週刊少年サンデー連載 (自称)本格剣道漫画
旋風の橘
−かぜのたちばな−

(作者:猪熊しのぶセンセイ)




おもしろい漫画を紹介しよう! Update:2002/05/13(Sun) 04:00

えー、今日は以前BBSにもチラっと書いた、とある漫画のお話を。


私が友人になんかおもしろい漫画ない?と何気なく聞いてみたところ、

友人からこの漫画がおもしろい!とえらく熱のこもった返事が返ってきました。

その漫画とは・・・



猪熊しのぶ先生渾身の新連載
新・熱血剣道ストーリー!!
旋風(かぜ)の橘

『SALAD DAYS』の猪熊先生が新境地に挑む!!
愛媛のみかん畑からスカウトされてきた少年・立花橘は
みかんで天下を目指す立花常世を父にもち、
父同様に天下を目指せとの思いを込められた名をもつ、
まさに生まれながらにして天下を宿命づけられた男!
技もルールも何も知らない剣道で無邪気に、そして豪快に天下を目指す
新・熱血剣道ストーリー、今ここに開始!


(↑紹介文コピペ)


ほほう、週刊少年サンデー連載の剣道漫画ですか。

私は昔剣道部に在籍していたため、ちょっと剣道漫画にはうるさいですぞ?

週刊少年サンデー自体はあまり見ないのですが、

剣道家のバイブル・『六三四の剣』を連載していたサンデーのこと、きっと楽しめるに違いない。


というわけで早速本屋で買ってきたコミックスを見てみることに。



えー、物語は剣道で天下をとる!と豪語する愛媛出身のおチビちゃん(主人公・剣道初心者)が、

すぐ次が試合だってのに試合場でミカン食ったり『たのしい剣道』なる本を見始めたり、

いざ試合になったら2mを超える垂直ジャンプで面食らわして相手を失神させたり

しかもそれでも実は足に鉄アレイをくくりつけてた事が判明したり

相手は相手で高速で竹刀を動かすという消える竹刀なる技を繰り出し

わー主人公ぴんちー
クソ漫画じゃねぇかよコレ!!



   (゚Д゚ )
ポカーン


ムッキー騙しやがったな! クソ漫画つかませやがって!

怒り狂って「ざけんなてめぇ金返せ」と友人に電話するものの、

電話口から
キミのお父上がいけないのだよと言わんばかりの態度で高笑いされました。 

なんと確信犯! つまんねーの承知で買わせやがったな!

ちくしょうコイツ、昔俺が「絶対これオススメ!お前これレンタルしなきゃアホだね!」と言って

女柔道家VSレイプ魔をレンタルさせた事をまだ根に持ってやがるんだ!

なんだよ! おもしろかったじゃんよあのAV!(女優の顔とか)



まあ漫画自体はもうすでに古本屋に売ってきたのでダメージはさほどないのですが、

ちなみにこの漫画、2ちゃんねるの『旋風の橘について語ろう』スレッドを見ても、


 作者は剣道をバカにしている


 ちゃんとルール覚えてから漫画描いてるのか?


 『サラダデイズ』時代に得たファンすらついていけません


 
作者は新婚で頭がバカになってるんだと思って大目に見てやろう


 来週から小学1年生か、コロコロコミックで連載再開すればいいんじゃないかと思います。


 とりあえず、
愛媛県民には同情する



と、なかなかアバンギャルドな発言が目白押し。

うわぁ苦情がすごいよ猪熊センセイ! 
特に愛媛県民に迷惑かけてるよ!

さすが、同誌に連載されている辛口漫画『勝手に改蔵』内で

サラダはキスだけやってりゃいいのよ呼ばわりされただけはあります。


(↑5月14日訂正:ごめんなさい。これサラダじゃなくて『なぎさMe公認』でした)


じゃあ猪熊先生ファンサイトでの橘の反応はどうなのよと検索して見てみたらビックリ!

どこもかしこもサラダの話題のみ! 橘はファンの間じゃタブー!

掲示板で橘の話題出した人が普通にスルーされてましたよアハハー!

なんとなく「覚せい剤」という単語に敏感な
マッキーファンを思い浮かべますが、

サラダとは違うファン層の獲得に失敗したことは自覚してますか猪熊センセイ?



ちなみに私のつっこんだ感想を述べさせて頂くと、

なんつーかこの漫画、
すげぇ不愉快。

マガジン連載の『ゴリ夫』や『キン肉マン2世』なんかは読んでても「あーつまんない」で終わるんですが、

この『旋風の橘』の場合、私がなまじ元剣道部なだけにトサカにくる部分が大いにアリ。

サンデーで連載読んだ人はわかると思うんですが、漫画として致命的につまらない以前に

真剣に剣道を学んでいる人をバカにするような描写が多すぎる。

まず主人公が体力バカの元気いっぱいショタ丸出しボーヤ+剣道ドシロウトで

ルールも礼儀も知らないくせに周囲が「それでも勝てばいーじゃん」と

認めてしまっている時点でもう最悪で、

以降発想が奇抜なだけで全く中身のない、実際マネしたらPTAから苦情がきそうな

見るもバカバカしい練習を繰り広げられ、

試合は試合で見た目が派手なだけで剣道のルール上絶対反則なキチガイ技の応酬。

そして技術ゼロの主人公が身体能力だけで10年間剣道を学んだ関東ベスト8を倒すという、

技術や努力が才能のみに凌駕されるという
スポーツ漫画として最悪の展開に。


礼節を重んじ心身を練磨する剣道というスポーツを題材としているのにも関わらず

それらの描写は一切なく、あるのはただ派手さを追求した剣道を侮辱する行動のみ。

キャプテン翼の失敗例と言えばおわかりいただけるだろうか?


まぁ私のつたない文章でウダウダ書いても仕方ないので実例を挙げますと、

とりあえず私が買った1巻の剣道冒涜シーンとしてまず挙げられるのがこちら。



泡勝負(バブル・デスマッチ)!!




えー、主人公達が通う高校は今年から女子高から共学になったため

男子剣道部用の設備や道場がありません。じゃあどうすんだと困惑する剣道部一同。

そこでロンゲ+グラサン+タバコという

GTOから引っ張ってきたかのようなヤンキー監督(こいつが一番剣道を冒涜している)が

部員に地図を一枚づつ渡します。


 「その地図でマークしたところがお前らの練習場だから、そこまで走れ。

 あ、ちなみに目的地はここから20km先にあるのと、ついでに防具も付けて走れよ


そして自分は車で一足お先に。 
このおバカ野郎!

部員は困惑顔ながらも仕方ないので防具+竹刀を担いで20kmロードワーク。

ちなみに主人公の橘少年は余裕の表情でクリア。遅れて関東ベスト8の柳田、その他の部員が続きます。

着いてみると
そこは銭湯。 (カポーン)



せ、銭湯で練習!? んなあほな!









やってるよ!! Σ(゜Д゜ )


なんで!? なぜに銭湯で部活!?
 つか営業は?

ここでこの漫画唯一の常識人・柳田少年が「こんなとこでやってられっか」と異を唱えるも、


監督 「まさかちゃんとした道場でなきゃ練習できません、なんて言わねぇよなぁ?」



あの、普通言います。

ヤンキー監督、シンナー吸いすぎて頭おかしくなったんでしょうか。

このあと部員一名が滑って床に後頭部を強打したのに「おいおい気をつけろよ」の一言で終了。

これは教育者としていいんでしょうか?

ちなみに上の画像はスリ足の練習+下半身の強化。 
えぇと、意味ないから。


で、練習も一段落してタイル床にブラシをかけろとの指示が。

あとは泡を流すだけとなり、あーやっと部活が終わると安堵する部員一同。

と、そこへヤンキー監督、



 「これより試合を始める!名づけて
泡勝負(バブル・デスマッチ)!!」



ば、
バブルデスマッチ!?

えーと、つまりそのー、この泡だらけで床がツルツルな中で試合を行うということですよね?

浴槽があるので移動個所が狭い上に蛇口などの突起物があるのはご存知ですよね?



死人が出るぞ。


それ以前にこんな泡だらけな試合場なんてありえないと思うのですが、

優勝者は団体戦で大将になれるということでみんなやる気を出しています。 アホですお前ら。


で、決勝は例によって柳田(関東ベスト8) VS (主人公・体力バカ)。

上半身を上手く使って試合を有利に進める柳田に対し、素人の橘は

滑る床に足をとられ相手に一本を許します。

どうにかして滑る床を克服したい橘、ふと、故郷のミカン畑で雨で滑ってたときを思い出します。


橘 「確かあの時は・・・こーやって足をパーにして・・・つかむ! 
そして飛ぶ!


びよんっ


バシッ  監督 「面あり一本!!」

橘、自慢のタコ足で一本奪取!!



・・・あの、なんつーか
土の地面とタイル床は根本的に違うと思うのですが、

漫画なのでそこは目をつむらなければいけないのでしょうか。

そして1−1となりイーブンとなった柳田、素人に一本取られたのが悔しかったのか

いよいよ本気を出します。 出した技が・・・・
マシンガン突き!!



・・・うわぁ、やっちまったよ猪熊センセイ・・・。

本格剣道漫画でこれやったらもうお終いというかなんというか、

もうお前剣道やったことねぇだろというのがバレバレ。 

だって疲れるだけで使えねえもんこの技。








↑多すぎます





しかし、我々はこの巨匠・猪熊しのぶ先生を甘くみていた。

猪熊先生は我々の想像を超えていた!!


柳田のマシンガン突きに翻弄される橘、 そのとった行動とは・・・!?


橘 「そっちがマシンガンならこっちは・・・







ライフルじゃあ〜〜〜〜!!




剣道漫画界初、竹刀を相手に投げる主人公!



俺もこの単行本を投げたくなりました。

バカだ!
 この漫画もバカなら主人公もバカだ!!

い、猪熊センセイ! 少々おイタがすぎますよ!!

それとも私がこうして騒ぐのは 「ネタニマジレス、カコワルイ(゚∀゚)」 とでも言うつもりでしょうか?

でも柳田がギリギリで避けたからいいものの、

竹刀を相手の顔に向かって投げといて「かぁ〜っ、惜しい!」とホザくのはナニ?

そして当然のごとく「そりゃ反則だ」と怒られるも、ここで更に橘が問題発言を!



橘  「えぇっ!? 竹刀って投げちゃいけなかったのか!?」






モチロンソウヨ。 (板尾の嫁)


ごめん、私耐えられそうにありません。


竹刀を投げてはいけないというルールすら知らなかった橘に、

危なく竹刀が顔面直撃しそうになった柳田も


 「もはやこいつの存在自体が剣道への冒涜。剣道界の未来のためにこいつを抹殺する!」


北斗の拳みたいなことを言い出します。

いや、頑張れ柳田! おまえは読者の味方だ!!

お前がサクッと勝って
この漫画打ち切っちまえ!!


しかしなにかを思いついた主人公・橘、 ここでいきなり自分から浴槽に
ドボン!



 ? ? ?



ブクブク・・・ 
とう! バシャッ











えぇ!?



橘 「思ったとおりじゃ! 高い位置なら泡がなくて踏ん張りがきくぞ!


監督 「なるほど、浴槽に入ったのは足についた泡を洗い流すため・・・考えたな



えぇ!?


考えたなってなに? 考えたなってなに?



橘 「竹刀を手から離さなきゃいいんじゃろ! 必殺!








橘ミサ〜イル!!



ドンッ


監督 「突きあり! 一本!!」


橘、勝利!!





・・・あの、えーと、猪熊先生・・・


荷物まとめて田舎に帰れ。




クソ漫画竜王戦出展作品(予定) Update:2002/05/15(Wed) 01:40


■私の個人的な漫画批評


少年マガジン連載 
『霊長類最強伝説 ゴリ夫』


  あーまたワンパターンだなー 別になくてもいいよ。



プレイボーイ連載 
『キン肉マン2世』


  あーまたワンパターンだなー 別になくてもいいよ。





少年サンデー連載 
『旋風<かぜ>の橘』



死ね! 
作者は竹刀鼻に突っ込んで死ね!!



えー、この風呂場で剣道やったり竹刀を相手に投げつけ「ライフルじゃ〜」とほざく

銭湯よりも先に病院に行けと言いたくなるキチガイ剣道漫画、旋風の橘。

この漫画をクソだと思ってるのは私だけかなと思い

サンデーを毎週購読している友人に橘について聞いてみたところ、

ARMS最終回の感動が台無し
になったと大変好評のご様子。

1巻の内容を見るにきっと旋風のようにサンデーから消えるんだろうなウフフフーと思ったら

意外や意外センターカラーとかもらってて現在なおも連載中らしい。

サンデー編集部は主人公がショタ坊主なだけに第2のコナンを目指しているのかもしれませんが、

間違いなくYAIBAの足元にも及ばないので打ち切る事をオススメします。


で、今日の日記でも前回同様ここがヘンだよ旋風<かぜ>の橘をお送りするわけですが、

その前に簡単なキャラ紹介を。





立花 橘 −たちばな・たちばな−


 本編主人公。名前にそのまんま たちばな・たちばな と付ける親のネーミングセンスは

どことなく野比のび太をほうふつとさせる。

『天下をとる』という事に異常なほど執着心を持ち、「天下だと?ハハン」とコケにすると

ユタ州をバカにされたケント・デリカットのごとく怒りだす。

チビ+ショタ顔のくせにアホみたいな身体的能力を持つ。 顔がいいので女子にモテる。

東大入試問題をスラスラ解く。 剣道で天下を目指すくせに剣道の礼儀は絶対に覚えない。

多分サンデー読者の誰からも愛されていない。



柳田 邦彦
 −やなぎだ・くにひこ−


 
Mr.かませ犬。中学時代関東ベスト8という華々しい過去を持つも

ただの橘の引き立て役な彼にとっては悲しいキャラ設定でしかない。

この漫画唯一と言っていいほどの剣道常識人ではあるが、

常識人であるほど立場が弱くなるこの漫画で彼は栄光を掴むことができるのか。

俺の中ではもう
ヤムチャ化してるんだけど。



月島
 −つきしま− (ヤンキー監督)


 主人公と並んでもう一人の電波野郎であり、この漫画一の剣道冒涜者。

剣道部監督であるにも関わらずその行動は剣道をコケにしたものが多く、

また生徒の健康管理や練習の安全面において全く配慮がない。

彼が考案した『ツルツルすり足』や『泡試合(バブル・デスマッチ)』といった練習法は

広く剣道界に衝撃を与える。 
というか与えすぎ。

どこかのガキがマネして滑って頭打ってケガしないかしら。 そしたらこの漫画打ち切りなのに。



大西 洋平太 −おおにし・ようへいた−


 愛媛出身の怪力バカ。

 ・・・ごめんなさい、漫画読んでください。 こいつに関しては説明不可能です。

とりあえず
愛媛の恥さらしと呼ばせて頂きます。






えー他にも剣道部員は3名ほど存在するのですが、

彼らはただの人数合わせのためだけの存在なので別にいいでしょう。

スラムダンクで言うところのヤスやカクだと思ってください。


さて、なんだかんだで6名 (柳田以外全員ド素人) 揃った椿ヶ丘学院男子剣道部。

去年まで女子高だったので当たり前といえば当たり前の人数なのですが、

橘に期待をかけるハゲ理事長、なにをトチ狂ったのかこれでインターハイとれ、とぬかします。

野球でいうなら
9人中7人が素人で甲子園優勝しろと言ってるに等しいこの言動、

剣道人口がカバディ並みなら実現は可能かもしれません。

ちなみに私の見たところ、一番のド素人は
監督


月島<ドキュソ>監督のドキュソ発言 ↓


監督 「今、彼らに一番大切なのは、なにより試合に慣れるコトでしょう」



お前が消えるのが一番だと思います。

「試合に慣れる」って
お前のバブル・デスマッチはどうなってんだよ!

だいたいメンバー6人中5人が素人なんだから、姿勢に変なクセをつけないよう

まず基礎練習をみっちりやる事が一番なのでは?や、それじゃ漫画的に大変地味な絵ヅラには

なるでしょうけど、そういう描写もなしにいきなり試合ってのは正直首をかしげます。



長くなってきたので剣道部・遠征編は次回の日記にて!!

 (え、橘ネタまだやるの!? 掲示板での反応を見るにお寒い状況なのに!?)





今週の『旋風の橘』 Update:2002/05/18(Sat) 02:40


えー、派手さやインパクトを重視して登場キャラがサーカスまがいの技を披露し、

とにかく才能至上主義で真面目に努力や練習をしている者をないがしろにする描写を多用。

そのくせ作者が本格剣道漫画を自負しているというクソ剣道漫画、『
旋風の橘』。

うちではそのクソ漫画レビューをちょっと前からやっているのですが、

あろうことか2chの橘スレでうちがご紹介され、総計500人以上の方がいらっしゃいました。

おいおい、うちは
領事館じゃないんだぞ?(最低)

んー、アクセス増えるのは嬉しいのですが、これで橘レビューを続けづらくなったことは事実。

橘なんて聞いたこともなかった普段の常連さん達ならともかく、プロが、

1000ものプロの目がこのサイトを見ているのです。

ヘタな動きはとれません。もう乳首はおろか
チンコまでつままれてる状態です。


と、いうわけでクソなレビュー書いて叩かれないよう、今週はサンデーを買ってみました!

ククク・・・ これでストーリー完璧にして、2chの連中の
度肝を抜いてやるぜ!!


さぁて橘は・・・(ペラペラ)  あった、これだ!







   
!?


俺が度肝を抜かれたよ・・・


の、伸びてる! 竹刀がギュゥイイイーンって伸びてるよ!!

これは違法改造ではないのかね?

もしくは
中にミギーが詰まってるとか。 (危ないシンイチ!)

ちょっと前のページまで普通の竹刀で試合していたはずが、

次のページでもうこんな
男塾ライクな武器に早変わり。

いつから少年サンデーの出版元は
民明書房になったのですか?

こういう必殺技といえば、橘のコミックス1巻で主人公のライバルが

高速に竹刀をしならせることにより
竹刀そのものを消して攻撃するという

読者全員が (゚Д゚ ) ハァ? な必殺技を使ってましたが、

こっちの竹刀が伸びる攻撃は一体どういう理屈で伸びて見えるのか。全くの謎です。

BBSで誰かが
竹は切っても伸びるのよと言ってましたが、あの、それはなんか違うから。

ちなみにやられているのは
もちろん柳田。




だが、ちょっと待て。 ちょっと待ってくれ。

本当にアレは竹刀が伸びているのだろうか。

ひょっとして作者・猪熊しのぶセンセイのダイナミックな描き込みと繊細なレタッチに騙され

我々読者は竹刀が伸びているように錯覚させられているのではないだろうか。


うん、うん・・・・ 

そうだ。 そうに違いない。


そう、あれは一見伸びて見えるように思われるが、

実はしのぶ先生の描写力が上手くてそう見えるだけなんだよ!!

我らが御大・しのぶ先生がそんな竹刀が伸びるなどという

子供だましかつ
剣道を冒涜する描写を少年誌上で行うはずがないではないか。

え、
銭湯で剣道をした?  あはは、それはしのぶ先生流のギャグなんだよ。

え、
橘ミサイル?  知らないなぁ。



ともかく! しのぶ先生は剣道を侮辱するような漫画なんて描かないんだよ!

竹刀が伸びた? はあ? 
竹刀が伸びるかボケ!!

さぁ、俺は橘の続きを読むんだ! 帰ってくれ、帰ってくれよ!!

なんだってんだよまったく・・・・さぁ、橘の続きを・・・・








ほぅら、伸びてなんかいないよ。 錯覚だよ錯覚♪







  
さっか・・・!!








メシャ


グギッ













や、柳田と相手の大将との闘いが始まって、相手の大将が不適な笑みを浮かべて、最初は柳田が優勢で、柳田が調子にのってマシンガン突き出して、でも全然通じなくて、ホントに全然通じなくて、やっと試合場のコーナーに追い込んだと思ったら
相手のし、竹刀が伸びて・・・・・そして・・・・柳田のやられ方が・・・・






車田ぶっ飛び!!




 ←コレ



せ、聖闘士星矢! なぜこの剣道漫画で車田ぶっ飛びが!?

というか
伸びすぎだろ竹刀! どういう技だアレ!?

これで柳田が立ち上がったら相手がまた伸びる竹刀を使ってきても

セイントに同じ技は通用しないとか言って逆転のチャンスはあるんですが、

柳田、かませ犬の役目を忠実に守り死去。 実にいい仕事っぷりでした。

さようなら、柳田・・・・・



で、この車田テイスト溢れる漫画になった旋風の橘、次回以降のお話は・・・・



主人公橘、柳田の仇をとるため敵と対峙


  ↓


敵 「フッ キミも早く防具を着けたらどうだ」


  ↓


橘が怒りが頂点に達すると置いといた防具袋が勝手に開いていく


  ↓


防具、なぜかペガサスの形


  ↓


橘、防具装着。 敵の伸びる竹刀が直撃するも、橘は無傷


  ↓


橘 「この防具は柳田の血で甦らせたもの!そう簡単には壊れないんじゃー!」


  ↓


橘ミサイル炸裂。 敵、あっけなくやられる


  ↓


敵 「ぐふっ・・・ だが、俺の狙いは別にある・・・」  橘 「なに・・・?


  ↓


ああーーっ! 沙織お嬢さんの胸に黄金の矢がーっ!


