールされて終了。
この時点でみちのくファンは病院の待合室のごとくうなだれているのでしょうが、
続いてもみちのくファンの首から上がスポンと飛び出すこのコーナー
『サスケ、AV監督に挑戦!』
ザ・グレートサスケがアダルトビデオの監督となり
男優・女優の絡みのシーンを撮影するというこの企画。
サスケは監督に成りきるため普段の黒タイツ&マスク(つまり試合用コスチューム)、
更にマスクの上にハンチング帽をかぶるという
ウンナンのコント以外ではなかなか見られない格好で登場するわけなんですが、
もうサスケ兄さん、ノリノリ。
メガホン片手に真剣な目をしたかと思えば
男優さんと女優さんに細かく演技指導したりカメラワークにダメ出ししたり、
わざわざ男優さんに自分と同じマスクをかぶらせて絡ませたりとサスケイズムがフル回転。
マスクマン2名+裸のおねーちゃん1名が画面いっぱいに動き回るという
ベルセルクでしか見たことないようなシチュエーション。
さきほど足で追いやったティッシュが更に遠く感じます。
また時間がたつにつれサスケ兄さんの電波発言にもさらに拍車がかかり、
男優に対して真面目な顔つきで
「いいか。マスク越しに表情を出せ」
と妙にAV監督らしい事を言ったかと思えばその数十秒後、
「やっぱりそのマスク付けてると自分を見ているようでなんかイヤだ」
そしてマスクを取らされるAV男優。
お前がかぶせたんちゃうんかい
サスケは鉄柱に頭ぶつけすぎてパンチドランカーになってんじゃないのかと心配したくなるこの行動。
マスクの下はベアークローの跡があるに違いない。 (モンゴルマーン!)
ある意味雪印の社長と肩を並べたと言えるこのみちのくプロレス社長様ではありますが、
個人的に『マスク越しに表情を出せ』はAV界屈指の名文句だと思います。
で、目の前に女の裸を見せられついにガマンできなくなったのか、
メガホンを捨ててサスケ兄さんベッドに乱入。
サスケ :
「えぇい、俺自ら演技指導してくれる!!」
リングコスチュームを上から下まで一気に脱ぎ去ったかと思うと
ボロン
デカッ!! Σ(゜Д゜)
足がッ!! 真ん中にも足がッ!!
マスク越しどころかモザイク越しでも表情が出ているそのイチモツ、御立派です。
だって女優も男優もビックリしてたんだって!
明らかに画面に対するモザイクの割合が増えてるんだって!
もぐら叩きでこれが出てきたらハンマーの方が壊れるんじゃないかと
ゲーセンの店長も柱の影でワニワニパニック状態ですが、
副音声の実況は実況で
『サスケ選手、リングじゃJr.ヘビー級だがアソコはスーパーヘビー級!』
『試合での空中殺法はこのデカチンでバランスをとっているんですね』
と子供の夢をブチ壊す発言の連発。
↑チンコでバランスをとるサスケ選手(写真中央)
そして男優を押しのけ、いよいよサスケ兄さん合体!!
ズンッ!!
フンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフン!!!
サスケ兄さん、マスク越しに表情出てます。
試合時間、3分経過――
試合時間、5分経過――
・・・・ビデオのリモコン持ったまま来年のマルチネスの契約はどうなるんだろうなぁとか
考えていたら、どうやらサスケ兄さんそろそろ我慢の限界!
何度か身体を入れ換えたあと、いよいよフィニッシュ!!
実況・解説の2人にもチカラが入る!!
実況 「さぁそろそろフィニッシュですが・・・最後はキレイに締めてもらいたいですね」
解説 「そうですね、中は妊娠させてしまう危険性があるのでやめた方が・・・」
うっ!!
実況 「あぁっと中ですか?中に出してしまいましたか・・・?」
解説 「これは・・・やばいですよサスケ選手・・・」
(ニンマリしながらゴムを取り出す)
実況 「おぉっと大丈夫です!サスケ選手、ゴムをしておりましたぁっ!!」
解説 「いやいや、なんと下半身にもマスクをしていたとはねぇ」
(ニンマリ)
なんだこのビデオ。
その後、おねーちゃんとの野球拳をわざわざ”マスク刈りデスマッチ”と称したり
(ネプチューンマン連れて来い)
女優とキスができないからって自分からマスク半分脱いで顔にモザイクかけられたりと
みちのくプロレスにとってなにひとつプラスになるようなシーンがないまま撮影終了。
(撮影後のインタビュー)
: 「いやーまたやりたいっすねー」
・・・私的には非常にタチの悪いファン感謝デーだったのですが、
これを見たみちのくファンは一体何を思うのでしょうか。
普段なかなか見れないサスケのコスチューム下の肉体やデカチンがお目見えできたのは
ファンとしてはうれしい事なのかもしれませんが、
社長がこんなことやってる時点でみちのく的には『?』な展開だし、
女優よりもサスケの方に目がいってしまう時点でAVとしても失格でしょうし。
最後に、副音声でいろいろと業界裏話を暴露してくれた実況・山本竜二氏が
ビデオ内で放った締めの言葉で本レビューを終了したいと思います。
山本竜二 :
「いやぁ〜、サスケさんにはこれからもプロレス界とAV界の掛け橋として
頑張ってもらいたいですね〜」
新崎人生でも連れてくるつもりか。
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