  ↓


十二宮編スタート







もう、これでいーじゃん。




週一連載 : 今週の『旋風の橘』 Update:2002/05/25(Sut) 00:30


週一連載 : 今週の『旋風の橘』



( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )


レビューにあたって新キャラ>


時 善次郎 −とき ぜんじろう−

 女性のような顔をした相手チーム駿河台高校の大将。必殺『伸びる竹刀』なる技を使用する

 橘と同様の変態剣道家で、柳田のマシンガン突きを空中に飛んで避ける男。


阿久根 文太
 −あくね ぶんた−

 九州から遠征に来た男。会話の語尾に「〜〜タイ。」とつけるエセ鹿児島人。

 将来こいつと橘が天下をかけて試合をするのであろうが、連載がそこまでもつかどうか。



●先週までの橘ダイジェスト


ヤンキー監督の指導で東京遠征にやってきた椿ヶ丘学園男子剣道部。

駿河台高校との試合内容
(猪熊センセイ得意のキチガイ描写が連発)は序盤椿ヶ丘剣道部が劣勢。

ここで
関東ベスト8・柳田が3人抜きするものの、得意のかませ犬ぶりを発揮し

天津飯にボロクソにやられたヤムチャのごとく相手の大将・

必殺「伸びる竹刀」を食らって昇天。

剣道漫画史上に残る
見事なやられっぷりを披露する。








( ※注  作者は
車田正美ではありません )


車田ぶっ飛び → 空中で白目+口から血を吐く → 首から「グキッ」と鈍い音を出し落下。

駆け寄るメンバー、 微笑む相手、
腹を抱えて笑う俺。

それまで仲間の試合そっちのけでミカン食うのに没頭していた主人公・


仲間がケガを負わされ闘志が燃えたのか、ついにミカン食うのをやめて試合場へ。

そしていよいよ橘VS時の大将戦が始まる・・・・




(以下、今週号レビュー)


先週最後のページの煽り文句が”ミカンを食うのをやめた!”で終わった旋風の橘。

そのまま連載もやめちまえという僕らの願いもむなしく今週も始まったわけですが、

表紙には太陽の下で微笑む柳田の姿が。 そういや柳田の笑顔ってあまり見ないですよね。

あぁ、こいつも橘のせいで苦労しっぱなしなんだ、少しは笑えよなぁって思うと、

なんだかちょっぴり顔が和んでしまいますよね。 (しみじみ)



そんなちょっとセンチな気分で表紙をめくるとうつぶせで昏睡状態の柳田が。

いきなり死にそうだよこの人!

表紙の笑顔はなんだったんだ
と言わんばかりの意識不明っぷり。きっと今夜がヤマです。


 「柳田、大丈夫か!? おい、やべえぞ!」

 「面はずせ、面!!」


椿が丘学園の面々も急いで柳田を介抱します。 うむ、これぞ団結心!!

あぁ、猪熊センセイもやっと団結力の素晴らしさを描く気になったのね・・・



と、そのチームメイトの横を
「いよいよ俺の出番じゃの!!」

柳田に一瞥もくれず通りすぎる主人公・橘。



   (゚Д゚ (゚Д゚ ) ・・・・。



仲間 < 自分の試合 この橘のあまりの身勝手さにさすがにチームメイトも怒ります。

仲間が倒れているんだと。少しくらいは気にかけろと。 (当たり前だ)

それを聞いた橘、



 「天下を目指す男はいつでも命がけじゃ。敗者にかける言葉はないんじゃ」




あの、言ってる意味がわかりません。


チームメイトはお前がケガした柳田をシカトして意気揚々と試合に望む態度が気に入らないと

言ってるわけであって、お前の天下講釈など全く関係ありません。


敗者にかける言葉はない? それはケガ人を思いやる気持ちとは別の問題だろ?

先週終わりで橘がやる気を出したのはてっきり柳田の仇を討つためだと思ったのですが、

どうやらただ相手の伸びる竹刀に興味を持っただけだったようです。

というか、仲間の容態をカケラも気にかけない少年誌の主人公って
なによ?

そして続けざま読者の神経を逆撫でるように

ヤンキー監督の
ドキュソポエムが炸裂!!


 ヤンキー監督 :


  「・・・フフ、うれしいね。 審判の立場で泣ければ
小躍りしたい気分だよ。

  ここで仲間の仇を討とうなんて考えるヤツでは話にならない。

  強敵の出現を心から喜べる純粋な闘争心!

  これこそ天下を望む者に欠かせない大事な資質なんだ!」

   ゚・*:コオドリシタイ .。.:フフ.。. フ.。.:*・フフ゜゚・* (゚∀゚)  ゚・*:.。フフフ. .。キブンダヨ..::*・゜゚・





もう、いいから病院に帰れ。





今週もまた猪熊センセイに裏切られ・・・いや、
期待通りの橘ですが、

それにしてもセンセイ、『天下を取る』って言葉好きですよね。

漫画の中では玉竜旗(大会名)優勝が天下として位置づけられてますけど、

猪熊センセイ御自身もやはり天下を狙っているのでしょうか。 漫画家の天下ってなんでしょうね。

まあ長者番付的には高橋留美子の方が
先に天下をとったようですが。



そしてページをめくると冒頭で昏睡中だった柳田、
なんの説明もなく復活します。 

えぇ!?お前先週で死んだじゃん! 首の骨イッたじゃん! 
グギッて!!

これで柳田がそのまま死んでたら橘とヤンキー監督は問答無用で極悪人扱いとなり、

サンデー史上に残る最悪の主人公として名を馳せたのに!!

ちくしょう、なんだか竹刀が伸びるより納得いかないぞ。 (←ヒドイ)


私的には、

そのまま柳田が病院のベッドで息を引き取る

  ↓

その柳田の勇気に国の偉い人が感動

  ↓


 国葬










諸君らの愛してくれた柳田邦彦は死んだ! なぜだ!?









フッ 坊やだからさ。 






・・・な展開を期待してたのですが。


フフ・・・小躍りしたい気分だよ。





さて、いよいよ橘VS時(とき)の試合が開始。

と、ここで橘が実は初心者だと聞かされた九州人・
阿久根。 突然「橘を止めろ」と言い出します。

時の気性をよく知っている阿久根曰く、


  時はどんな場合でも全力を尽くすが裏を返せば融通のきかん究極の不器用。

  
この試合やばかよ・・・ とてつもなくやばかよ!!



本当にヤバいのは
猪熊センセイの頭なんですが、

初心者相手でも時が手を抜かないのを危惧したのか、阿久根が心配そうな表情を浮かべます。

やだなぁ、これスポーツ漫画ですよ? ヤバい事なんて起こるわけないじゃないですか。




カシャ  カシャン・・・ッ  (竹刀の当たる音)



時 「ゴメンな・・・」


橘 「お?」


時 
「殺しちゃったらゴメンな・・・」 (竹刀伸びる)




なんの漫画ですか?


「殺しちゃったらゴメン」ってなに? スポーツ漫画よ? 練習試合で予告殺人!?










  !?



ゲゲェ━
Σ(゚Д゚ (゚∀゚(・ω・ (゚□゚ (・∀・(`Д´ )━ッ!!


竹刀伸びすぎ!
 間合い無視でいきなり喉笛狙ってるよ!!

この試合ヤバかよ! とてつもなくヤバかよ!



「な、なんじゃぁー あの武器はーっ!?」




「ぬうぅ! 恐ろしい奴よ。あの武器を使いこなせるとは・・・!」




「知っているのか雷電」







戦国時代、天下の覇権を争い戦国武将による合戦が盛んだった頃
甲斐の将・武田信玄は少しでも歩兵戦で有利に立とうと、様々な武器を考案・実用させたという
中でも自分の右手に寄生生物・未魏意(ミギー)を寄生させるというアイデアは素晴らしく
伸縮自在な未魏意(ミギー)を武器の中に通す事で敵との間合いを無にする事ができ
後に尾張の信長が鉄砲を手にするまで、武田勢が白兵戦で負ける事はなかったほどであった
またこの寄生生物という種族は高い統制力を誇り、信玄が「皆も手本にせよ」と言ったことから
現代日本においても統制を正す際の号令は「ミギーへならえ」が広く使われている

(民明書房刊 「35才から始める風林火山」より)







伸びて、曲がって、体重70kgを上空に突き飛ばすほどの威力を持つ超高性能竹刀。

それがまっすぐ狙ってきてるよ! ど、どうすんの? また
ミサイルやっとく?



するとなんとビックリ、
目をつむる主人公。



えぇ!? 見てないよ、
伸びる竹刀を見てないよ!?


ここで今週の橘は終わるのですが、来週は

「心の目で見るんだ」とか「目に写るから惑わされる」とかそういうクッサい展開になるのか、

それとも
この月光、生来目が見えぬとでも言うつもりでしょうか。

どちらにしても伸びる竹刀の説明はなかったし、今週も序盤の橘の性格悪さと

中盤の剣道の礼儀や心構えを小バカにした描写が光った、素晴らしきクソな回でございました。

しのぶセンセイ、殺しちゃったらごめんな? (出刃包丁を向けながら)



それでは最後に、2chの橘スレに書かれていた小粋なアメリカンジョークを紹介して

今週の橘レビューを終了したいと思います。ここまで読んで頂き、ありがとうございました。


L&M管理人 遊星







 「なあジャック、旋風の橘はどの回が一番クソだと思う?」



 「決まってるだろ、来週さ」





今週の、けなしてばかりもなんだからちょっとはいい所を見つけてみようのコーナー


 ●「ごめんな・・・」 「お?」 「殺しちゃったらごめんな・・・」の場面


女性みたいな顔で温和なイメージだった時が、一転自己の残虐性を垣間見せたシーン。
それまでのイメージとのギャップが大きく、かつ絵的に不可解な曲がる・伸びる竹刀と併せる事で
セリフに重みが増し、時の「得体の知れない怖さ」が良く浮き出ている描写だと思います。


えっと・・・ このコーナーいらないかなぁ?





週一連載 : 今週の『旋風の橘』 Update:2002/05/30(Thr) 02:20


なに、胸に7つの傷を持つ男だと!? バカ者が!

あれは正確には胸に4つとハラに3つの傷なんだよ!


こんばんわ。 原哲夫です。



人気沸騰! 新・熱血剣道ストーリー

今週の『旋風の橘』



( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )




[第22話] 天下のウソ




はい、一週間ぶりの「今週の橘」です。一週間ぶりというか、もうやめたいです。

今週、あの車田ぶっ飛びを演出した”伸びる竹刀”トリックの解説がやっと入りましたよ! 

さてさて・・・?


(以下、漫画本編より抜粋)


1. 下段の構えをとる

  ↓

2. ゆっくり下がりながら相手を呼び込み

  ↓

3. 誘いに乗って相手が前に出てきた時に高速で突きを打ち込む

  ↓

4. 下段からの打突により、相手は宙に浮く (車田ぶっ飛び)

  ↓

5. 虚を突く、言わば精神的に敵を打ち貫く剣道―

   心の動揺が錯覚を呼び、竹刀が伸びたように思わせる剣道!




心の動揺が錯覚を呼び、竹刀が伸びたように思わせる剣道!


・・・なんというか、空中でロビンマスクの鎧を奪ったら

重さでネプチューンマンの方が早く落ちるよりも納得いかない解説なんですけども。

心の動揺!? 伸びてるのは錯覚!?

精神的に虚をつくもなにも、柳田の場合は何も考えずに突っ込んだので動揺なんざしてないし

橘に至っては
お前の方から先に打ち込んでるし。




  (←証拠画像)



猪熊センセイ、自分が先週描いた絵を忘れてます。

それともあれはアシスタントが勝手にやったことで私は知りません

ムネオちゃん
ばりの言い訳でもかましてくれるのでしょうか。 

(あなたはウソの総合商社ですよ!)

今週の副題である「天下のウソ」はきっとこれを示しているのでありましょう。

ともあれこれで未解決だった『伸びる竹刀』の一応の説明が入りました。 ふぅ。

そんでセンセイ、伸びるのはわかったから
曲がるのを説明してくれよ。



結局竹刀が伸びるのは目の錯覚でしたという

まぁそんなとこだろうよで終わった猪熊しのぶイリュージョン。

この伸びる竹刀トリックは2ch橘を語ろうスレでも酷評だったのですが、

目の錯覚を利用したというのは、果たして世間の皆様が言うほど説得力のない説明だったのでしょうか。



 「でも、目の錯覚ってそんなによく見かけるものかしら」
 「他人事じゃないぞ!この錯覚性の強い技は今や中高生や主婦にいたるまで
 魔の手が迫っており、我々の身近にもたくさん存在するのです!」

 「まぁ、鉛筆を上下に揺らす事で曲がって見えるのも一種の目の錯覚よね」
 「なんと、すでにそんな身近なとこまで・・・ 他にも、
 我々が知らないところでこんな
の錯覚を利用した技があるのです!!



目の錯覚を利用した技>




  ・残像を作ることで卍丸先輩が5人に




  ・山では誰もが美しく見える




  ・どんなに悪質な文章も最後に(笑)<かっこわらい>を付ければ和やかに




  ・プッチモニ。のあいつのおかげで他の2人が余計かわいく




  ・コップの下にチョコを付けて角度を作ることでコインがあと1枚入る




  ・三井ゆりが見た目は変わらないのに1年で4歳年齢が上がる




  ・お正月のかくし芸大会で
いるはずのない田代ま○しの姿が





 「最後、全然錯覚とか関係ないじゃない!」                    





・・・まぁ、なんだかんだ言ってもこれは漫画の世界。

目の錯覚でも竹刀は倍に伸びるし、曲がるし、ヘビにもなります(今週ついになりました)


そして主人公橘、この心の動揺により曲がって見える竹刀を
目をつぶる事で回避。


そうか! 目の錯覚なんて所詮肉眼に見えるイメージが誇大したもの!

橘はその幻影を破るべく目をつぶったんだ! なるほど、さすが主人公!

試合中に目をつぶるなんてなかなか・・・



打たれ放題だろうが!!


一瞬を争う剣道の試合中に目をつぶるというこの発想、

さすが、風呂場で三角飛びして
橘ミサイル〜!とか言う人間のやることです。

ひょっとして
脳みそもミカンでできてるんじゃないでしょうか。

キーパー若島津くんが 「ドライブシュートの軌道には騙されないぜ!」 と目をつぶったら

シュート入れられ放題で日向くんにブン殴られると思いますし、

得意の三角飛びでも
ゴールポストにキンタマぶつけると思います。



結局、今週最後でマヌケにも目をつぶった橘が突きを決められ0−1。

相手の時が「目をつぶるとは・・・俺の技のカラクリがバレている!?」と一人大騒ぎして終了しました。

バレたからなんだって話ですが。


あと、途中橘が「汗が目に入って痛い」とかいってタイムをとったシーンがありましたが、

天下はいつでも命がけじゃとか言ってるヤツが
汗ごときでタイムかけんなボケ。




今週の、けなしてばかりもなんだからちょっとはいい所を見つけてみようのコーナー


お詫び>

  「今週のよかったところ」は作者都合のためお休みさせて頂きます。





今週の橘(第23話) Update:2002/06/07(Thr) 00:00


自分第四代クソゲー竜王位なのになんで漫画レビューやってんだろうと思う今日このごろ、

如何お過ごしでしょうか。

高原は試合後なのにTVに出演するなんて体力あるなぁと思っていた遊星です。


さて、今日は例によってコチラをご紹介。



人気沸騰! 新・熱血剣道ストーリー

今週の『旋風の橘』



( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )




[第23話] 負けられぬ!



竹刀が伸びる? ハハン、あんなものは目の錯覚なんじゃ! ホラ、こうして目をつぶれば騙されないんじゃ!

そして先週目をつぶり、
そのまま突きを食らってふっとんだ主人公・橘。

車田ぶっ飛びの影響で後頭部から落ちたため、今週トビラから気絶しております。

「これは危険だ」 「むやみに動かすな」という声が上がってますが、

先々週危険な状態だった柳田に「天下を目指す者はいつでも命がけじゃ」と言ってシカトこき、

自分の試合を優先させた橘です。 これも因果応報と言えるでしょう。

そして問題はこの人。 → 

柳田が同じように首からグギッと落下した時はたいして気にも止めずニヤニヤ笑ってたという

戸塚ヨットスクールもびっくりのスパルタぶりを見せてくれたヤンキー監督。

目をつぶって自滅した橘にはきっと厳しい措置を考えているに違いありません。



そうですよね、ヤンキー監督? (^ー^)




ヤンキー監督  「救急車を呼ぼう」




なんでやねん! \(゜□゜)


お前死ね!
 主人公ビイキもいい加減にしろよ!

お、お前柳田の時はニヤニヤ笑ってたじゃん! 「ざまぁみろ」って顔してたじゃん!

それがなんで橘のピンチにいきなり心配そうなツラしてますか?
うわぁ殺りてぇ。

いくら橘が理事長のお気に入りでありこの漫画の神だからといって

この待遇の違いはあまりにもひどすぎます。 お前は本当に教育者ですか?

それともシンナーの吸いすぎで頭ラリッてたんか?


今週も冒頭からやってくれます、旋風の橘。

 (※ここらへんの人間関係がわからない人はヤンキー監督をトルシエ、橘を小野、

 柳田を中村俊輔に置き替えてみてください)


ここで柳田が 「失礼じゃん。 今の中に私いないじゃん。 嘗(な)めてンじゃん」


ヤンキー監督の足をガシガシ蹴ってたらおもしろかったのですが (バキかよ)

この騒ぎを横目に加害者である伸びる竹刀の使い手・
時 善次郎くん、

「試合は続けるんですか? 練習したいんで、打ち切るなら打ち切ってください

自分でやったのにクールに言い放ちます。

どうせだったら漫画を打ち切ってくれと言いたいところですが、

これには味方チームも「人殺しになるかもしんないのに・・・スゲェ神経だな」と冷や汗タラタラ。

んで次ページから
なぜ善次郎がこうも相手に対して非情になれるのかという

彼の過去エピソードが挿入されるわけで、これを要約しますと


善次郎には病気の妹がおり、兄が勝つところを見ると元気が出てくるらしい。

そのため善次郎は勝利にこだわり、必殺剣を惜しげもなく相手に当てるのだとか。



・・・んー、話だけ聞いていると”病気と闘う子供のために”というよくある感動秘話なのですが

漫画で見るとえらく安っぽく感じてしまうあたりはさすがしのぶセンセイです。 (ブラボー!)

これは
なんら前振りも伏線もなく滅茶苦茶なストーリーを展開し、読者置いてけぼりのまま自己満足で突っ走るという

思いつきで漫画を描く
シノブイズムが炸裂しているからだと思われるわけで、

本来なら泣けるはずのこのエピソードも

読んでてただでさえシベリア並みなこの漫画の温度をさらに下げてくれます。

だいたい命の尊さを語るヤツが練習試合ごときで

「殺しちゃったらごめんな」と
殺人突きかますとはどういうことでしょうか。

どうもこの作者は
”強くなる””非情になる”を履き違えている感があります。



さて、試合中にミカン食ったり竹刀投げたりと今までの剣道を冒涜した悪癖が祟ったのか、

先週ついに
天誅を食らって白目をむいた主人公・橘。

すわ、
このまま病院剣道編か?と思いきや (注射器でマシンガン突き)

作者のお気に入りでありこの漫画の神がこのまま倒れるはずもなく、キリスト復活。

さらに意識朦朧のまま「あれは母ちゃんが死んで間もない頃のことじゃったか・・・・」

グラップラー刃牙のごとく
やられる前の回想シーンに突入します。


こうして敵の感動話を作者お気に入りキャラ(主人公)の回想シーンで打ち消す、という

なにが楽しいのかわからない一人遊びを始めたしのぶセンセイ。

(アシも止めろよ)


しかし、この行為にも実は裏に深い意味があったのです。



そう、しのぶセンセイはこうして敵にわざと安っぽいエピソードを用意することで

「俺の橘はもっと感動的な理由で天下を目指してるんだぜー!」 と執拗にアピールし、

相対的に橘を上にくるよう見せているのです!!  うわぁ、策士だぜセンセイ!

自分が相対的に他の漫画の質を上げているとも知らずに。



そんな主人公さえ引き立ちゃ周りがどうなろうといいんだよ、という

巨人軍フロント以上のフィクサーぶりを発揮し続けるしのぶセンセイ。

こんな人を大物扱いしているサンデー編集部はホントに大丈夫なんでしょうか?

まぁ副編集長がヤク中でとっ捕まったり、高原物語を掲載した直後に

高原がエコノミークラス症候群で代表落ちしたりするマガジンよりかは

マシなのかもしれませんが。

(そういや小野も小野伸二物語掲載後に腹痛を訴えてたなぁ)



来週は試合前に口に含んだ酒を竹刀にぶっかけるあぶさんキャラが登場します。 (←反則負け)




今週の橘 第24話 Update:2002/06/14(Fri) 00:00

みなさんこんばんわ!

世間がワールドカップだ初勝利だ稲本だと盛り上がっているなか、一人仕事帰りに古本屋に寄って

美味しんぼの28巻だけを買って帰った遊星です! 長寿料理!長寿料理!

たまんないね! ド深夜に海原雄山のセリフを本見ながらぺちぺちコピペしてるの。

スッポンの脂肪は獣肉の脂肪と違ってコレステロールがとか書いてるの。 たまんないね!

俺も道頓堀に飛び込もうかと思いましたよ。 重りをつけて。



さてさて、こちらは読むと長寿になるどころか今夜がヤマダーになる漫画。



人気沸騰! 新・熱血剣道ストーリー

今週の『旋風の橘』


( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )


--------------------------------------------------------------------------------


[第24話] 偶然じゃねぇ!



先週いかにもとってつけたようなダメ感動話を敵に用意し、それを主人公の回想シーンで打ち消すという

橘以外のキャラへの
容赦ないシメっぷりを見せてくれたシノブ先生。

所詮貴様らは橘のための引き立て役なのだーという先生の心の声を聞いた感がしますが、

話が薄っぺらすぎて読者との温度差開きまくりなのは気付いておいででしょうか。


さて、今週扉ページには
『熱戦決着!!』の文字が登場。

3本勝負ということなのでこのまま時(とき)が2本目も決めるのか、それとも橘が今週中に2本返すのか。

いやー結果がどうなるか楽しみですねーセルジオさん。 (いません)

さてページをめくると橘、
またも目をつぶってます。 学習能力ゼロです。

先週目をつぶってたら
敵の攻撃が見えなくてふっとばされた記憶がもうないのでしょうか。

このままだったら2秒で終わるぞと思いきや、次のコマでは橘、時の初太刀をガッチリ防御してます。 

なぜかは
僕にもわかりません。


以降も時の打突に橘は防戦一方。そして形成有利と見るや、一気に決める気なのか

きました、
伸びる竹刀!!


ビョオオオォォ!!









↑伸びるどころじゃありません




 橘 「くっ! 伸びる竹刀!!」


さて、ここで問題だ。

今週の絶体絶命の状況を橘はどうやって脱出するか? 3択から一つだけ選びなさい。

 1. ハンサムの橘は突如反撃のアイデアがひらめく。

 2. 仲間がきてたすけてくれる。

 3. かわせない。現実は非情である。




それはともかく、ここで一つの疑問点が。 確か伸びる竹刀のシステムとは


  相手が攻めてきたところを下段からの打突を合わせることにより

  相手の虚をつき心の動揺を誘い、錯覚によって竹刀が伸びてるように見える


ですよね。 

ってことは竹刀が曲がったり伸びたりする以前に

時が自分から攻めてたら錯覚が生じず伸びてるように見せられないのでは?

やったぁシノブ先生、
自分で作った設定忘れてます。

今週の勝手に改蔵内で
「漫画家の最終ライン:先週の内容を忘れる」とありましたが、

どうやらシノブ先生は漫画家としての最終ライン
超えてしまったようです。


そんな
サンデーのダメファンタジスタことシノブ先生は置いといて、

伸びる突きで決めにきた時! 本人も
「これ以上ないタイミング!目を閉じる暇さえあるまい!」とか

言っています。橘は目をまだ開けたまんまだ! これは決まったか!? ていうか決まれ!

決まって橘を再起不能にしちまえ!!



 時の突きが橘に決まりそうになる

  ↓

 橘、竹刀を振りかぶる

  ↓

 橘、竹刀を振り下ろし時の竹刀を打ち落とす 
(えぇ!?)

  ↓

 橘、そのままジャンピング面を打って一本ッ!!




責任者出て来い



ちょ、ちょちょちょっと待って! 振りかぶり→振り下ろしの
スピードがメチャクチャですよ!

目を閉じる暇もなかったんじゃないのか? お前の打ち落としはまばたきよりも早いのか?

ていうか
目なんかつぶる必要全然ないじゃん!






母ちゃん、そんなに心配すんなよ。 旋風の橘嫌いな俺だけどさぁ。
人にはそれぞれ、あった道ってもんがあるんだよ





そして橘のジャンピング面を食らい、脳震盪で倒れる時。

なんとか意識もあるし会話もできてるので柳田・橘より症状は軽そうです。

ふぅ、良かった。お前が倒れたら誰が橘にとどめをさすというのだ。 さ、つづきつづき!!

が、ここで時の仲間から
思わぬ発言が!!




  
「・・・時を棄権させます」



なんと!? Σ(゚C゜ )



だ、ダメですよ!そんなことしたらあの
ヤンキー監督の思うツボですよ!

それに橘だってもう瀕死ですよ! あと一歩なんですよ!






↑柳田を見捨てた橘とは違い、仲間思いのチームメイトたち


そしてその次のコマ ↓







監督、行動はやっ!! Σ(゚C゜ )


上のコマの「まだ負けたわけじゃない」から
わずか1コマで「勝負あり!」。

ヤンキ−監督、相手が心変わりする前に自チームの勝利を宣言。 ステキすぎます。

きっと内心
「チャンス!」 とか思ったに違いありません。

(このカントクの行動に私、電車の中で思わず笑ってしまいました)



こうして病院送り1名、行方不明者1名、失神3名を出し、

最終的な決まり手が
脳震盪というおいそれ本当にスポーツかな試合が幕を閉じました。

結局時は殺人マシーンのままなのか、3本勝負にした意味はなんだったのか

橘は目をつぶらなくても勝ててるじゃんなど多くの疑問が残ってますが、

これで東京遠征はおしまいです。いやー長かった・・・


ん、あれ? ちょっと待ってくださいよ・・・


いま今週のラスト手前2ページのところを読んでいるのですが、



 長かった東京遠征の話が一段落ついた

 橘がライバルを倒した

 敵の「この決着は玉竜旗でつけよう!」発言

 今週は第24話




 これは・・・
打ち切りの予兆では!?



そうだ。きっとそうに違いない。 
橘は今週で打ち切りなのだ!!



長かった・・ この、今この瞬間まで非常に長かった・・・。

諸君! 我々は勝ったのだ!

多くの同胞が旋風の橘の前に倒れ、またシノブ先生の電波っぷりに古参のサラダファンが戦線から離れた。

敗北は必至だった。しかし、我々読者が諦めていては状況はなにも変わらない。

我々の掲げる、読者一人一人の想い・願いを神が見捨てる訳は無い。そして今週、神は舞い降りた。

この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めとなるのだ!

さぁ諸君、その重き
最後の1ページをめくるのだ! そこには





長い間ご愛読ありがとうございました。 猪熊しのぶ先生の次回作にご期待ください




と書かれているに違いない!

さぁ、ページをめくれ!! 
長く辛い水曜日にサヨナラだ!

うおおおおおおおーーーーーーっ!!!





 ペラッ













旋風の橘 序章・天下事始編 完


次号より、
新章・天下取り編がスタート!




















猪熊先生・・・ 10秒待ってあげます・・・



 
今のうちに防具を付けてください・・・ (日本刀を抜きながら)






旋風の橘レビュー 『天下取り編』 Update:2002/09/25(Wed) 00:00


ち、ちくしょう! やるよ! やればいいんだろコンチクショー!!





週一連載 : 今週の『旋風の橘』



( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )




・・・といってもまだ今週分は見ていないので、これまでの橘の簡単な経緯をご紹介。

前回のレビュー(3ヶ月前)で時との闘いも終わり、やっと打ち切りが決まったのかと思いきや

「次回より天下取り編・スタート!」 と読者の期待を見事に裏切ってくれた御大・猪熊しのぶセンセイ。

さすが、読者とのふれあいを大切にするセンセイです。
俺の逆鱗にも触れてます。

さて、そんな誰からの期待や応援も得られないまま始まった天下取り編。

どんな形で天下取るのかと思ったらなんとビックリ、


橘、ハゲ理事長の失脚に伴い普通科を退学になるも、定時制へ編入



仕方ないから定時制で一から仲間を集める



仲間が集まった!



天下取り編・完

次回より新シリーズ、 『玉竜旗編』スタート!



( ゜д゜) ・・・。



いつ天下を取ったのかね?



結局 『天下取り編』 と銘打ったわりに、やった事は仲間集めてハイ終了という

ケツの割れそうなアメリカンジョークをかましてくれたしのぶセンセイ。

これでセンセイが橘不人気の責任を理由に週間少年サンデーを追われて

月刊サンデーで連載することになったら天下取りならぬ
天下り編・完なわけですが、

ちなみにこの『天下取り編』におけるストーリーをまとめると、


ストーリー

 てっきり橘・柳田・脇役3人で玉竜旗目指すのかと思いきや、ハゲ理事長の失脚により

定時制へと編入させられる橘。 いっしょに天下を目指す仲間を探すところから始まります。

ここらへん方針を変更しようと編集部から注釈が入ったか

それとも
打ち切り希望と書かれたダンプが小学館に突っ込んだのかわかりませんが、

肝心の内容はというと剣道漫画のくせに
剣道の描写が一切なくなり、

毎週のごとく橘のキチガイ行動になぜか他のキャラが納得、感動 → 仲間GET!、

橘のキチガイ行動になぜか仲間になったキャラがフォロー → 新たな仲間GET! という

2日酔いの橋田須賀子でも書かないようなシナリオのクソッぷり。

あなた本当にサラダデイズの作者ですか?

つーか読者が言いたいのは剣道をバカにするようなキチガイ剣道をやるなということであって

剣道そのものを描くなということじゃなんですよ?

そして、剣道で天下を目指すべく集まった仲間達。

玉竜旗制覇 (橘のいう天下) をするには、それこそ血のにじむような鍛錬が必要です。

てっきり作者が練習風景を描いてないだけで橘達はちゃんと練習してるんだと思ってたら、

玉竜旗試合当日、チームメイトから 「
おい、橘は本当に強いのか?

こいつらキチガイだよ (;´Д`)




新キャラ紹介・旧キャラの行動


立花 橘 :

ご存知、サンデーで一番嫌われている主人公。

実家の工場を手伝いながら定時制に通う守山先輩(後述)を勧誘するため、先輩の工場を手伝い

ミス連発、余計な仕事を増やして守山先輩の親父を
うっかり過労死させかけたり、

天下取るっつってんのにド素人2人を入部させてチームに亀裂が走ったりと

第2次世界大戦のイタリア並みに足を引っ張りまくる。

キチガイ剣道などしなくとも橘の人間性が腐っていたことが証明されました。

ちなみに作品のテコ入れとして橘の姉が登場したが、どんな顔だったか
全く覚えてない。




柳田 邦彦 :

ご存知ヤムチャ。 あ、ごめんなさい、ちょっと発言権のある
ヤムチャ。

1巻で「こんなキチガイ剣道は許しちゃおけない」と一人常識人だった柳田くん。

橘の定時制編入により、やっとこいつも普通の学園生活を送るのかと思いきや

柳田 「俺も定時制へ行く!」   Σ(゚Д゚ ;)  エーッ!

だ、ダメよ柳田くん! 
覚せい剤は法律で禁じられてるのよ! (ピシッ)

その後本当に定時制へ編入し「俺は橘といっしょに天下を取るんだ」とさわやかに言ったり、

橘のキチガイ行動をいちいち解説・フォローしたりと
ただの橘の太鼓持ちへと成り下がる。

もう、俺達の知ってる柳田はいなくなった。




 守山先輩 (新キャラ) :

家業の工場を手伝うため定時制に通う親思いの苦学生。

柳田の中学時代の先輩で、剣道は柳田と互角という実力者。

家業のため剣道を捨てるも橘のストーカー勧誘と柳田のいらんフォロー、

そして
お得意のしのぶイズム(思いつき・自己満足・ご都合主義)

橘をあっさり認めて剣道部へ入部する。

この漫画では常識人+実力者であればあるほど

橘へのかませ犬度がUPするので、今から彼の行く末が心配です。

そういやこの守山先輩の下の名前が「(かおる)」ということで作中で笑われてたけど、

お前のしのぶの方がお笑いだよ。




 ネギ (新キャラ)

通称ネギ。 いじめられっこ。

「俺の橘がいじめられっこを救う! これで読者の中でヒーロー度UP!」という

作者のどーでもいー意図だけのために生まれた不遇な少年。

剣道も初心者だし、キャラも立ってないので今後活躍する機会は全くないことが予想される。

顔がそこらのシンナー吸ってる中学生に描かせたんじゃねぇのか

思わせる手抜きっぷりなのでゴメン、心の底から
彼に興味がない。




 
レゲエ (新キャラ) :

通称
レゲエ。 悪そうなヤツは大体トモダチ。

橘が見つけてきたネギに続くド素人で、ドレッドヘアーが邪魔で面が入らなくて

常にグラサンを外さなくて練習中に突然HIP HOPをかけて語尾が「なんだYO!」で・・
う、うう・・・




ヒック・・ ご、ごめんなさい。ちょっと自分の剣道部だった時代を思い出して、ね。

どんな顔して紹介したらいいのかわからなくて・・・

俺、自分からレビューやるって言いだしたんだもんね。 うぅん、なんでもない。

頑張るよ。 俺、頑張って『旋風の橘』を何度も何度も読み返してレビューするよ。




とまぁ、キャラ立てを見るにレゲエとHIP HOPを混合してるちょっとお茶目なしのぶセンセイ。

レゲエとHIP HOPは
イギリスと四国くらい違うと思いますが、

それじゃああのキチガイ剣道の創始者・ヤンキー監督はどうしたのかというと

なんと彼、
大阪にトばされてます。

お、大阪ァ? 近い近い!
地球から出て行け。

怖いです。このあと玉竜旗で突如破竹の勢いで上がってきた大阪チームが



「なんや東京もんは弱いのう。 ワイらはな、
銭湯で足腰鍛えたんや!


「なに、味方がケガ? そんなもんより天下の方が大事や! そうですよね監督?」


「フフ・・
小躍りしたい気分だよ



なんつーか、大阪に
特別学級がひとつ増えただけのような気もしますが、

もう、いいです。
もう、ええねや。 (松ちゃん風)

先生わかりました。 先生、
しのぶ君を許してあげます。 (えぇ!?)

あれほど非難を浴び続けたキチガイ剣道を封印し、しのぶ君はこの天下取り編を

見事な人間ドラマとして書き上げました。 あれほどの不良少年だったしのぶ君がです。

だから先生、
多少のことは目をつぶってあげます。

キチガイさえ、
キチガイ剣道さえしなければ先生、しのぶ君を許してあげます。

竹刀相手に投げといて「橘ミサイル〜!」とかしない限り、もう連載続けてOKです。

しのぶ君の漫画によくあるストーリーの破綻とか矛盾性については考慮の余地ありですが、

もうこの際だから先生、無視してあげます。 (にっこり)

新シリーズのこの 『玉竜旗編』 、先生、暖かい目で見ようと思います。

なんかページをめくると関東ベスト8ごときの全然練習してない柳田が

全国ベスト3のチームを瞬殺してますけど、

せ、せせせ先生見なかったことにしてあげます。 話を先に進めましょう。 (冷や汗の顔で)


そして話は進んで、副将の守山先輩が登場! お、強そうだぞ守山先輩!







そうそう、守山先輩が
ドッ! って面を打つ!

いいね! やっぱりこういう普通のスポーツ漫画が一番いいね!

スポーツ青春漫画、万歳!!







そうそう、 がはっ って打たれ・・・・ え、
血!?








ゴロッ


ゴロッ


ゴロッ・・・



せ、せせせ先生これも見なかったことにしてあげます。

なぜなら私は
しのぶセンセを信じてるからです。

もう、もうしのぶ君はキチガイ剣道なんて描かないもんね! 先生と約束したもんね!



さ、さささあ次は誰かな!? お、次は大将の橘かぁ。

大丈夫だよね! 橘くんはもうキチガイ剣道なんて卒業したもんね!

さぁ普通の試合を見せ・・・ あ、
あぶない橘!!




  
グオッ 







  
パァンッ







  
!?

わぁ、だいじゃーんぷっ♪





シノブーーーーーッ!!!






あぁ、直らない。 たとえ死んでも。






週一レビュー:今週の『旋風の橘』 Update:2002/09/27(Fri) 00:00


えー、新シリーズ突入と共にサラダ時代に培った人間ドラマ漫画を描くも

橘のキチガイ行動に相手迷惑 → 強引なフォロー → あぁ、そうだな・・ → 仲間GET!
という

中学生日記にハナクソつけたようなストーリーを連発、

いざ大会が始まってみればメン一発で相手が血ヘド吐いて倒れたり

5mジャンプ → 垂直落下メンが炸裂するという
異次元変態剣道が紙面を飾る、

そんなジャンプの「BLACK CAT」、マガジンの「KYO」と並んで

ブッシュから
悪の枢軸呼ばわりされたサンデー連載旋風の橘レビュー、始まるよ! 

(ロイター共同通信)



週一レビュー:今週の『旋風の橘』  第38話 ”スパイラル”
( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )




さて、先週は練習試合で戦ったあの伸びる竹刀(車田ぶっ飛び)の時くん率いる駿河台チームが

熊本の先鋒に5人抜きされるという波乱のシーンで終了しました。


え、時君負けちゃったんですか!? 病気の妹へのフォローもなし?

私としてはあの竹刀の中にミギーでも入ってんじゃねぇのかと思わせた

伸びる竹刀による通称車田ぶっとび、
柳田、宇宙へを見たかったのですが、

作者が新キャラへのかませ犬にしたいがために再戦ならず。彼の玉竜旗は終了しました。





「柳田、宇宙へ」のシーン。 気の毒だが・・柳田に大気圏突破能力はない




会場にいるハズの時の妹は
ショックで死んでるかもしれません。

まぁ、この期に及んでまた キチガイ剣道VS相撲剣道 なんていう

ただでさえ低いこの漫画の温度が
さらにお寒くなるような演出なんて見たくもないんで

別にいいんですが、時が負けたという現実に主人公チームは動揺が隠せない様子。

なんせ次に戦うのは自分達です。 伸びる竹刀がなぜ負けたのか、一向は悩みます。

ここで柳田が 「どんな負け方したか、時に直接聞きにいってくる!」 と死人にムチ打つ発言。

柳田、どうやら時にボロクソに負けた事を
まだ根に持ってるようです。

なんて暗いヤツでしょう。 きっと主食はセミです。



さて、場面は変わって守山先輩。

時を倒した
千場(せんば)という人間に心当たりがあるみたく、トイレで物思いにふけります。

と、そこへ3・3・7ビョーシ!の団長・・・じゃなかった噂の千場が登場!

「あ、薫ちゃんじゃない」と魚みたいな目で話し掛けてきます。 どうやら2人は旧知の仲の様子。

話を聞くとどうやら千場は
昔、守山先輩の強さに憧れていたものの、

今日の試合を見て幻滅したんだとか。


 「あの去年3位のチームは組み合わせに恵まれただけで九州じゃ普通レベル。

  そんなチームに大将戦までもつれ込むようじゃ、

  薫ちゃん、悪いけど
”あこがれ”から格下げだよ。


スゴイです。 勝手にあこがれといていきなりの格下げだよ発言。

なんか
結婚相手が羽野晶紀だと知ったあとの和泉元彌ファンみたいなことぬかしてます。

僕もしのぶ先生を
漫画家からパラパラ漫画描きに格下げしようと思いますが、

千場は更に「5人抜きどころじゃない。 僕の”スパイラル”で45人抜きを達成する」

竹刀片手に守山先輩を挑発。 先輩も「スパイラル・・?」と眉をひそめ場を静かに白熱させています。

どうでもいいけどここはトイレです。

千場くん、道着・防具・竹刀とほぼフル装備。
トイレでなにやってんだ貴様。



一方、試合に負けた時くんはめちゃめちゃヘコんでます。

手ぬぐいを頭からかぶり、目にもトーンが入ってます。 なんたることでしょう、

橘相手に突きかまして
「死んじゃったらゴメンな」とか言ってた日がウソのようです。

と、そこへ柳田が登場。



 : 「あ、柳田くん・・・ ゴメン、君達と闘えなくなった」



時くん、負けたことを謝っています。 とてもいいヤツです。

それに対して主人公チーム柳田、



柳田 : 「そんなことはどうだっていい。

       こっちは
敗者に同情するほど余裕はないんでな



負けた者に対してこのセリフ。 なんて傲慢な態度!

全く、
こういうヤツがジャニーズの若手に水ぶっかけるんですよ! (関係ない)

更に時に対してどうやって負けたのか問いただそうとするブラック柳田。

どうやら時にボロクソに負けた事を
まだ根に持ってるようです。

なんて暗いヤツでしょう。 きっと
休日は秋葉原です。

それによく考えたら柳田は時に惨敗しており、相手の時君は橘とほぼ引き分けの実力者。

ヤムチャがベジータにタメ口きいてるようなもんですが、

この失礼な態度にも関わらず時はちゃんと対応してくれます。 大人です。


 : 「千場の突きに、気をつけるんだ・・・」


見ると時君のノドに
うずまき状の痣ができています。

竹刀を回転させた突き。 きっとこれが千場の言ってたスパイラルの正体・・・

って
また突きかよ!

立花ミサイル、マシンガン突き、伸びる突きときて今回のスパイラル。 突きばっかりです。

高校剣道じゃ突きなんてほとんど使われないのは剣道経験者なら誰でも知ってること。

しのぶ先生、本当に剣道知ってるんですか?

うずまきがあるのは
先生のほっぺたなんじゃないですか?





(これが噂のスパイラル痕。関係ないけどこのとき私は
 「そういやユリマリってどこいったのかなぁ」と考えていた)



で、場面は変わっていきなり 千場VS柳田 の試合。

柳田、構えながら 突きなら俺も負けねぇぜ、真っ向勝負だ! などと言うてます。

もうこの自分の過去を省みない発言に
かませ犬臭がプンプンしてますが、

45人抜き優勝を目指す千場くん、試合開始と同時に一歩下がります。

ここで柳田も一歩下がれば晴れて時間切れ引き分け、千田の45連勝はストップするわけですが

しのぶイズムに後退の文字はありません。 敵前逃亡は銃殺刑、ベトナム戦線異常なしです。

そしてバカのひとつ覚えのように、
柳田がマシンガン突きを繰り出す!

さぁ、お得意の負けパターンです。

どうせ竹刀回転させた突きを放つだけだと思いますが、さぁどう出る、千場!!




 後退だと、なめるな! ブオォッ!






 
カッ!







!?


い、いいいい一回転ーーーっ!?





  くるん



  くるん



  
ぱたり。




スパイラル炸裂! 柳田、壮絶の一回転!!


ここは笑うとこですか?


私、ここまで見事な横回転を見るのは志村けんの番組の
ルーレットマン以来です。

そして柳田、お約束の白目。 見事なかませ犬っぷりを披露します。

このとんでもない威力のスパイラルに一同は金魚みたいに口をパクパク。

これがキン肉マンだったら 「おわー!なんじゃあの技はー!」 とスグルがわざとらしく驚いたあと

そういえば・・・聞いたことがある

と、テリーマンによる
話半分の知識が披露されるところですが、

というか、こんなんできるんでしょうか?

スパイラルっつってもあなた、ただ竹刀回転させて突いただけですよ?

これが可能だったら伊達のコークスクリュー食らった幕之内一歩なんて

コーナーポストに逆さに叩きつけられてますし、

翼くんのシュートを受けたキーパーは
内臓ぶちまけて死んでます。

じゃあなんで人間が回転するんだって言われても、

やられたのが柳田だからとしか言いようがありません。



そして、「僕のスパイラルで45人抜きを達成する!」という

新たな異次元変態剣道のヒーロー・千場くんの一言で今週は終了。

お疲れ様でした。 (←全部読んだ俺に)

まぁ今週は一言でいうと千場君の登場、及びスパイラルのお披露目という

アシストは千場、
ゴールは柳田な回だったわけですが、

つーか主人公チーム、お前らちゃんと打ち合わせやってるか?

柳田の見た突きの痣と守山先輩の聞いた「スパイラル」という単語で

相手が使ったワザの見当がつき、試合前にスパイラル対策が練れそうなもんですが

こいつらこの期に及んで
スパイラルがどんな技かわかってません。

まして一番情報を握ってそうなヤツが
今週死にました。

先週の「おい、橘は本当に強いのか?」といい、見事なダメチームワーク。

お前らもう関東へ帰れ!



ネットアイドル遊星は千場くんの45人抜きを応援しています。






おまけ:次週予想>


主人公チームは回転突きに苦労し、ついに大将・橘に出番が!

橘 : 「なぁみんな、扇風機ってどうやったら回転が止まるか知ってるか?」

橘 : 「扇風機ってのはなぁ・・真ん中を押さえれば止まるんじゃ!



突きを突きで止める橘。



サンデー燃やすね、俺。





週一レビュー:今週の『旋風の橘』 Update:2002/10/4(Fri) 01:00


明日も8時出勤でーす。



週一レビュー:今週の『旋風の橘』  第39話 ”俺たちだ!!”
( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )




「僕のスパイラルで45人抜きを達成する!」


先週、突きで相手を横回転させるという
見事な異次元変態剣道で登場した千場くん。

試合中に 「これからも突きしかしないヨ!」 と公言するあたり
おつむの程度が知れますが、

少々性格も難アリなのか残りのメンバーが 「よくやったぞ千場!」 と激励すると


千場 :
 「やめてくださいよ先輩達。 そういう馴れ合いキライだって言ったはずです。

  僕にとって玉竜旗は個人戦。

  先輩方はただの飾り―― 静かに見ていてくれればいいんです」



わぁスゴい!

馴れ合いなんて嫌いです! 先輩達なんてただの飾りです!

お偉いさんにはそれがわからんのですよ! (ガンダム)

千場くん、よほど自分の実力を過信してるのか人が信用できないのか、

「オレ一人で十分。 お前らは黙ってろ」 と先輩達をジャマ者扱い。

男塾だったら影慶先輩にぶっ殺されるところですが、

このセリフと態度に橘チーム、 「うっわ〜、仲間に向かってなんて言い草!」 と不快感爆発。

橘まで怒り顔で 「ホントじゃあ!」 とか言ってます。

このおチビ様、柳田がケガしたときに 「天下はいつでも命懸けじゃ!」 とか言って

仲間見捨てて試合していたことを忘れてます。 アルツハイマーですか?

自分がしたことを忘れてるあたり
、よっぽど脳が死にかけてるんでしょう。

あ、
死にかけで思い出した。 柳田くん!

先週見事な一回転を見せてくれた柳田くん!!


柳田 : 「な、なんてことないっスよ」  (立ち上がる)


さすが、
首の骨が折れても次の週にはピンピンしていた頑丈な男です。

しかし回されてばかりもいられません。 試合は続行してるのです。

後の仲間のためにも柳田ここは勝って千場の45人抜きを阻止するとともに

関東ベスト8のプライドを
ぐるん。



  ぐるん。



また回され申した。 (サムライ口調)


ま、また食らってるのかよ! バカバカ! このメランコリー!

しかもご丁寧に今回も自分から突っ込んでスパイラルされました。
バカの天下一です。

ま〜わる〜 ま〜わる〜よ 柳田回る〜♪ (中島みゆき)




と、いうわけでかませ犬くんの出番は終わったわけですが、

ここでスパイラルの最初の犠牲者、時くんが解説役として加わります。


 :
 「ヤツの ”スパイラル” は生半可な技じゃない。

  うかつに飛び込んではスパイラルの格好の餌食・・・

  ボクシングのコークスクリューブローの原理と同じだ。

 
 竹刀を回転させることで驚異的に
突きの破壊力が増すんだ




破壊力を増してどうする。


先生、これ剣道。
ボクシング違う。

なんつーか、手の防具である小手の性質上手首はそんなに回らないとか

剣道の起源は剣術なのに刀を回してどうすんだとか、

そもそも回転加えて破壊力を増す意味がさっぱりわかりません。

剣道、愛媛、相撲に続き、とうとうボクシングまで冒涜し始めた猪熊先生。

そのうち
デンプシー・ロールと同じ原理だとかやりだしそうで怖いです。 (相手死ぬよ!)



現在まで出た技ではじめの一歩とかぶる技>

 スパイラル  →  コークスクリュー

 マシンガン突き  →  ショットガン

 消える竹刀  →  フリッカー

 伸びる竹刀  →  フリッカー+カエルアッパー



これからしのぶ先生がやりそうな技>

 ・二刀流が出てきて面とアゴを同時に狙うホワイトファング


 ・よそ見


 ・
クマ着て登場




さて、柳田死亡の次はレゲエ・ネギによる
モスト・デンジャラスコンビの登場です。


   
<俺たちに気をつけな!


この2人、猪熊先生が橘にいい格好させるためだけに登場させた剣道ド素人なので

1回戦はたったの1コマでやられてしまいました。


  :1コマやられシーン



まずいです。 ただでさえ実力もキャラも背景もない彼らのこと、

今後強敵と闘うにあたり出番が減ることは間違いないでしょう。

今回のスパイラルにしても、どうせ2、3コマで負けるに決まってます。

ならば、
リアクションで出番を勝ち取るしかない

そう、柳田が1回転なら
こっちは2回転です! 頑張れレゲエ、ネギくん!!

柳田以上のリアクションを見せて、
男の華を咲かせたれいっ!!

天運我にあり! うおおおおーーっ!!















試合シーンすら無し。






・・・・え、えーと、次は守山先輩です。

しかし久々に会った千場の変貌ぶりが気になるのか、表情が先ほどから暗いまま。

このままだと試合に影響が出るのは間違いなし。 守山先輩、ピンチ!

と、ここで先週守山先輩と千場の会話を盗み聞きしていたネギくんが、

 
 「あいつ、試合中に ”守山先輩を殺す” とか口走ってましたよ・・

  守山先輩、過去に千場となにかあったんでしょ!? 教えてくださいよ!」


ナイスネギくん。 自分から動いて長文セリフをゲットです。

試合で活躍できない以上、こういうところでキチッと出番を増やすことが大事ですね。

ちなみにライバルのレゲエは1コマちらっと映るだけ。

きっと内心 「だからレゲエはダメなんだよ!」 と思ってることでしょう。



 「あいつ、試合中に ”守山先輩を殺す” とか口走ってましたよ・・

  守山先輩、過去に千場となにかあったんでしょ!? 教えてくださいよ!」


守山 : 「ネギには関係ないだろ。 ほっといてくれ」


と、冷たくあしらわれたネギくん。 するとネギくんが
突然号泣しだし、

 「どうしてそういう言い方するんですか! それじゃあ千場と同じです!

  僕たちはただの飾りですか? 仲間じゃなかったんですか・・・!?


元・いじめられっこの能力全開。 涙と共に心情を訴えます。

最初に千場が言った 「先輩達はただの飾りです」 発言を見事にチームに切り返し。

お前とレゲエは飾りにもなってないとか言っちゃいけません。

これにはさすがの守山先輩も 「すまん、ネギ・・・」 と反省します。

やりましたよ今週のネギくん、長文セリフと泣き顔でポイントアップです。

私的採点ですでにレゲエに2.5ゲーム差をつけましたよ!

とりあえず今回の
出番なしキャラダービーはネギが競り勝ったわけですが、

こんな涙まで流して仲間を思ういいやつ、どうにかして試合をさせてあげられないでしょうか。

しかし、彼は生まれもってのやられキャラ。 試合となると1コマで負けてしまいます。

そんな彼になんとか見せ場を作ってあげたい。 せめて、セリフとかも言わせてあげたい。

だから私、
彼が試合で輝いている画像作ってあげました!


えぇ! 作れるの!?  フフ・・・作ったのです!

記録より、記憶に残る試合を・・・
あの気弱な少年が、いま、輝く!!


ネギくんの勇姿です。 どうぞ!!











ね、ネギパルドーーーンッ!






闘え!ネギパルドン −完−


長い間ご声援ありがとうございました。 ゆでたまご先生の次回作にご期待ください






なんつーか、夜中にこんな画像作ってたら

橘レビューなんて
正直どうでもよくなったよ。





旋風の橘レビュー(第40話) Update:2002/10/11(Fri) 02:00


さ、今週のレビューの始まりですよー。

ビックリ! 突然 「剣道なんてまがいものじゃ!」 とババアが言い出したかと思えば

古流剣術使いの主人公がブチ切れて上京、しかし無賃乗車でホームレス状態、

2日間さまよったあげく父の剣友とやらの家に到着し

そこでインターハイ一位と対戦して床踏み抜いてワーワー
これマガジンじゃん!!



・・えーと、ベタですみません。

いやーマガジンでもとうとう剣道漫画が始まりましたね。

これで4大少年誌で剣道漫画が2本。 ちょっと前では考えられない数字です。

これはマガジン編集部がいま剣道がブームと勘違いしたのか

もしくは
サンデーのアレには勝てると思ったかはわかりませんが、

一話目を見るに普通の剣道漫画でほっと胸を撫で下ろす。

あとは主人公が変なグラサンに連れられ
銭湯に行ったり、

ライバルが
これが俺のマシンガンだワハハハとか言い出さないことを祈るばかりです。

個人的には同じ古武術でも掲載位置がどんどん後ろに追いやられてる

『風の柔士』が不憫でなりません。



週一レビュー:今週の『旋風の橘』  第40話 ”信じられる仲間”
( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )




パァンッ

バッ
  「シャァッ!!

キュッ 「チェエエエエエッッ」

パンッ パンッ パァンッ

オオォォオオオ!!




「すげぇぞ、あの椿ヶ丘の副将!!」

「”スパイラル” 千場を相手に一歩も引かねェ!!」



守山 VS 千場戦、3ページに渡り白熱した試合が繰り広げられています!

やっぱり守山先輩はこの漫画の救世主です。

私、連載40話にして
初めてまともな剣道シーンを見ることができました。

と、この 「すごいや守山先輩!押してる押してる!」 と試合が盛り上がる中、

「イヤ、押してるのは千場の方だ・・」 と一人景気の悪い表情をする男、柳田くん。

ちっ、なんてヤツでしょう。 きっと平均株価もこいつが下げてるに違いありません。

柳田曰く、守山先輩は千場と互角に打ち合っているわけではなく

単にスパイラルを出させないためにこちらの手数を増やしているだけ、とのこと。

ふーんなるほど、つまり
お前のマシンガン突きといっしょなわけね。

・・・ってダメじゃん! 負けパターンじゃんと思ったら
ズドン!

来ました
スパイラル炸裂!!


あぁ、モリリンもついにルーレットマンのように・・・





 
!?


ま、回ってない!

回ってないぞモリリン! すごいぞモリリーン!

と、これを見ていた柳田、血相変えて叫びだします。



柳田 :
 「守山先パイ、なんてバカなコトを!!」




( ´д`)ホエ?




 「回転に耐えるコトになんの意味もないのに!!




Σ(゚Д゚ ;) エェーッ!?

だったら回転させること自体意味ないじゃん!!


回ることすら不可思議なのに、それを耐えたら一体なにが無意味なのか。

まわってるのはお前の頭では? と言いたくなりましたが、

そもそも 「回転を耐えたらダメ」 とさも俺は自分から回転したよと主張する柳田くんは、







思いっきり気を失ってますが。

うあー ヤナギダくーんかっこわるーい。

その後も柳田くんはテリーマンでも憑依したのか耳クソが溜まりそうな解説を繰り返し、



柳田 :
 「例えるなら ”スパイラル” がドライバー対戦相手がネジだ。

  ドライバーを回せば同じ方向にネジも回る・・・・

  だがもしネジが動かなかったら、ネジの方がグチャグチャにつぶれてしまう!

  実は回っちまった方がダメージが少ないんだよ・・



と、ものすごい深刻そうな顔して仲間に説明。

ビックリ柳田物理学!

竹刀はドライバー! 人間のノドはネジなんだって!

じゃあお前のノドには×の穴があるんだな?

それとも親戚に
スクリューキッドでもいるのでしょうか。 (ケンダマーン!)

こうしてなんら説得力のない説明がとくとくと語られていくにつれ

なんだか柳田くんがとてもかわいそうな子に思えてきましたが、

だいたい竹刀は先が細くて丸っこいから人間回転させんのはムリだっつーのに

全然形状の違うドライバーとネジを持ち出して説明するこの電波ぶり。

誰か彼にノーベル賞をあげてください。




  
<回った方がダメージでかそうです




柳田くんはちょっと言動におかしいところがあるので、
3学期からは直しましょう。

さて、なんとか踏みとどまるも、見た目でわかるほどダメージの大きい守山先輩。

が、頑張って守山先輩! あなたで勝たないといけないんだよ!

あなたがなんとかしないと
橘が出てきちゃうんだよ!

あいつが出てくるとまた
5m飛んだり出血したりとか変態剣道ワールドが展開されて

俺はもうそういう変態剣道がイヤでイヤで

スパイラル!   ドサッ  

「勝負あり!」



も、守山センパーイッ!!












また血です、お母さん。

だからないって! 剣道の試合に出血なんてそんなにないって!!

しかもこの2コマ目みたいな出血のしかた、

私、
火曜サスペンスでしか見たことありません。

サンデー内でしのぶ先生は実際に玉竜旗を取材にいったと書いてありましたけど、

間違って
大仁田厚の試合でも見てたんじゃないでしょうか。



結局モリリンはスパイラル2本食らってあえなく退場。

ストーリーとしてはヒーロー的存在だった守山がスパイラルの前にボコボコにやられたあげく、

心に闇を持った千場が「やっぱり人間は一人の方が強い!」 と余計歪んでしまうという

少年誌上あってはならない展開に。

これで主人公チーム、残るは橘だけです。
橘だけです。=5人抜きします。

来週から橘の大活躍ぶりが始まるかと思うと鬱になるのですが、

しのぶ先生はこの千場くんのエピソードにどう決着をつけるつもりなのでしょうか。

過去、 「妹のためだったら相手を殺しても構わない」 という

今の千場と同じく邪悪なフォースで剣道をやっていた時くんに対し、

なんのフォローも無しに橘にK.O勝ちさせたしのぶ先生です。

これが普通の少年誌だったら 「そんなの間違ってる!」 とか主人公のフォローが入るのですが

そこはしのぶ先生、見事なまでに
スルー。

しかも時くん、そのままスパイラルのかませ犬化。 またグレるぞアイツ。



最後は橘と千場が向かいあってるところに橘の親父が現れ

「このままではあいつは勝てん・・・」 と言っているところで終了。

えーと、これは
打ち切り間近と考えていいんですよね?





旋風の橘レビュー(第41話) Update:2002/10/17(Thr) 02:00


そういや土曜日に参加させてもらったオフ会で、

サイト持ちの管理人さん10人くらいに「橘レビュー代わりにやりませんか?」 って聞いたら

みんな俺から目をそらしてました



なんだヨ! 一人くらいやってくれてもいいじゃないかコンチクショー! (エプロンを噛みながら)




週一レビュー:今週の『旋風の橘』  作/猪熊しのぶ大先生

第41話 ”スパイラル封じ”

( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )




「45人抜き・・・ キミはその10番目の犠牲者にすぎない・・・!」

「こっちも天下って目標があるんでの、負けるわけにはいかんのじゃ!」



という千場、橘2人の対峙のシーンから始まった今週の橘。

ただ作者であるしのぶ先生、打ち切りほぼ確定でやる気がなくなったのか

1ページ目からいきなり前回のラストを丸々コピーして使用するという

バスタードの作者でもやらないような手抜きっぷりを披露してくれます。

ちょ、ちょっとダメよしのぶ先生! 漫★画太郎じゃないんだから!

そんなこんなでいつもよりちょっと低めのテンションで始まったわけですが

次のページではいきなり橘、

「お前の ”スパイラル” の攻略法を見出したんじゃ!」

と妙に強気の発言。

バブル・デスマッチでマシンガン突きに苦しめられたときは 「そうじゃ!」 と言って

三角飛びで突き食らわした変態の考えることです。

どうせ地域振興券並みにロクでもない考えでしょう。

スパイラルを打たせまいと近づく橘、

スパイラル用に距離をとる千場。

そして・・・ 来ました、必殺スパイラル!!




 カッ




 グォンッ




おぉ〜っと橘、スパイラルをもろに食らった〜っ!!

あぁ、これで橘のノドにも渦巻き状のアザが・・・・











そうそうノドにアザ・・・ って え!? 竹刀!?





 竹刀を中心に くるん。








スタンッ








ドンッ





面あり! 一本!


















ぽとり。  (←サンデーを落とす音)








相手の突きを突きで受け、コマみたいに一回転して面一本!

だ・か・ら 回す必要も回る必要もどこにあるんだよ!!

相手の突きを竹刀の先で受けるなんて剣道の間合い上絶対にありえない事なのに、

さらに柳田の解説曰く 「橘はスパイラルに合わせて自分から回転したんだ!」。

そしたら後ろにふっ飛ぶのでは?

橘が宙に浮いてるため対地での摩擦はゼロですし、

現に柳田はスパイラル食らって後ろにすっ飛んでいます。

ちょっとここらへんノーベル物理学賞とった人に説明を頂きたいのですが、

解説役の柳田くんはこの技に対し 「橘のことをよく知ってる俺達ですら面食らってるんだ」 と

なんら説明になってないコメントを残して終了。 ち、役立たず。

そんなこと言い出したら今回のこのスパイラル返し、

しのぶ先生のことをよく知ってる俺ですら面食らってるんですけど。

なんだかレビューするのがバカバカしくなってくるこの展開ですけど、

そういや私、千場君が初登場したとき (第38話) の橘レビュー





おまけ:次週予想>


主人公チームは回転突きに苦労し、ついに大将・橘に出番が!

橘 : 「なぁみんな、扇風機ってどうやったら回転が止まるか知ってるか?」

橘 : 「扇風機ってのはなぁ・・真ん中を押さえれば止まるんじゃ!



突きを突きで止める橘。



サンデー燃やすね、俺。





と100%ネタまじりのバカバカしい予想書いていたのですが、

その斜め下をいかれてしまいました。

しのぶ先生、そろそろ私の広いフトコロがやぶけそうです。






(2chの橘スレより↓)


  スパイラル!
  ∧_∧   .ミ∩
  ( ・∀・) ⊂⌒ |
  | つ==☆|⊃ |つ
  人  Y/  ミ(   )
 し(__)   ∨ ∨彡





その後、千場が再度スパイラルを繰り出すも橘が簡単に避けて面一本、敗北。

だったら回転なんかすなと言いたくなる結末でしたが、

千場くん、その橘の面で脳震盪起こしてそのまま救護室へと運ばれます。

そこにいたのは元ヒーロー・守山先輩。

このモリリンの謝罪となぜいじめを助けなかったのかの説明、

千場の先輩達の涙と激励により千場は一人じゃないことを理解します。

そして千場の死んだ目に光が。 こうして千場は救われたのでした・・・

・・というかちょっと待って、橘なにもしてないじゃん!

相手を諭すわけでも同情するわけでも救ったわけでもなく、

時の場合と同じくぶちのめして終わり。

先週守山先輩から 「千場を救えるのはお前しかいない」 と言われたのはなんだったのか。

ちなみに試合は橘が5人抜き達成という最低のオチ。



さて、勝ったはいいが主人公チーム、副将の守山先輩が大ケガしてます。

あれだけノドから出血しているのです。 ここは棄権し、以降4人で戦うのが本筋と言えましょう。

そして守山先輩の様子を見に来た橘一行。


 :
 「守山先輩、ノドの容態はどうじゃ?」


守山 :
 「あぁ、大丈夫だ。 医者から3回戦も問題ないってお墨付きをもらったよ」



えぇっ!? あれだけノドから血を流しといて次の試合OK!?

さすがモリリン、あんな火サスの殺害現場みたいな出血しといて大丈夫とは恐れ入ります。

これは守山先輩がタフなのか医者がヤブなだけなのか、

それとも男塾の如く 「ふはは、これはニワトリの血じゃぁーっ!」 とでも言うつもりでしょうか。

フッ、俺達もドえらい先輩を持っちまったもんだぜ  (桃)






 <出血シーン






ワシが椿が丘2号生筆頭、守山薫であーる!

とまぁ、守山先輩もだんだん身体が丈夫なだけの負け犬化してきたわけでありますが、

その後やけに唐突に橘の親父がミカン片手に登場。

先週のラストで 「あいつは勝てない」 とかほざいていたこの親父、

一体どのツラ下げて現れたのかと思いきや


オヤジ :
 「覚えているか? ”3つの太陽”。 天下をとるうえで重要な三要素だ。

  ”師” 、 “仲間” ・・・その2つの太陽しか持ち得ていないお前では

  天下を勝ち取ることはできない・・・」



天下を取る上での三要素、3つの太陽!

”師” 、 “仲間” と合わせて3つ。 最後の1つとはなんでしょうか。

「読者の人気」だったらこれからも手に入らないと思うのですが、

それよりもえっと・・・ 3つの太陽のうち橘の持っている2つが「仲間」と「師」・・

え、師!?












 <フフ・・・ ウフフ・・・















フフ・・・ ウフフ・・・>















フフ・・・ ウフフ・・・















  スパイラル!
  ∧_∧ 
  ( ・∀・)
  | つ===☆
  人  Y/    ミ
 し(__)   

      ミ









これが ”師” だったらボク、天下取れなくていいです。







旋風の橘レビュー(第42話) Update:2002/10/24(Thr) 02:00


はい、今日もこんばんわ! 38時間ほど寝てない遊星です!

え、なんで寝てないのに更新してるのかって? はっはっは、

俺が聞きてぇよ。




週一レビュー:今週の『旋風の橘』 第42話 作/猪熊しのぶ大先生

( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )



えー、火曜日から水曜日にかけて私は工数の合わない仕事を手伝ったというか

足し算のできない上司のせいで徹夜をさせられたわけですが、

1つ試験項目を行うたびに2つ障害が増えるというのはどういうことなのかなー?

わぁすごいやー、試験やるたびに作業量が増えてくよー? (担当者には死を!)

そんなこんなで水曜の昼ともなると脳がぐつぐつの煮え煮えになっていい感じに。

これはいけない、午後からの仕事にも影響がでちゃう!

そんな寝てない頭にはコレ! 旋風の橘!

この漫画の作者の電波っぷりはもはや神の領域にも達してるわけで、

これさえ読めば目の覚めること間違いなし! さぁ〜て読むぞ〜!!

ペラッ


(以下、筆者の心情を表した顔文字でお楽しみください)







 (゜ー゜ )
















 (゜ー゜ )
































 (゚Д゚ )




























 (´д` ;)





















 (´д` ;)






















 (゜┐゜ )
























 ( -.-)

























 ((((゚Д゚ ;))))





























 へ (; ´Д゚)ノ

























 








・・・え、えーとあの、その・・・

どうしよう。

どうしよう。

私、もうかなり長い間この 『旋風の橘』 レビューを書いてきましたが

こんなにも心の底から 「どうしよう」 と思ったのは初めてです。

あ、そういや読んでたら目が覚め
もうそんなのどうでもいい

ち、ちくしょう! これ書くのか!? これをレビューしろというのか!?

もしタイムマシンが存在したならドラえもん脅してでも先週の自分に会いにいって

「わけは聞くな、お前いますぐ閉鎖しろ」 と言ってやりたい気持ちです。



↓仕切り直し


週一レビュー:今週の『旋風の橘』 第42話 作/猪熊しのぶ大先生

( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )




さて、先週スパイラル千場を倒したものの、いきなり現れたお父様に

「三つの太陽が欠けたままのお前に天下は取れない」 と言われてしまった主人公・橘。

わざわざ愛媛から
息子の勝利にケチつけにくるこの親父もどうかと思うのですが、

天下への道を閉ざされてしまった橘は固まってしまいます。

強敵千場を倒したとはいえ、まだ2回戦を突破したばかり。

この後には連載第一話からの宿敵・消える竹刀の賢木九州の阿久根

定時制編に登場したアメリカ大会ベスト8、椿が丘全日チームが控えています。

父親の一言で気落ちした橘に勝機はあるのか!?

守山先輩はあのノドで本当に闘えるのか!? ネギとレゲエは活躍するのか!?

柳田は賢木に一矢報いることができるのか!?

様々な想いが交錯するこの熱闘・玉竜旗編 、

今週はどんな展開が待っているのか! 
さぁサンデーをめくって、GO!!


ペラッ




こんにちは、堂本茜です。
  (←橘チームの女監督)

椿が丘学院高校定時制一年、そして剣道部の監督をやってたりします。




ほう、今週は女監督が扉ですか。 そういやこのねーちゃん監督らしいこと全然やってないなー。

ま、いいや。 次の対戦相手はどこのチームになるのかなー? っと・・・ (ペラッ)





今日から
二学期

玉竜旗大会から
はや1ヶ月がたちました。






え?





あの大会で私たち椿が丘学院定時制剣道部――

私たちは・・・・。







え? 
え? あの、ひょっとして玉竜旗終わって・・・








私たちは・・・・

















ゆ、優勝してるーーーッ!!




 (゚Д゚ )  ←このときの表情




や、ややや
やりやがったなしのぶ先生!!

優勝だと!? 素人3人いるチームで全国大会優勝だと!?

つーかそれ以前に
玉竜旗すっ飛ばしやがった!!

うわー! うわー! (錯乱中)

なんだよこの展開! ライバル達との試合はどうなったんだよ!

阿久根は、全日チームは、
ラスボスだった賢木はどうしたんだよ!

以前この賢木くんは ”消える竹刀” なる技で圧倒的な強さを見せてくれたのですが、

まさか今日のサンデーで
本人ごと消えるとは思いませんでした。

わーすごいやしのぶ先生!
お前が消えろよ。

いやもうホント、しのぶ先生は一体なにをやりたいのか全然わかりません。

あれほど連載初期から天下だ天下だと騒いでいた玉竜旗をカットするこの展開、

キャプ翼だったら松山くん倒した次の週で
シュナイダー登場するようなもんです。

しのぶ先生! これマジなんですよね!? マジで来週以降も玉竜旗はやらないんですよね!?

今週のサンデーを読んでない人はこのレビューを見て

「はぁ? 先週までやってた玉竜旗がなくなった? しかも優勝?

 おい遊星、いくらなんでも適当ぬかしてんじゃねーよ」

と思っていることでしょう。


オレも書いててそう思う。




さて、念願の玉竜旗を勝ち取った橘くん。

天下を取ったと喜んでると思いきやあまり元気がありません。

その理由は、父親から言われたあの言葉。


 三つの太陽が欠けたままのお前に天下は取れない」


ここで親父の言う三つの太陽とは元々
うまいミカンを作るための口伝のことで、


 1. 直射日光

 2. 海からの反射光

 3. 地面に蓄えられた太陽熱


の3つが揃うことによって極上のミカンができるんだとか。 ほぅほぅ。

んー、でもなんでうまいミカンの作成法が天下に・・・?



橘親父 :

 「常々ワシは、
天下とはミカンのようなモノだと思っとる。

  照らしてくれる3つの存在があって、初めて育まれていくものだと・・・」




天下とはミカンのようなモノだと思っとる。

すごいです。 俺の親父がこんなこと言い出したら
殺して埋めます。

これが石田純一だったら
不倫とは文化のようなモノだと思っとるとか言いそうですが、

つーか ”天下には3つの太陽が必要” って
それが理由かよ!

美味しいミカンを作る = 天下を取る。

橘がなんでこんなヒネたガキに育ったかなんとなくわかる気がします。

この後も親父様はミカン食うとこんなバカになるのかしらと思わせるような発言っぷりで、



橘親父 :

 「天下における3つの太陽。 それは・・・

  ”師” 、 ”仲間” 、そして・・・ 
”ライバル” だ」


 :

 「そ、そんなのいっぱいいるぞ! 賢木や時、千場だって・・・」


橘親父 :

 「それは単なる強敵だ。
”ライバル” ではない。

  
お前はまだわかっていない。 ライバルの本質を・・・

  それを理解できないうちは天下など夢のまた夢。 半人前のままだ」




親父様、わざわざ九州までやってきて息子を半人前宣言して帰ります。

ヒマなのかよ親父!

このおっさんはさも自分が一人前の男のように説教たれてますが、

ミカンにかまけて自分の女房を病死させたあげくミカンは天下だとほざき

休日は九州まできて息子の勝利にケチつける男のどこが一人前なのか。

また言った言葉もすごく、 「ライバルの本質がわからないうちは半人前のまま」。

そんなこと言ったら世の大人のほとんどが半人前だし、

この親父自身
ライバルどころか友達すらいなさそうだし、

なによりその半人前に優勝されてしまった

高校剣道界最高タイトルはどうしたらいいのでしょうか。




 
←信長の天下布武がバカにされた瞬間






橘がライバルの名前を列挙しているシーンで
柳田を挙げてないのが笑えますが、

結局ライバルがいないから天下はとれない、といったところで回想シーンが終了。

舞台は再び打ち切りが決まって
やけにコピーが多くなった玉竜旗後へと戻ります。



 :
 「玉竜旗をとればそんなこと関係なく ”天下” が見えると思ったんじゃ。

  だけど、今は違和感だけが俺を包んどる。

  あれは
天下とはまったく別物であるという現実だけが・・・」



このおチビ様、優勝したあとでいきなりの玉竜旗は天下ではない発言。

そんなことは
連載前に気付いてほしかったのですが、

この橘のセリフを見るに親父がライバルうんぬんの電波発言をかましただけで


彼の中では玉竜旗は意味を成さなくなったようです。

どうしたことでしょう。天下玉竜旗 じゃなかったのでしょうか。

それともやはり天下 = ミカン説が有力なのでしょうか。 (違います)

こうして 「ライバルがいないから天下がとれん」 というワケのわからない勝手な理由で

すっ飛ばされてしまった熱闘!玉竜旗編。

なんのために守山先輩は稼業を休んで参加したのか、

なんのためにネギとレゲエは福岡まで行ったのか、

なんのために
柳田は回ったのか


・・・まぁ柳田はいいか。




そういや ”熱闘!” って聞くと
くにお君を思い出しますよね。 (独り言)

さて、そんな悩む橘の前にかつての理事長(ハゲ)が現れます。


理事長 :
 「ありがとう。 玉竜旗をこの関東に・・・千葉にという私の悲願を叶えてくれて」



あぁ忘れてた。
お前が全ての元凶だったんだよ。

キー、このハゲ! お前が橘を愛媛から呼ばなきゃ剣道をバカにされることもなかったし、

この漫画も
たのしいミカン農作漫画で終わってたし、

俺も毎週水曜日は
もっとはやく寝れてたんだよ!

こいつめ、こいつめ! ピシピシ! (ハゲを叩きながら)

それはともかくさっきから悩んでいた橘、理事長に 「天下ってなんじゃ?」 と質問します。

すると理事長、最初は 「すまん、わからん」 と言うものの

いきなりキラーンと白目になって 「待てよ・・・!」 と何かを思い出す。

どことなくテリーマンの
「そういえば・・聞いたことがある」を思い出させますが、


理事長 :
 「ひょっとして
あの人なら・・・




(その夜――  練習する定時制一同、そこに遅れてきた橘が登場)


「面っ! 面っ!」

「・・遅ぇぞ橘ァ! 玉竜旗とったからってたるんでるんじゃねぇぞ!」

「ん? どうした橘・・?」

「・・・・」




スマン、俺、行かにゃあ・・・・・





エェ━Σ(゚Д゚ (@ω@ (゚□゚ 川・∀・(`Д´ )━ッ!!


どうやら理事長の言った ”あの人” とは黒田運州という凄腕の剣道家で、

その人なら橘の求める師・仲間・ライバルの ”3つの太陽” の答えをくれるかもしれないとのこと。

しかしその黒田はどこにいるかわからない! これから探すため、みんなとはしばらく会えない!

だから俺は行く、って
アホか!

スゴイです。 玉竜旗に出るため執拗に守山先輩やレゲエを部に勧誘したくせに、

いざ玉竜旗が違ったと見るや仲間置き去りで自分はさっさと天下探し!

素敵だね?

なんだよそれ! 自分勝手もいい加減にしろよ!

柳田なんてわざわざ定時制までついてきまぁ柳田はいいか。

これで椿が丘定時制剣道部は5人に満たず定員割れ。 試合にすら出れません。

自分の勝手でチームを壊すところに
ナベツネばりのフィクサーぶりが伺えますが、

どうすんの、チームどうすんの? コイツ入れとく?

  ←コイツ

まぁアメリカでは映画のキャストに黒人入れないと
人種差別になりますしね!

チームの方は
これで円満解決として、

橘、結局 「必ず答えをつかんで帰ってくるから・・・」 と言い残し剣道部を脱退。

”次号・驚愕の新展開” の煽りとともに白い闇の中へと消えていきました。





  ←遺影ですか?





ところで ”師・仲間・ライバルの3つの太陽を探す” と言いながら

2つ目の太陽を捨てているのは気のせいでしょうか。








サンデー黙示録シノブ Update:2002/10/26(Sut) 01:00





The Suday Apocalypse SHINOBU

■サンデー黙示録シノブ■



















橘連載前――


 「できるっ・・・! 次のしのぶの剣道漫画は期待できるっ・・・!
  かつては六三四の剣を連載していたサンデー誌上だし、
  サラダデイズを描いたことでしのぶは経験を詰んだっ・・・!
  だから期待できるっ・・・! できるんだっ・・・・・!!」





   , '         ,ヘ. ト、 、.._  / r‐、ヽ.   
  / ./     ,イ/ /`メ.`ヽv::\ \\r 、ヽ     ボロ・・・ボロ・・・ボロ・・・
. / //     / !' v/ / ,    :::\ \ 、リ l   
,'/ / .,イ ,  / l _,/ /!./ /     ::::\.ヽ._ノ   
.  ! / l ,イ ./、.U \/ l∠.=;-‐   v u:::::\'、  「違うよ・・・サラダとまったく違うよっ・・・!」
  |/ |/ W  `''‐、,, '~U~ 〜′    :::::::|ヽ.   
           /      u ノ> uj ::::| ヽ  
.           / v ‐, j /'´    :::|;  
            /   イ   / v   u:::|;;  
.        / , ‐'´ノ _,/ u      :::|;;  
          ー''´    ̄  \_/`! u  v::|;;;  | 













    ゝ          Z     サンデー編集部 : 
   /            ゝ     「久米田っ……! 何してるっ……!
   /     ,ィ/|八ハ、ト、ト`
  .|   __../ \.> く/|       しのぶを援護しろっ…! 
  |.   l6l| ヽ_・_フ 〈・_フ|
  /   ヽl  u  r_ \ |       橘を改蔵のネタに使ってやれっ…!」
 /_   |\ (二二ニ7/!
 '~  |  l.  \  == / |
    レV、ト、   \_/|ハ|\
        \_/





                    久米田 :
                     「ば… ばか言うなっ……!
                     できるかっ…! そんなこと…!
       、 、 、 ,. ,.
      -` `      ´v_    こんな電波に 援護なんか出来ないっ…!
     ∠/レ'レ'レ'レ'L   ヽ
.     /  u _ 7    |      だいいち……
    |\  /    |..__  |     しのぶを援護なんかしたら
    |ニ・〉  ニ・フ .!|6l |     オレまでクズ漫画家扱い…
.    |∠ っ  u  l!ノ .|        巻き添えだっ…!
     ヽlニ二二) ./ >‐、|
      ヽ = ./ / ,.ベ\    冗談じゃないっ……!
       ヽ_. く / /
          / /          救えねえっ……
         |/            どうにもならねえよっ…!」


















         __          なんだ…? この温もりは……!
    _,.ゝ'"     `ヽ、     胸から湧いてくる…… この温かさ……
   _≧-          ヽ          感謝の気持ちは……
   >  ハ、ト、_、 ,.-、   ヽ
   7,. ハl. //ヘ \^')    \         守山が………
     W'\</、ノ、 u `!   ト、   \     守山先輩がチームにいるだけで…
      / ,`'~,.っ |!  |/'\__ \       救われるっ……!
.      'イ-<_.、  |:! :! ./  `-、_\
            し'^l | ./   _ `\     橘や… ネギ坊主や…
         0     / V./ `><_ `ヽ \    ましてやあのマシンガンバカしかない…
            (j   \/ / /´   ヽ\/\      その寒々しさを考えたら…
              || |  |   ,/ :l \ \
         J   ,.r┼‐|TT|_/    !  \ \    今… 見えるその存在は
_|_l_l ___        / (\lll|,|_|_|    /|  \ \    まさに救い…!
ノ | ヽ |_|・・・   ヽ ´ヽ ヽ、 :|,..-''"  l    \ \
             `\   >'l   匚o]    //ヽ  残された希望!!
      _|_l_l _    ヽ/ /`  |_|_|_|    //   ヽ   
      ノ | ヽ |_|・・・   l\       ,!  /ヱ7   ヽ

















           /⌒ヽ、
          /     \           すみませんでした・・・・!
          /           \         全部・・・・オレが悪かった・・・・!
.       /  ,.へ       \       もう剣道漫画なんて欲しがりません・・・!
    /  /   \       \
   /  /   U    \       \ もうむやみに『六三四の剣』の文句を言ったりしない・・
  <.__/  _   V / , - 、       \     もうマガジンの『チャンバラ!』を見て・・・
.     !  // u   / { r-、ヽ      \    生意気な発言したり・・・・・
     l  //     U\ \r-、ヽ    「あんなの妹萌え漫画じゃねぇか」とか言ったりしない・・
.     l  { |  | // u v\.\,リ }         \
    |  )! l∠-‐    /  \ヽノ          /  きっと・・・・・・・・
    ー-"ァ'' ~〜u'   \  ヽ} ̄`~`''''ー─---/ きっと心を入れ替えますから
.      /  v   v  ,r'⌒ゝ、 ヽ        /
     r'  U -、O  ,ノヽ/ / 〉 ヽ    u  /  オレを・・・・
.      | v' ィ  ,ノヽ/ ./>'   l v     /     オレを・・・・・・・・
      l  /∠、-ヘ/ ./>'     l     /       救ってください・・・・!
.       レ'   ` '´ />'   U    | U /
             >'  ,.ヘ  u  /  /    たとえ新連載が無くても・・・・・・・・
           O `ー-'   l v  /\ /       打ち切ってください・・・・!
      ∧()()         |  /   /      打ち切ってください・・・・・・・・・・!
   -=ニ  ニ=- 「ニニ¬    `ー'  〈
    /〉 |. | 〈ヽ | |  | | Ο O o    ヽ       切って・・・・ サンデー・・・・
    〈/ . |/ ヽl Lニニニ.」             ヽ
















                          
             ,シ^'~'^~''^~^''^''ゞ、     「しのぶさんっ・・・・・・!
             /Y'l'Y'l'Y'l''l'Y'~Y'l     しのぶ先生っ・・・・・・!」
            c / lυl l lυl | |u l |      「きって、きってぇ〜っ!」
 ,,,、,、,、,、,    c. |二ヽ'___∠二___|    
/ ,、,、,、,、; っ c  「⊂・「^^|二・)|~~~''6)     「打ち切ってぇ〜っ!」
|  |ァ,,ァ| っ    └廾┘ └―┘  ヲl     
| 6 lニコ| っ   c   |U '〜`υ υ   |    
Vニニ  ̄ヘ.       | l三三三三l  /__l=、  
                l  ̄ ̄ ̄ ̄__厂  ̄\
              ̄ ̄| ̄ ̄/       









     .._________________
      「 | | |  | | |.  | | |   | | |  | | |  /// ///\
     \ | | |  | | |  | | |  | | |__,-‐、|  /// /// /.|
.      \,ヘ、. | | |  | | | |_l-'  :::::\/// /// .///|
       /  ヽ、| | | |_l l-'       ::::\./// .///.│
      /    ` ‐-‐'          :::::\ ///  |
.    /l\    ヽ、 __, -‐'  ̄   __,-‐ll´\::::〉___│
    ^l\ll\ ヽ、 _ , -‐'  __,-‐ll _ll-'´ ̄::/ ──‐ |
.    |  \ll\      _,-‐' ll _- '   ::::/  ̄ ̄ ̄│
     | _二二\ll||   ||l_ll二二二_  ::::|  /⌒i._|
..    |  ̄ ̄ ̄o >.......≡ ̄ ̄ ̄o ̄ ̄  :::|:ミ|l⌒:|─|
    | ` ‐--/.:::::::::   ` ‐---‐ '´    :::| |l⌒l.| ̄|
    | 、_/,::::::::::::::::  、_     ,ノ   :::::|: ||⌒l.|_|
    |   /,::::::::::::::::::::   ̄ ̄ ̄   、 :::::|ミ||ノノ ─|
    |/./,::::::::::::::::_:::)   `‐--- 、 \ ::::|.|`‐' ̄ ̄|\
    │ ,_L                _、\  ::|| l、__|:::::\
.     |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     ヽ::::|: ::l、─.|:::::::::::\_
     |                   :::|::l::  ::l、ニ|::::::::::::::::|:::‐-
    _/:l     ━━━        ::::::::;/::    :|,|::::::::::::::::::|::::::
._ ─/:::::::l                ::::::;/::   /|:::::::::::::::::::::|:_:
::::::::::/:::::::::::::ヽ             :::;/:::   / .|:::::::::::::::::::::::|::
:::::::/:::::::::::::::::::::\_______;/:::   /   |:::::::::::::::::::::::::|:
::::/::::::::::::::::::::::::::|\::::::::::::::::   /    .|:::::::::::::::::::::::::::|

しのぶ :
 「切れだと・・・?
  ククク・・・  ずれた命乞いだ・・・
  10週打ち切り・・・
  少年サンデーにそんなものあるかっ・・・  ジャンプじゃあるまいし・・・・
  バカどもがっ・・・!!」

















                     小学館:
            、、、,. ,._      「集英社さん………
         ィ`'小学館   ヽ
        〃/ノノ八レレ、.  |      集英社さんに託すっ…!
         ル三''′`三ヽ.  |
          [ ≧|ニ|≦_]~|^)ト、    虫のいい話なんだが……
.         | ,-L__」 -、u |ト:| |''‐- ...__
      _.. -┬|l王l王l王l`/ .|  | |    オレの代わりに…
.     ∧  |├‐┬─‐''′/  ||      こいつを……
   ___  |.l-―|、___/-―┤
   |しのぶ|  | |   ヽ. /    | |    しのぶをもらってってくれ……」
  /|    l.  | |   Y。    | |
  \/~三三..l | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|     
   /、 丁` /ヽ「|    /.|     |  
.  /  へ、./  | l.  / |_   |
 /   |/    | |. └‐::┐r‐┘  .|
. !   /       |_|.   └'      |==
 `ー'         | ̄







        `'‐、     
              ヽr‐- 、    おいっ・・・・! 何言ってんだっ・・・・・・!
               - 、  知らねえよっ・・・・・・・・・・! そんなことっ・・!
             ヽ‐-ゝ
         /\ ヽ. ヽ   それこそ・・・・・・・・・・・・
 集英社   /\\\|\!     あんたんとこでなんとかすりゃあ
        | _\_,|             いいことだろっ・・・・・・・・・・・・!
      i'| | ヽ.  ̄i|
.      | | ! j  `‐-|、                 ,. -‐:v:─‐z.-.、
.      | |.! v u |.ヽ               / 小学館   ゝ
       !.|l v v  ├-ゝ           /イ /ニトヘ、_   i
      ||   __,ゝ                 /レ'-‐' j ー‐-ヽ |
      |:l.u [ ___l                   [(~・}ニ{ ・~)]~|^i|
   /|   |:::!.    _,!                |,-~l_!U~-、.|ノ|
 / |.  |:::::!v  |                   |(王l王l王) /|.|\
'´    !  |:/l. v トri、     ___    _,/l_____/ |!  |ヽ、_
.、    l  |  |.ヽ._,ノ !| `‐.、  |しのぶ |,.fl´/  |:::::::::::::::: |  |. ||`''‐ 、
:::`:ー-:::::!  |.  |   !|   \f"三}   │||/  _ト、    ノ|   | ||   /\



















        ___  ___       うんざりなんだよっ…!
        `>  `'´   <´    橘ミサイルは非常識だ… 銭湯で剣道はふざけてる……
       ∠´          `ヽ、    そんな話はもうっ…!
      /             ヽ  
      /               ヽ   そんなことを話せば話すほど…
     ,.イ  /|ハ/! ,ハ ト、lヽト、     `、 オレたちは浅ましく 醜く 這い回っている……
     ´/ ハ/\\|/ `,// \    |   このクソ漫画界の底を……!
     / r| ==\!  |/=== ヽ. r‐、 |  わかんねえのか…!その姿…
      7 | | `-v゚/  `--u゚‐'′| |こ!| |   そして そんな姿を見て しのぶは喜ぶ……
      ,/ | | u / u     U | |こ!| `、  
     / `| /_  - ヽ u'     | !_ン  ヽ   オレたちが……
      .イ  ヽ lニニニニ二ヽu /|      \ スパイラルに振り回されれば振り回されるほど
     /   ヽ`ー──―'/  /   ハ~"''‐- ヽ_  反応を すればするほど
       7'    ヽ ~~~ /    /  ,/ ヽ~"''‐-  結果的に 猪熊しのぶの思う壺…
      /__,.,.ィィ  \_/ u'   / / `、`、      意のまま……!
  -‐''"~  /~7  /|      /ノ ',  `、ヽ
      / /  / |‐-、 ,r-―"|  ',   `、ヽ   悔しくねえかっ…!
     /____///__|   |    |______`、   悔しくねえのかよっ…!!





















   <                ヽ
   ∠/|||ハハハハイ       ゝ 
   /_l| |/_    ∠       ゝ 
  /  ー二 ―     ∠        |
. |―、      , ――― ∠        |    関東ベスト8・・・?
  |   \   /     ::::::/      |    何それ・・・・・・・?
.  | ==┐ ::::==== ::::::| |⌒l  | 
  |丶o/.. :::  _o_/ :::::::| |⌒|  |    ククク・・・・・
   |ー/:::::::::  ー――  :::::::| |O|   | 
.   |/:::::::::::         :::::::| |ノ  | 
   /_;;;;;;::::;ヽ 、、、 ヽー 、:::::::| |   |   回るな・・・・ お前・・・。
    |/ニニニニニニ^l | i:::::::|\  |  
    |ししししYY^^//  ::::::/::::: \_|  
__ ―|⊂ニニニニン 、:::/:::::     ̄
__  ―|  ::::::   、::/:::::        
     \、、、、、::/:::::
       |llll:::::::::::::::

















(かませ犬だけは 絶対にない・・・! 圧勝できる・・・!今度こそ・・・!)

この 柳田の思考
素人は こういう考えが一番危ない
まさにヤムチャ化に直結する道

かませ かませ かませ と来たから
もうかませでは終わらない などという読みは
まさに泥沼



                       _
                   /)/ノ,>    す  嵌
                   | lン.)っ   で   っ
                   |/ .〈/    に.  て
                      l   )    泥.  い
                   |iii||||||    中  る
                     |iii||||||        :
                    |ii||||||||      首.  :
                ┌|ii|||||||||      ま   :
        、ヽV_イ__   /iiii|||||||||||     で   :
       ノ::::::::::; ヘ .|__「iii|||||||||||||      :   :
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;イ:::::::</(ン ,_,<||||||||||||l'';;;;;;;,,,,    :
;;:;:::;;;;;:::,,,;;;:;ム;/);;;モヽ u (ニ'ヘ||||||||l;;;::;;;;;;;..''':;;;,
::::;;;;;;:;;;;;..,,,,;;;;/フ;;;;;/);;;;:'''''::::;;;;;;;:::::'';;:;;;;;;,,::::;;;;;,,,,
;;;;;:::;;;;;;;::::::'''',,尸;;;;;';;''::::::;;;;;;;;'';;;::::;;;;;;;;::;;;:;;;;::::::''';;;;;;;
::;;;;;;;;:::;;;;;;;;;'';;;つ;;::::;;;''';;;;;;,,,'':::::::;;'';;;;;;::::;;::;;;''::::;;;;;;;























│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖│ _ 
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖│ 7/   |`=、 
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖│ 〈〈__ノノ 
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖│ `ー‐ '′ 
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖│ 「|   lヽ 
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖│ .l L..  |ノ 
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖│  V'´
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖│ 「|   lヽ 
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖│ .l L..  |ノ 
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖│  V'´ 
│|‖┃│┃│‖  │┃‖│ 「|   lヽ 
│|‖┃│┃  │      ‖│ .l L..  |ノ 
||  │    _     、)ノノ | │  V'´ 
│|  │    |i┴-、.  | | | |  「|   lヽ 
│|      └‐l  l ,/、| | |  .l L..  |ノ 
│       _r―;rミ巛彡./   |   V'´ 、__..、 
│    └ヽ/ヽ、| |ノ     |       つノ
│|  ミ`--へ/  ̄   .   │   o
│|‖    ̄ ̄ │┃  ┃││   o
│|‖┃│  │‖┃│┃‖│   o
│|‖┃││┃‖┃│┃‖│   o
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖│   o







│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖││┃ _」L...
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖|│┃ ,コ lニn
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖││┃.〈<l ワ/))
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖││┃ ``'´ ´
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖││┃ _」L...
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖││┃ ,コ lニn
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖|│┃.〈<l ワ/))
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖││┃ ``'´ ´
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖││┃ _」L...
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖││┃ ,コ lニn
│|‖┃│┃│‖  │┃‖││┃.〈<l ワ/))
│|‖┃│            ‖││┃ ``'´ ´
│|‖┃     l.ニコ     ‖││┃ _」L...
│|        | |       ││┃ ,コ lニn
│|      ノ⌒`‐┴┐      |┃.〈<l ワ/))
│     ,>_|__  ,ノヽ  , くヽ、 ┃ ``'´ ´
│   ,r‐   \/\ ヾ /`ー' ┃ _」L...
│  / |r‐-、   〈   ` -.'′   ┃ ,コ lニn
│ / / |_「、r'ヽノヽ        │┃.〈<l ワ/))
│彡リ       !|       │┃ ``'´ ´
│          (巛.    │││┃ _」L...
||                  ‖││┃ ,コ lニn
│|‖  │    │┃  │‖││┃.〈<l ワ/))
│|‖┃││││┃│┃‖││┃ ``'´ ´
│|‖┃│││‖┃│┃‖││┃  o
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖││┃
│|‖┃│┃┃‖┃│┃‖││┃  o




























連載が終わりかけているのにおっさん(しのぶ)は淡々と飄々と日常を繰り返していた。
自信か・・・?
それとも、ただ考えないようにしているのか・・
それは分からない。

分からないが、その平静は結構頼もしく・・・・
そこはかとない大物感さえ漂わせていた。



しかし、ある日。

激変っ・・・・・・・・!!


仕事場から帰るとひとしきり陽気に話し込むおっさんが、
その日は座り込み、ただボーーーとしていた・・!


かと思えば・・・

「キキキ・・・・! 
         ケケケ・・・・!
                 コココ・・・・!
                         くくく・・・・!」


突然、奇声まじりに笑い出す・・・・・!
























                    ∩00  ∩        
                 ⊂ニニ ⊃ ⊂ ニ )-- 、  
                   ,. ---ゝ )   | レ'/⌒ヽヽ     |
                    ( (´ ̄ ̄   / /     ノ.ノ ○ O│ やられた・・・
                 ヾニニ⊃ ,`'∪ ⊂ニ-‐' ` z.   |  玉竜旗編すっ飛ばしだ・・・!
       _   _         /  yWV∨∨VVv`  │
       >  `´  <        |  i' -=バスケ= ゝ.   俺達の出番も無くなった・・・っ!
.     /   阿久根  ミ       |r 、| , =   =、 !   |    
     l  ,ィ卅ノ uゞト、.ゝ      |!.6||v ー-゚ l   l゚-‐' |  ` ー────────────
      |  |「((_・)ニ(・_))!      |ヽ」!  u' L___」 v |   ,'       // イノ  \ ヽ  ゝ
     |(6|! v L_.」 u リ      | /l.  ,.-─--‐-、 |   /      /`/ィ'_>賢木/∠ヽ! .!
   /| ,イ )⊂ニ⊃( !\     | / l  ー-─‐-‐' ! /     /⌒y' ==== _  ,'== レ、 !
.-‐''7  |/  `ー-、ニ,.-イ  ト.、  /l/   ヽ.   =   /ト7    l.{ヾ!,'  `ー-°' ゙゙ 〈ー°.y/ i
  /  |         |. ⊥ -‐'1_|\   ` ー--‐ ' ノ /      ヽ,リ   u u  r __ ヽ. ,'/ !
    ∩00  ∩   ,イ´     l__l  \     /_,. '-‐''7!     ト、   v  ___ーY1  |
 ⊂ニニ ⊃ ⊂ ニ )-- 、     ヽ、,ゝ、 _,,.ゝ-‐'''"´     /.!     !. \.   └-----' / |\.|
  ,. ---ゝ )   | レ'/⌒ヽヽ     ヽ/ヽ          /, ! i    |   \.    ー /  |.  \
. ( (´ ̄ ̄   / /     ノ.ノ ○ ○ /   l         / 1|! l  |     \    ,イ   !
  ヾニニ⊃ `'∪ ⊂ニ-‐'      /    |         /   !| ‖ |\    \, ' | ‖|

















::::::::::::::::::::::::::/:::://::::: \::::::::::::\\l  
:::::::::::::::::::/\:::// :::   \「\__ゝ    ククク・・
 /)/:::::::::::::\ \:::   /
|::レ::::::_____.」lllll /          初めてやったが・・・・
|:::::::::: \ ̄ ̄ ̄O 三/         
|::::::::::::  \__  ::::=\     思ったより気持がいいな・・!
|::::::::::::::::::       :::::::::=\      
|:::::           :::::::::::::::=\..伏線張りまくった玉竜旗編をいきなりすっ飛ばすってのは・・
|:::::::::::::::        :::::::::::::::::::::::\ 
|:::::::::::        :::::::::::::(::::_:::: )    ましてそれが・・・・・・
:::\:::::::::::  \_______ゝ    
|::::\:::::::::           (..   .   鼻持ちならねえサンデー誌上でなら・・・・
:|:::::::::\:::::::        _/
::|::::::::::::::\:::::::      (         さらに格別っ・・・!
:::|:::::::::::::::::::\:::::::     |           
::::|::::::::::::::::::::::::\::::::    |            最高だっ・・・・・・!
:::::|:::::::::::::::::::::::::::::\:::::   |   
::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::_ノ        




















  熱闘!玉竜旗編・完――









                 , -──- .、
                , '  ,.へ、   \       _|__  ゝ
              /  ./  v\     ヽ     |, -‐ 、
               ノ   〈 u \、  ヽ..___, 1 ',  .<|   _,ノ  終わった……!
         ,.. -一''´ /⌒i 〉 v v゙ヽ ヽ.__,. !. }
      ∠_-‐    l(7//u { \、l,,`ー'' レ  _|__  ゝ  終わった……!
_,,.. -‐'' " ̄,二ニ=‐、 ヽ/'∧ヾ:ヽ._。ン,,  _'.ニラ"´   |, -‐ 、
` 、,,. -‐'' "   │ i.  l |ヽヾ:ミ;;彡  <。_ノ   .<|   _,ノ
.  ヽ         | !.  ! ト、ヽ,\r- v' |ッ'           終わった……!
.   ',        | l │U\,.、`'ー`ュ、 :|      _|__  ゝ
   |.       |  !. |.\. ~`'ー= ェェシ`’        .|, -‐ 、  終わった
   !        |  |  ト、 ゝ、ー /! |       <|   _,ノ   終わった……!
.   !       .> レW%ラ'ヽ`´| | |
.   ,'         │  |%二7 /   | W       _|__  ゝ
  /        |.  |)// ./    |          .|, -‐ 、  終わった……!
、/          |  |/ / /     l        <|   _,ノ
 \         |.  l. /,.イ       l_,,. ‐''"           ついに終わった……!
   \       |  l /'  l     l         -─-、
    \     | l∠..‐''"レ''" ̄``ヽ           __ノ
.       \ _,,. ‐''"     /      \      o
      , ‐'''`ー-、      {. /´⌒ヽ. ヾ.l i.゙、      o   旋風の橘、打ち切りっ…!
ヽ.   /      `‐、     ヽ.)   } .」 } } }     o
.  ` (         、_ \       r'_,ノノ.ノ/
.   \  、 \ \、 ヽ       `         「|
      ヽ. !`、 .) } { |                    |!
       }_ノ .{_/.Lノ `'                 o





                     ,. -─- 、
                   /./ ̄\  ヽ._ -‐ 、
                  ノ./ー- 、  \_,. -‐- 、  i
                 /./' 、  `ヽ:、\__,. -‐ u ! ! 
                / /  | \   !}  v v ,. -=キ十      今週で終わり……!
  今週で終わり……! - .ヽ.  !  ヽ、 |! u  /'´_v| |
                   | ,.‐、| |uヾ:ヽ. o }|`ll ;∠-‐'' ̄,ラ | L_
              | |‐、| | /|ヾミ三シ/ ハ o  ./;; | /ヽ.}
. 今週で終わり……! | !._,| | |∧ \_ノ } }u゙ミ三彡'  |./V./  今週で終わり……!
               ,ノ`ー|/ |∨ヽ、l  / .ノ   =' ノ| |l‐//
             ,∠.-┐〈   N\/`\| {__ノ__,/l/! /'ー ' |
        __ ,r(ノ  / |  |  U∨ /ヽ/ゝ-1__|_」/l/〈 ,イ\|  今週で終わり……!
.  /r'⌒`ー-'   ヽ. ,' |  |   U`ー、/ 7~゙|__.|_」/J'/ | |  \
. /  ) キキキ    )   |   ヽ、u   _ ̄ ̄  v' / )、|
/  (    ……!( l  |    | `ヽ、  ̄ ̄ ,. ‐i´  ,ノ  ` 〜〜〜 、
     ` ー-''⌒ ー- 'l.   ||    ト、  \__,. ‐'´  |   {  ククク…  )
           │   ||   |ヽ\     r‐;'ニ|   `i ー-〜ー--‐'
          |.    |   |ノ' \ヽ._ ノ.ノ| | ト   |  |
                   |ゝ'  `Y-‐'´フノ|ノ |  |.  |   これで終了……!





  ヽ:::::::::/::::::::::::::::::::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::|. .:   の :
    ヽ/:::::::::::::::-─ '      ::::::::::<  後.   か :
     ゝー==============ヽ:::::::::::l. .:    :  :
.      ヽ` -=ニニニニエニニニニニニニン::::::::/;l  :    :
.       ヽ           ...::::::::::/;; ! :    :
.        ヽ::::::::::====:::::::::::::::/;;  | !   ?




              , -──‐- 、     r
             //⌒`ー'⌒ヽ'、     (   ・ え
          |.l─-、 ,, ,.-─|.|    ヽ、 ・  っ
           |.|j二。>, <。二:〉|    < ・
         (r||r一 、||, ー、||6)     (. ?
      _,. -‐'| || (田田田)|| |`''‐- 、 ` ー---
     /|    | |\. == /!. |    |ヽ
.    / |,_-;_ /ヽ.|:\` ー'´/:|.∧    ._|. ヽ
   / ///7、 |\``Y´ン/|'  ヽ r<ヽ.\ヽ
   ,' |  ' ' /  ! (ノ`゙|'´、)ー| < (\ヽ` |ヽ
.   ! /ヽ.___,.ィ|  | 彡''|゙ ミ  |  | \  / ̄ ̄ ̄
.  |./     / |  |〃  |  ヾ|  |   / 最   . 見
 │      /  |   |  《|》  __|   |   .l.     
  ヽ.___/|.  |  <⌒ヽr''∠-z_ |   .|   の   
       |   <.⌒ ll  lll  lll  .>  .|   ペ   
  ___|_∠,´ lll  ll  lll   ll `ゝ_|  |  
         /.イ ll   lll  lll   ll 亅  |.   ジ  
        ´ 1  lll  ll  ll ll |   |   :   
          ヽ  ll   lll   lll /  <   :    
           \, -──- 、/    |   :    :
        _,. -‐''"´ ̄ ̄ ̄ ̄``'''‐ 、. |  !   ?






                        (      o   __」L
                          `)   o   ,コF_ノ>
                          r'´   o   {〔.].レ'))
                         {    r'⌒ヽ    ==、、
                         ヽ、  ` r''’    =' ’
                           )  .o
                           ヽ、    ___
                               ̄ ̄

  熱闘!玉竜旗編・完――

        『次号、衝撃の新展開!!』




      )、._人_人__,.イ.__,
   <´           (__
     )  な…         (´
   <    なにいっ    >
     )    ……!?  (
    ⌒ v'⌒ヽr -、_  ,r' ⌒
              `'











              `'
         /./                   | |
      _/ /-─'''"~~ ,.二.フ->      ! ,'
    / ./, '-─‐ '" ̄  / '´\\    ,' /
.  / // ニ二u__,/ // u,__ヽ 〉- 、//
  {//-===:、     |.! /  / { | r‐ノ/         /
  /,.イ u   __\、;;;||/ @ 〃,.-;=´イ,ヽ        //
. //ヾ.\ /   @ フ''| |: ミ≡彡' / _\ヽ |       ,' ,'
/ i´r\ヽu`≡==彡v{ .{._,.ノ/u,ノ u_ \!\     / /
  ヽ.ヽrヽ.} r,ラ',ニニ二´-‐''´、 ̄ ./ヽ/ヽ.ヽ ` ー-/ ./
    \`、レ',.イー' ( __ } | - ’,. ‐ヘ /  ,| |  _//
.     `//_| rーrー┬ゝィ‐''1´ ,レ'´  /ン ! /、'´ ̄
     //  ! l‐┴‐┴‐┴‐ '"´  /ヽ/ u |、//  `丶
  ,r‐' /   \ヽ.r‐┬‐┬ ''1´.工 -‐'´u  |//\
 / /  /|   \` ┴‐''' ´ ̄ ==''___/// ヽ
/ /  ̄ ̄|   |    `ー、'''"~~´ ̄ ̄   //
./    |   |      \-───‐- 、//


















         『次号、衝撃の新展開!!』








        『次号、衝撃の新展開!!』








        『次号、衝撃の新展開!!』














__ノL_/L__    /     ___  _
           (__/ /     >  `'′  ̄\
 ・    |_ヽヽ    /    ノ  ,ィ,ルl      ヽ
 ・   二|-‐     /    < /l/  u |ハ、       ヽ
 ・     |     〈      レ =、\  _メヽ!ヽ!、   |
 ・   ー―┐ヽヽ  \   |ヽ 。>_  /。 ノ | ,へ |
 ・       /      /     | u/   ~U~ ┌ ||ビ|| |
 ・      /      /       |/__,ヽ__u |!_ン |\
 ・   ー―┐  〈       |『┴┴┴┴')) |\ |  ト、
 ・     ├'′   \.      ヾ========'/   V  | ,> 、
 ・    ノ      /         ,>--― "u    |   |//′ `ヽ、
 ・     │     \.     /‐/ |\_____/|_  |′
 ・     │      >    〈  / /|        |   \|   /
 ・     │     /      |  l|  |       |   | |   /
 ・     ヽヽ l  〈       ト、 ||__|____|__| |
 ・      /   \     ヒヘ |           |
 ┃  ー―┐〇     >  |__ヽ             |
 ┃      /    /         ヽ   遊 星     |
  ・    /     /          /ヽ          |










旋風の橘レビュー(第43話) Update:2002/11/4(Mon) 01:00


シャアのAVを見て以来、ティッシュを使う量が減った。 (挨拶)




週一レビュー:今週の『旋風の橘』  作/猪熊しのぶ大先生

第43話 ”黒田運州”

( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )




先週、連載開始から天下だ天下だと騒ぎあらゆる伏線を張りまくった熱闘!玉竜旗編を

田代まさしが映っていたVTRのごとくすっ飛ばした旋風の橘。

あの展開はさすがに他のサンデーレビューサイトでも物議をかもし出し、

C-WWWさんでは完全に作品としての命運は尽きたとまで言われてしまいました。

どうやらあれを受け止めれる読者は皆無のようです。

最近すっ飛んだと言えば西部松坂の活躍で
日本シリーズがすっ飛びましたが、

それはそれとして今週の扉ページ、

橘の隣りにでっかく
”新たなる旅立ち 新展開!!” の文字が。

玉竜旗編に入ったときは新展開記念としてサンデーの真ん中に掲載された旋風の橘、

今回は後ろから2番目の位置です。 もう編集部的にも
どうにもならないのでしょう。

あとはもうしのぶ先生がアフリカ象みたいに
美しく死を迎えるしかないわけですが、

そのしのぶ先生
異例の出世作である旋風の橘、

今週は橘が3つの太陽の謎を解き明かすため、伝説の剣豪・運州を探すところから始まります。



 ――黒田運州という剣道家がいる。

齢九十に達しようかという老人で、その腕に並ぶ者なしと言われた往年の名剣豪だ。

あの人なら、天下とは、ライバルとはなにか・・ その答えを教えてくれるかもしれん・・



この運州先生、ハゲ理事長の説明では一箇所には落ち着かない人であり

会うとなるとまず居場所を突き止めないといけないんだとか。

そんな浮浪者もどき、天下やライバルについてわかるとは到底思えません。

新宿駅のダンボールハウサーの方が世の中を知ってると思いますが、

その浮浪者もどきを探して逆に自分がダンボールハウサーになった橘くん、

雪の降る神社の前で 「見つからん・・」 とうなだれています。

あぁ、やっぱり見つからな・・・ え、雪!?



 :
  「いっこうに運州先生の居場所がつかめん。

   探しあぐねたままはや半年・・・・




探しあぐねて、はや半年!!


学校はどうしたキサマ。

ちょ、ちょっとこのおチビ様半年も休学してますよ! 半年も剣道してないですよ!

どうしましょう橘くん。 ライバルの前に停学通知を手に入れそうです。

そしてムリヤリ剣道部に入部させといて半年もほっとかれた守山先輩の胸中やいかに



さて、そんな学校サボリ→停学という明らかに天下と逆に向かっている橘ではありますが、

その橘の前をあんまんを片手に持ったじいさんが鼻歌歌いながら歩いていきます。

しかも何歌ってんのかと思いきや、どうやら自作のあんまんの歌のようで。








  「うふふふぅ あ〜んま〜ん あ〜んま〜ん

   おいし〜いぞ あんま〜ん♪」




すごいです。 いまどきこんな頭悪そうな歌のび太でも歌いません。

この歌詞のセンス、さすがしのぶ先生だなって思いました。 (仏壇に手を合わせながら)

なんとなく2番の歌詞が気になるところですが、

その鼻歌じーさんが橘の前で雪に足をとられスリップ!

持ってたあんまんがじーさんのお腹の下敷きになり、ぺっしゃんこになります。

すると先ほどまで鼻歌で 「あ〜んま〜ん♪」 と歌ってたじーさん、

ものすごい泣きながら


 「うわ〜〜ん! あんま〜んっ あんま〜んっ!」




じいさん、あんまん一つで大号泣。

こんなじいさんがいたらそれこそヘルパーや家族の人は大変なわけで、

もしやしのぶ先生はこの漫画を通じて福祉介護の大切さを伝えようとしているのでしょうか。

まぁしのぶ先生の方こそ福祉介護の必要があるわけですが、

見るに見かねた橘くん、その老人になけなしの金であんまんを買ってあげます。

老人は喜びますが、橘もろくにご飯を食べていません。 お腹が減っています。

それを見た老人、橘が買ってくれたあんまんを橘に分けてあげます。

ふんふん、ちゃんと分けるあたりあんまんバカの老人じゃないんだね。 安心しました。



橘 : 「すまんのーじいちゃん。 分けてもらって」


老人 : 「いやいやそれはお前さんの金だしのー」


橘 : 「もぐもぐ。 ごちそーさまじゃ」


老人 : 「うんうん、毎度あり。 一万円。」 (手を出しながら)


え?


橘 : 「は?」


老人 : 「あんまん一個一万円♪」


橘 : 「か、金取るんか!? だってそれ俺の金で・・・」


老人 : 「そうじゃ、じゃが問題は誰が買ったかではなく所有者は誰かじゃ。

       一万円。









死ねジジイ。


な、なんでしょうかこの展開。 普通にムカつきます。

というかなにあの顔! なにあのジジイの顔は!! すっげームカつく!!
















































































  スパイラル!
  ∧_∧ 
  ( ・∀・)
  | つ===☆
  人  Y/    ミ
 し(__)   

      ミ






さて、いい感じでネタを使いまわしたところで後半。

そんなこんなでじーさんに1万円を請求された橘、

もちろん放浪中の彼に払えるはずもありません。


じじい :
 「ふぉふぉふぉ! 払えないなら身体で払ってもらうまでじゃ!」


そして橘に自分を背負わせ家まで送らせるじいさん。

いちゃもんつけて金と労力を人に払わせるあたり朝鮮人の匂いがしますが、

いやーほんと人をムカつかせる漫画ですねー。 (ストレートな表現)

ちょ、ちょっと先生! 橘に人気ないからわざわざ新展開にしたっていうのに

橘よりムカつくキャラ出してどうすんですか!?

ひょっとしたら先生は悪人キャラを出すことで相対的に橘をいいヤツに見せようとしてるかもしれませんが、

そばに北朝鮮があったって韓国は韓国ですからね

まぁそんな朝鮮総連から黒いワゴンがすっ飛んできそうな話は置いといて、

橘がジジイを背負ってしばらく歩いていると、近くの家から素振りの音がしてきます。

その家の玄関にはなんと ”黒田流剣術道” の看板が!

黒田! そう、あの伝説の剣豪、黒田運州の黒田です。

まさか・・と橘が塀に上ってみると、そこには日本刀を構えた達人風の男が

上半身裸+オーラをたずさえ立っていました。

一瞬史上最高の弟子 ケンイチと見間違えてしまいましたが、

ま、あの漫画がこんな後ろに掲載されるわけないですしね!







セリフ: 

「ぶっ殺すならやっぱりムエタイだよ!
 アパチャイ、そう教わったよ!」




・・スキャナを結構使ってるせいか、なんかレビューやる度に

橘のページが切れたサンデーが転がってるのですが、

さてその達人の姿を見た橘、運州先生を見つけたとばかりに塀から身を乗り出し


 :
 「黒田運州先生じゃな! ぜひ教えてほしいことがあるんじゃ!

  ”天下”とは! ”ライバル” の本質とはなんじゃ!?」



とまくしたてます。

いきなり見たこともないチビが不法侵入した上に、こんなわけのわからんことを言い始めたら

俺なら手にした日本刀で斬りつけますが、

この達人、私の心が通じたのかホントに日本刀を橘に向けます。


達人 :
 「私は黒田天州。 運州は私の親父だ。

  その名を聞くだけでも虫唾が走る! その名を二度と出すな!!



達人、どうやら橘にムカついたのではなく運州と間違えられた事が気に入らなかったようで。

まぁ理由はなんでもいいです。

はやくその日本刀を振り下ろしてください。


そうだよ! そのおチビ様さえいなくなればこの漫画は終わるんだよ!

そうすりゃ剣道だってバカにされることもなくなるし、俺だって水曜日は早く寝れるんだよ!!

達人、やっちまえ! その日本刀を振り下ろし全てを終わらせちまえ!

殺(や)れ! 殺(や)れ! 殺(や)れ! 殺(や)れ!


デストローーーーイ!!





「・・やれやれ、久しぶりに帰ってきてみればえらい言われようじゃのう」


ピクッ! と動きの止まる達人。

この橘のピンチを救ったのは・・・ 
さっきのあんまんジジイ。


じじい
 :
 「まったく、丸腰相手に真剣を抜くとは
まるでチンピラじゃ。 

  黒田家当主の座が泣くぞい。 ま、ワシは家督を譲ったつもりはないがな・・・」



・・えーと、うすうす感づいてた通り
このじじいが運州でした。

え、ベタベタの展開ですって? ハハ、いいじゃないですか。
サラダっぽくて。

ところでこのじーさん、丸腰相手に剣とはまるでチンピラじゃとか言ってますが、

おごってもらった上に一万円要求するのはチンピラじゃないのでしょうか。


達人
 :
 「戯言を言うな! このくたばり損ないのクサレ親父がっ!!」


突然現れた親父に怒る息子、真剣片手にじじいに斬りかかります。

するとこのジジイ、真剣を持った息子の
頭の上を飛び越え後頭部に一撃、

息子はガフッと血を吐き倒れます。

しのぶ先生、43回も連載してるくせに自分の漫画のどこが悪いのか
全くわかってません。


ジジイ: 「さて、橘よ茶でも入れよう」


 : 「・・息子さんはあのままでもいいんかの?」


ジジイ: 「なーに、小一時間もすれば寒さで目を覚ますじゃろう



先生こそ目を覚ましてください。

先生、打ち切り決まってヤケになってるんじゃないでしょうか。

今週はこれでジジイが 「天下とはなにか、ライバルとはなにか、じゃったな?」 と言って終了しますが、

いやはや、ちゃんと読者が納得できるような説明できるんですかね。

来週はこのジジイが天下の説明をするのかまた電波剣道をする展開になるのか、

それとも天下とはあんまんのようなモノだと思っとるとでも言うつもりでしょうか。



だったらボク、先生に一生ついていきます。






旋風の橘レビュー(第46話) Update:2002/11/28(Thr) 01:30


なんと! 今日はすごい人物からすごいメールが!!


えー、前回の日記でうちのシャアAVレビューを監督兼男優(シャア役)であった

二村ヒトシ監督がご覧になったと報告しましたが、

実は今日、その二村監督ご自身からキミの文才を見込んで

ぜひともうちのAVライターとしてスカウトしたいというメールが私宛てに届いてません。




こんばんわ、うそつきです。

さてさて、2週ほど休んじゃったけど今週はやるよ! メシ食ってないけどやるよ!



週一レビュー:今週の『旋風の橘』  作/猪熊しのぶ大先生

第46話 ”秘伝書の中身”

( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )




表紙、キモッ!



・・失礼。

今週の橘、表紙はパンツ一丁でほぼ全裸の橘くんが崖の上で微笑んでるという

トチ狂ったか小学館なホモ画像で始まりました。

しのぶ先生! いい加減そっち方面で読者が食いつくと思うのはやめてください!

それとも先生は俺の橘だったらグラビアの安部なつみには勝てると思ってるんでしょうか。

ハハ、センセー思い上がりもいい加減にしてくださいよー。

まぁ私的には10対9で橘なわけですが、 (え?)

それはそれとして今週の表紙、よ〜く見るとタイトルの近くに ―黒田流修行編― の文字が。

この漫画はよく展開ごとに副題がつけられており、歴代の副題としては

『天下事始編』 、 『天下取り編』 、 『熱闘!玉竜旗編』 という名称があるわけで、

それぞれ


天下事始編 : グラサンが小躍りしただけ


天下取り編 : 仲間集めただけ


熱闘!玉竜旗編 : 柳田が回っただけ



といった、副題とはなんの関係もないことばかりやってます。

無頼男 -ブレーメン- のサイクロプス風に言うならば 「副題なんて、見えやしねー!

そんなわけで今回の黒田流修行編、全くもって期待がもてません。

ま、まぁでもしのぶ先生だってもう1年間もこの連載を続けてきたわけですし、

橘だってページの数だけ名シーンがあるわけで、

ほら、こうして目を閉じて思い出してみると・・・ 


思い出したくねぇなぁ。




ジャンプで10週で打ち切られたソードブレイカーでさえこんな熱いファンページがあるのに、

なぜ1年も連載している橘を熱く語っているページがないのだろうか。

( 注: うちは違います。 断じて違います。


さて、天州とあんまんじじいがバトルしたあと

無意味の中に隠された真実」 がわからなければ免許皆伝はやれん! という

わけのわからん言葉で終わった先週の橘。

無意味の中に隠された真実。 なんでしょうかこの言葉の意味は。

私的にはこれの説明よりもスパイラルを物理的に説明してほしいのですが、

作中の説明文をそのまま書くとこの 「無意味の中の真実」 とは

どんな大切なことでも人から聞いただけでは無意味なままで、

それを自分の中で何度も何度も反芻し消化することで初めて意味のあることになる、と。

要するに人マネや聞いたままで満足するな、と。

自分で考え行動しろ、と言っているようです。

ここらへんBLACK CATの作者に聞かせてやりたい気分ですが、

自分で考え行動してるけどベクトルが斜め下を向いてるしのぶ先生はどうなるのでしょうか。

そしてその説明を柱の陰で盗み聞きしていた主人公・橘くん。

目線にトーンまで貼って暗い表情になり



 俺は・・・ はたして今まで自らの足で歩いてきたじゃろか・・・

 ただ人に言われるままに、

 なんの疑問も持たず、


 流され――  ただ天下のうわっ面をなでただけで分かった気になっていただけじゃ・・・



そうです。 橘くんは自分から剣道をやりたいと言い出したわけではありません。

橘の頭には 「天下を取る」 ということしかないのであり、

あのハゲ理事長が剣道なら天下を取れるというので剣道を始め

あのハゲ理事長が玉竜旗取ったら天下だというので玉竜旗を目指し・・・

え、そんなこと言ったら剣道漫画じゃなくても良かったじゃない!

やりましたしのぶ先生!

玉竜旗編すっ飛ばしてこの漫画のテーマであった ”玉竜旗=天下” をぶっつぶしたと思ったら、

今度は別に剣道じゃなくても良かった発言。

結局この漫画のテーマは天下だけでした! テヘッ!

お前今すぐ全日本剣道連盟に謝れ。

うわーなにこの漫画! ただ主人公が天下天下言ってるのを書きたいがために

ミサイルだのロケットだのと剣道をバカにすることやってたのか!?

全日本剣道連盟に向かってあんなことも! こんなことも!

に、二村監督! しのぶ先生の乳首を掃除機で吸ってやって! (ムリ)

さらにこのクソバカ主人公、

天州先生とあんまんじじいのお互いぶつかり合いながら強くなる関係を見て


橘 :

 いがみ合いをプラスに作用させるコトができる関係――

 そうか・・・ これがライバルってヤツの本質かもしれんのう




んなもん昔のジャンプ見りゃ載っとるわ!

橘くん、学校1年間サボって結局得たものがこれだけ。 猿岩石以下です。

橘は設定上、東大入試問題も解けるような頭脳を持っているはずなのですが

こんな中卒でも知ってるようなライバルの説明に1年間も悩み続けたようです。

愛媛県人、剣道家に続き日本の最高学府までバカにされました。

きっとここまでするからには先生はハーバード大学出身なのでしょう。

ともかくこうして高校生活1年間を放浪と家事とパシリで過ごした橘くんは、

盗み聞きで得た知識を土産に仲間の元へ帰るのでした・・・。


 ―黒田流修行編・完―



え、えーと・・・ 言いたいことはたくさんあるのよ?

・・・黒田流修行編が過去最短の4週で終わったこととか、

来週以降剣道やる意味がなくなったとか・・・

まぁそこらへんはしのぶが通れば道理が引っ込むから仕方ないとして、

最後のページにあった 『次号クライマックス!』 で本当に次週で橘は終わるのか、必見です。


個人的には一番湯のカナタが再来週で終わってしまうのと、

マガジン連載のチャンバラ!が地味につまんなくなっているのが本当に悲しいです。




旋風の橘レビュー(最終話) Update:2002/12/05(Thr) 02:00



今週こそ・・ 今週こそ・・ 旋風の橘、最終回!

ついに来ましたぞよ! 先週の展開から言って、今週は間違いなく最終回だ!

約半年ほど前に始めたこのレビューも今回をもっておしまいです。 いや〜思ったより長かった。

先週であのクソむかついたあんまんジジイも消えたため、今週は橘も普通の展開で終わるでしょう。

さてさて、レビューの前にまずは他のサンデー漫画からチェックだ!

『史上最強の弟子ケンイチ』・・・

ほほぅ、アパチャイは動物の言葉がわかるのかぁ。

『ファンタジスタ』・・・

えぇ!? 監督(ミステル)! 監督(ミステル)ーーっ!!

そしていざ! 『旋風の橘』!



















 へ (; ´Д゚)ノ












週一レビュー:今週の『旋風の橘』  作/猪熊しのぶ大先生

最終話 ”大きな旋風”

( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )




最終章:旋風の橘編スタート! 感動大増24ページ!


そしてページ端には
”天下とはなにか? その問いに答えを見つけ帰ってきた!!”。

そのまま帰ってこなくていいのにという僕らの願いも虚しく始まったわけですが、

先週のあのクソ展開で天下は本当に見つかってたのか、

最終回なのに新章スタートさせてどうするのか、

ソードブレイカーとどっちが感動するのか、非常に興味は尽きません。

まぁ最終回のページ増やしたところで感動なんかしやしないので、

どうせだったら大増24ページのうち12ページを 『安西信行、始動』 希望。




「みんな、ただいまじゃ〜っ!」 「おぉ、橘じゃないか!」


2003.1.7  安西信行、始動



「よし、今年も玉竜旗とるぞ!」 「待てよ。」 「お、お前はぁー!」


2003.1.7  安西信行、始動



「天下には3つの太陽が必要なんです。それが師であり、仲間であり、そして―――


安西信行 2003.1.7 COMING SOON





・・自分で書いててウザッたくなってきたので今週のレビューに入ります。

さて、冒頭では橘が強引に勧誘しといて1年間ほっとかれた守山先輩が登場。

「正面素振り、始めっ!」 と部員に号令をかけております。

髪型変わってカッコ良さUPしたぞモリリン。 工場の方は大丈夫なのかモリリン。

そしてなんと、玉竜旗編では5人だった部員が増えています!!








おぉ、部員が増え・・・まだ外で練習してんのかお前ら。

玉竜旗制覇チームにこの仕打ち! 道場持ってる全日制の監督がよほど彼らを嫌ってるか、

冬の選抜を大コケしたかのどちらかでしょう。

また、レゲエとネギがまだ剣道部にいることもそうですが、

なにがスゴイってアシが描いた他部員のやる気のない素振りの仕方。

なんだあの絵は? こち亀か?

なんつーか素振りにやる気がないというか絵を描く方がやる気がないというか、

もうボク、こんな先生の下で描きたくないヨというアシのストレートな気持ちが

紙面を通してびゅんびゅん伝わってきます。

彼らアシスタントもこの1年、よほど苦労したのでしょう。

自分がアシやってる漫画があまりにクソすぎてついていけなくなったり、

橘のアシやってるというだけで世間でも肩身の狭い思いをしてきたことでしょう。

ダンドー!のアシに石を投げられる日もあったでしょう。 (想像)

たぶん彼らももう2度と竹刀の絵とか描かないと思いますが、

まぁ他の部員もお前それ大丈夫なのかっていう部員がほとんどで、





なぜこんなところに勝手に改蔵の地丹くんが!?







え、後ろにいるのはマーシー!?



椿が丘定時制高校の未来が激しく心配になりました。

さて、そんな練習中に 「ただいまじゃ〜〜〜っ!」 と大声を出すバカ一匹。







すごいです。 顔と手と足の長さのバランスが全然合ってません

シンナー吸った中学生に描かせたみたいにデッサンが絶望的に狂ってますが、

最終回の絵がこんなんで本当にいいんでしょうか。

あのー、サラダデイズ描いてたんですよね先生?

まさか顔から描き始めたせいで足を描くスペースが無くなったとは言いませんよね先生?

ハハ、そりゃダンドーのアシから石を投げられるっての! (想像)



なんだか最終回とは違う意味で感動しかけましたが、

とりあえず部員の皆さん、1年間部活をほったらかしにしていた橘を怒ってはいないようです。

なんでだよ! 怒れよお前ら! なに楽しそうにしゃべってんだよ!

そ、そうだ柳田はどうした!? あいつがいれば橘に・・・


「――待てよ。」


柳田キタ━━(゚∀゚)━━!! って、髪の毛サラサラ! 髪の毛サラサラになってるよ!

以前のツンツン頭がサラリとキューティクル。 ビダルサスーンもびっくりです。

とりあえず使ってるシャンプーの銘柄を教えてほしいところですが、

「一年ぶりに現れていきなり仲間ヅラかよ、え? 橘!」 だの、

いきなり竹刀を渡して問答無用でつっかかるところなどのチンピラぶりは相変わらず。

さらに、


橘 : 「・・早い! 1年前では考えられんスピードのキレじゃ・・ すげえ!」


と、この漫画内の神である橘をうならせるほどの強さを手に入れてます。

しばらく出番がないまま再登場すると強くなってるのはバキの世界だけだったはずですが、

いったいどうしたんでしょうか柳田くん。

ヤングチャンピオン誌上で女監督とSEXでもしたんでしょうか?

ちくしょう、かませ犬どころかあっちの方でも犬になるとは! (狂ってます)

そんなことを血走った目で考えてたら、


柳田 :
  「お前がいなくなってからの1年間、
道場破りを繰り返した。

   俺なりにも ”ライバルの本質” ってやつを実感してみたくてな・・・」



守山先輩 :
  「柳田は強い・・・ こりゃあの噂も本当かもしれんな」


ネギ :
  「噂?」


守山先輩 :
  「ついにあの律令館の賢木を打ち破ったとか・・・」


ネギ :
  「ええっ!? 賢木ってあの・・・ 
消える竹刀の!?




賢木、ラスボスからかませ犬へと転落。

うわーあのメガネ、最後の最後でヤムチャ化してるよ!

賢木くん、竹刀どころか自分の名声まで消してしまいました

思えばこの男もこの漫画の中では不遇な扱いを受けたもので、

”中学生最強” の肩書きを引っさげ1巻で橘のライバルとして登場したわりには

剣道のルールを知らない橘にいきなり竹刀で足をぶっ叩かれ悶絶

謝りもしなかった橘は後に ”あの賢木に一本入れた男” として名声を手に入れ、

2巻ではついに発狂した柳田に学校帰りを強襲される。

遠征編では時の伸びる竹刀(+柳田)のせいで自慢の消える竹刀の存在が忘れ去られ、

やっと出番がきたと思ったら玉竜旗すっ飛ばし。

そして今週、ついに彼は柳田の代わりにかませ犬へと転落してしまいました・・・。

あぁ、中学時代最強の男・賢木くんに幸あれ。

まったく、同じ剣道部でも彼らのように楽しくやってるヤツらもいるというのに・・・








うーん・・・・ ん!?













さ、ささ賢木ッ!! 




  →



なぜ!?なぜお前がこんなところに!?

あぁ、なんということでしょう。 柳田に敗北したショックで人格が崩壊し、

ついに自分を忘れこんな変わり果てた姿になってしまったようです。

きっと精神病院を抜け出しフラフラと彷徨っているうちに、この定時制高校に辿り着いたのでしょう。

くぅ・・・賢木。 あの消える竹刀を放っていた頃のお前は死んでしまったんだな。

でも、でもこんな姿になっても剣道を忘れないところが泣かせるじゃありませんか。

さようなら賢木。 僕らは忘れない。

賢木という偉大な剣道家がいたということを、僕らは忘れない。




まさかしのぶ先生、最終回にこんな感動秘話をもってくるとは。

なんだしのぶ先生やればできるじゃないですか〜。 (狂人の目で)

まぁ、あんな落ちぶれたメガネの話は置いとくとして、

紙面では柳田と橘、互角に打ち合っています。

えーと柳田、1年間ずっと道場破りで腕磨いてたくせに

1年近く剣道してない橘と互角でどうするって感じですが、

その2人の実力差を埋めるのはそれくらいが丁度いいのでしょう。

そしてそれからの定時制剣道部は・・・これは書くのもバカバカしいんですが、


玉竜旗、三連覇。

関東に立花橘あり、柳田邦彦あり――
と言われるようになる




・・・・・。

あの、えっと、えーっと・・・



最終回だし、大目に見ます。 (なにか吹っ切れたらしい)


そして・・・ 

長かった。 ここまで本当に長かったぞしのぶ先生!!






旋風の橘・完

■長い間ご愛読ありがとうございました■







ウオオオオオオオオオオオオオーーーッ!!


終わった! 終わった! 終わった! 終わった!

ついにこの漫画が終わったぞーーー!!






旋風の橘・リフレイン






■椿が丘剣道部 in 銭湯■









■橘ライフル■









■柳田、宇宙へ■















■諸君らの愛してくれた柳田は死んだ。 なぜだ!?■









■モリリンの殺人アタック■









■スパイラル■


 






 












  



  



  







■闘将!ネギパルドン■









■スパイラル返し■




 




 











 

















■3つの太陽■



 <フフ・・・ ウフフ・・・
















フフ・・・ ウフフ・・・>















フフ・・・ ウフフ・・・















  スパイラル!
  ∧_∧ 
  ( ・∀・)
  | つ===☆
  人  Y/    ミ
 し(__)   

      ミ











うちみたいな駄文レビューをここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。

次回の日記で橘100の質問の後半をやったあと、もう橘に関わることもないでしょう。

稀代のクソ漫画・旋風の橘終了と共に、当旋風の橘レビューもここに終了したいと思います。


長い間本当にお疲れ様でした。 (しのぶ先生以外)


L&M管理人 遊星より





旋風の橘 100の質問 Update:2002/11/30(Sat) 01:00


旋風の橘打ち切り間近記念!

Beat Swingさんとこの 〜旋風の橘がクソだと思う人への100の質問〜 をやってみよう!



(質問中ボケてるところもありますが、基本的には真面目に回答しています)



〜旋風の橘がクソだと思う人への100の質問〜

回答者 : L&M管理人 遊星




01 まずは簡単に自己紹介をお願いします


 えー、細々と橘レビューをやっている遊星という者です。 元剣道部です。


02 旋風の橘を知ったのはいつですか?


 友人が薦めたので借りたコミックスより。

 その時サンデー誌上では東京遠征で柳田が3人抜きし、時の竹刀が伸びてました


03 旋風の橘にキレたのはいつですか?


 コミックス読んでから3分たってなかったと思います


04 またそのきっかけは?


 橘が2mジャンプ面で相手を気絶させた後、

 実はすり足練習のために足に鉄アレイつけてましたっていうシーン。

 その時柳田は汗だくで 「あの状態であのジャンプだと!」 と早くも負け犬臭がプンプン


05 旋風の橘について語り合える相手はいますか?


 橘を教えてくれた友人がいるのですが、彼の顔はもう見たくもありません。


06 旋風の橘の単行本は持ってますか?


 スキャナで画像とったあと友人宅の郵便受けに押し込みました


07 持ってる方はどういう心理で買いましたか?


 なんていうか・・・パニックになっていた。 (稲垣吾郎)


08 旋風の橘以外のクソな漫画と言えばなんですか?


 ジャンプのほとんどの漫画
 マガジンのほとんどの漫画
 サンデーのほとんどの漫画
 高橋陽一先生


09 天下事始め編、天下取り編、玉竜旗編など色々ありますが、一番好きなのはどれ?


 すみません、靴ヒモ直していたので質問聞き逃しました。


10 天下事始め編、天下取り編、玉竜旗編など色々ありますが、一番嫌いなのはどれ?


 ネタにはなるけど一番剣道を冒涜していた ”天下事始め編”


11 ごめんなさい、質問作成既にくじけてるんですがやめてもいいですか?


 ダメですよ! 男が最初にやると言ったら途中で投げ出したらダメなんです!

 企画とかレビューとか、そういうものは最後までやり通さなきゃいけませんよ!






 俺はやめるけど。





12 立花橘ってどうよ?



















 へ (; ´Д゚)ノ












13 柳田邦彦ってどんなやつ?


 (゚ー゚ ) 


  ↓



 (゚Д゚ )




14 守山先輩ってどんなやつ?


 (゚ー゚ ) 


15 ネギってどんなやつ?


 ( ̄− ̄*)


16 レゲエってどんなやつ?


 ヽ(´ー`)ノ


17 大西洋平太ってどんなやつ?


 (>o<) カーッ   ( -.-) ペッ


18 大西洋平太の太≠チて別にいらないんじゃ?


そんなことは宮川一郎太に言ってくださいよ


19 立花常世ってどんなやつ?


 (゚ー゚ ) 



 常世 「天下とはミカンのようなものだと思っとる」



 (゜┐゜ )



20 ヤンキー監督(名前忘れた)ってどんなやつ?



フフフ・・・



フフ・・・フフ・フ・・・





゚・*:フフ.。. フ.。.:*・フフ゜゚・* (゚∀゚) ゚・*:.。フフフ. .。.:*・゜゚・



21 あなたが選ぶ旋風の橘名場面は? 3位まで挙げてください。


 1位 柳田が時に伸びる竹刀を食らった 『柳田、宇宙へ』のシーン

 2位 柳田が千場にスパイラルを食らった 『柳田、回る』のシーン

 3位 仲間集めて終わっただけなのに 『天下取り編・完』と書いてあったシーン


24 号泣した場面は?


 仕事で忙しくて休止してた頃にもらったメールの半分近くが

 「早く仕事を終わらせて、橘レビュー書いてください」 だったとき


25 爆笑した場面は?


 このAAを初めて見たとき↓


  スパイラル!
  ∧_∧   .ミ∩
  ( ・∀・) ⊂⌒ |
  | つ==☆|⊃ |つ
  人  Y/  ミ(    )
 し(__)    ∨ ∨彡


26 激怒した場面は?


 「一万円。」 (ニヤリ)


27 ツッコミを入れた場面は?


 橘 VS 時の試合、ほぼ全部。


28 あなたが選ぶ名試合は? 3位まで挙げてください。


 1位 橘 VS 時

 2位 橘 VS 千場

 3位 柳田 VS 時


(以上、ツッコミの数の順)


31 好きなキャラクターは? 3位まで挙げてください。(なければ、好きな≠フ前にある意味≠つけて)


  1位 ヤムチャ

  2位 団長

  3位 モリリン


34 嫌いなキャラクターは? 3位まで挙げてください。


  1位 あんまんジジイ

  2位 ロナウド

  3位 おチビ様


37 好きな必殺技は? 3位まで挙げてください。(なければ、好きな≠フ前にある意味≠つけて)


  1位 スパイラル

  2位 マシンガン

  3位 玉竜旗すっ飛ばし


40 好きなコンビは? 3位まで挙げてください。(なければ、好きな≠フ以下略)


  1位 モスト・デンジャラスコンビ  (レゲエ&ネギ)

  2位 該当なし

  3位 該当なし


43 橘の一番のライバルは誰だと思いますか?


 モータルコマンドー・ガイ


44 対決を見てみたいキャラは誰VS誰?


 柳田 VS 阿久根  (かませっぷりに期待)


45 この作品中の剣道の描写をどう思いますか?


 パス1。


46 旋風の橘を見て剣道をやりたいと思ったことはありますか?


 しのぶ先生相手に真剣でやりたいです


47 現実の剣道に興味がありますか?


 あります。 非現実の剣道に興味がなくなっただけです


48 泡試合(バブル・デスマッチ)してみたいですか?


 なんですか? その男塾名物みたいなネーミングは。


49 女監督と泡試合(バブル・デスマッチ)してみたいですか?(最低)


 本気を出せば一晩で5本勝負は可能です。


50 ごめんなさい、50問にしてもいいですか?


 亜麻色の 長い髪を 風が優しく包む






旋風の橘 100の質問 Update:2002/12/07(Sat) 00:30





51 一番好きな台詞はどれですか?


 最終章:旋風の橘編・完
 長い間ご愛読ありがとうございました。


52 一番嫌いな台詞はどれですか?


 「え、剣道って竹刀投げちゃいかんのか!?」


53 あなたにとって天下とは?


 今週の水曜日に達成できたので、もういいです。


54 あなたにとって三つの太陽は?


  一つ目  サスケのジュニアはヘビー級チャンピオン!

  二つ目  クソゲーレビュー 「水戸黄門2」

  三つ目  連邦軍が捕まって あんなことも! こんなことも!


57 ライバルの本質がわかりますか?


 さっきGoogleで検索したら2秒でわかってしまいました。


58 旋風の橘で最悪だった話は?


 柳田VS橘(2回目)で素手剣道だの眠ったまま剣道だのクソつまらんことやったあげく、

 橘の後ろに賢木が見える!柳田が勝手に壊れた話


59 旋風の橘のどこが好きですか?


 サンデーの巻末に掲載されるため破りやすいところ


60 旋風の橘のどこが嫌いですか?


 からくりサーカスにおいて人形フランシーヌが赤ん坊を笑わせながらも死んでしまう、という

 感動的なシーンの次に橘が掲載され全てが台無しになったところ


61 もしも旋風の橘が実写化されたら、橘役は誰ですか?


 マコーレー・カルキン


62 では柳田役は?


 島谷ひとみ


63 あなたがヤンキー監督なら実際に銭湯で稽古やらせますか?



 え、銭湯ってお風呂に入るためにあるところじゃないんですか?
 

64 「いくらなんでもそりゃやりすぎだ!」と思った必殺技は?


 玉竜旗すっ飛ばし


65 もしも旋風の橘のキャラになれるとしたら、誰になって何をしてみたいですか?


 ハゲ理事長になって橘と初対面のとき 「お前はカバディなら天下を取れる!」と言う


66 柳田のマネして車田ぶっ飛びした事ありますか? した方はどうなりましたか?


 こないだ知り合いにカレンダー丸めてスパイラル!と突きかましたら、

 殺し屋みたいな目でにらまれました。


67 あなたが思う最強キャラは?


 いきなりゴルフをやり出した月光


68 こいつ思ったよりも弱過ぎと言うキャラは?


 オリンポス戦でみんなが卍丸先輩のバトルを応援していた中、

 ひとり後ろでせっせと折り鶴を作ってた男塾最強の男・大豪院邪鬼


69 一番かわいそうだと思うキャラは? その理由は?


 ・・・消える竹刀の使い手・賢木
  (存在が無かったことにされた九州の阿久根よりも可哀想だった)


70 一発ぶん殴ってやりたいキャラは?


 一万円。(ニヤリ)


71 あなたが常世だとしたら、どんな風に橘を育てますか?


 コインロッカーに入れる


72 あなたの仲間が伸びる竹刀を喰らって失神しました。敵は目の前にいます。どうしますか?


 コインロッカーに入れる


73 あなたが柳田だとしたら、橘の後を追って定時制に行きますか?


 コインロッカーに入れる


74 あなたの師匠が、唐突に銭湯を指差して「今日からここが剣道部の稽古場だ!」 と言い出だしました。どうしますか?


 精神病棟に電話して 「もしもし、おたくの患者が逃げてますよ」 と言う


75 あなたが「何か面白いマンガない?」って友人に聞いたら旋風の橘を薦められました。あなたのリアクションは?


 「お前、なんだよあのクソ漫画は!」 と実際に電話をかけたら、

 キミのお父上がいけないのだよと言わんばかりに高笑いされました


76 あなたが失神してるのを無視して、味方が敵と戦おうとしています。どう思いますか?


 もうね、アホかと。馬鹿かと。


77 更にそんな味方を見て小躍りしてる監督がいます。どう思いますか?


 おめでてーな。


78 今度はその味方がやられて、監督が救急車を呼ぼうとしています。どう思いますか?


 もう見てらんない。


79 諸君らの愛してくれた柳田邦彦は死んだ! なぜだ!?









「あぁ エキセントリック少年ヤナギダ」

(エキセントリック少年ボウイのエンディングテーマで)







最近 だんだん わかってきた

オレが死んでも だれも泣かない

いろんなものが みえてきた

みたくはないもの ばかりだけど


 バカ女は すぐ どこかでピアノを弾くのさ

 ネギ坊主のあと フロアに入ると もう試合終わってるのさ

 アホレゲエは ラブコメだらけ

 お前にどうして女がいる Woo−


Ah エキセントリック少年

守山の兄貴 また金借りに来た

でも言えない 先パイには言えやしない

悲しくなるだけだから



橘は アホほど ジャンプする

橘は アホほど 竹刀を投げる

めっちゃ腹立つ めっちゃ腹立つ

お前ら 全員 剣道せーや



(セリフ)

 『マシンガン突き出したら終わりや‥‥ハァ‥‥』

 『うわっ、知らんうちにいでじゅうの方が人気出てる!』



最近 だんだん わかってきた

オレの 仲間は 全員ドキュン

試合に出れば 車田ぶっ飛び 30メートル

今日も首が 折れている


 バカ女は トラウマだらけ

 アホレゲエは 何を言っても いーじゃんYO!と言う

 橘は 剣道のルールを覚えようとはしない

 なんで覚えないのか Ah


Ah エキセントリック少年

打ち切りが気になって ねむれない

Ah 相撲部にしか 勝てる気がしない

えっ! 連載まだ 続きがあるの


 あー 水曜になんか ならなきゃいいのに

 あー 水曜になんか ならなきゃいいのに

 どうせ今度も かませ犬

 3試合連続 かませ犬






80 あなたの親父が突然「天下とはミカンのようなものだと思っとる」とか言い出しました。そんな親父をどう思いますか?


 そこでまたぶち切れですよ。


81 あなたの目の前で老人が転んで、あんまん潰して号泣してます。あなたならどうしますか?


 あんまんなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。


82 あなたが老人に買ってあげたあんまんを一個わけてもらい、食べたら一万円要求されました。どうしますか?


 しかしこれを断ると1年間じじいにマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。

 素人にはお薦め出来ない。


83 ろくでなしの老人に、修行と称して雑用を要求されました。あなたは雑用を続けますか?


 頑張りますよ! アメリカのベビーシッターを見習って!!


84 みかん好きですか?


 大好きですよ。 愛媛以外。


85 あんまん好きですか?


 あ、モンシロチョウだ! 待て〜チョウチョ〜♪ 


 (どこかへ消える)


86 旋風の橘の影のヒ―ローは誰だと思いますか? 理由もどうぞ。


 2chの橘スレの人々


87 旋風の橘で一番いらないモノはなんですか?


 しのぶ先生への原稿料


88 今後の連載で、これだけはやめてくれという展開は?


 2002.12.11  猪熊しのぶ、始動


89 旋風の橘は、どんな終わり方をすると思いますか?


 いや、漫画的には第1話で終わってたので・・・。


90 おすすめの橘サイトは?


 えー、いろいろ検索したりしてみたんですが、
 どれもこれも・・・ねぇ。
 それにしてもうちの画像って結構いろんなとこで使われてんのね。
 

91 真性のファンを見たことありますか?


 そんな人がいたらまず天然記念物に指定するべきですね。

 そして国で保護するべきだ。
 

92 旋風の橘のレビューをやれと言われたらやりますか?


 ((((゜Д゜;)))) ガクガクブルブル


93 旋風の橘の単行本をプレゼントされたらどう思いますか?


 代わりにこちらもプレゼントしてます。 鉄拳を。
 

94 これから先、しのヴ先生に望むことは何ですか?


 職を変えてみては如何でしょう。 きっとしのぶ先生にピッタリな仕事が見つかりますよ。

 たとえばラブホテルのシーツを代える仕事とか。
 

95 しのヴに一言どうぞ


 竹刀鼻に突っ込んで死んでください


96 旋風の橘を知らない人にこの作品を薦めるとして、この作品の魅力を語ってもらえますか?


 猪熊しのぶ
 旋風の橘 〜THE DRAFT OF CITRUS 〜

 @橘、大地に立つA消える竹刀B泡勝負(バブル・デスマッチ!)CマシンガンVSミサイル
 D相撲の詩E柳田、宇宙へ -album version- F「この月光、生来目が見えぬ」G天下取り編
 H福岡の女 -regee version-IスパイラルJ玉竜旗なんて、見えやしねー!
 K天下とはミカンのようなものだと思っとる


 前作サラダデイズ以来猪熊しのぶの待望のニュー・コミックス。爽やかな出だしで始まる@、
 これまでの剣道イメージを払拭させたC、車田正美のカバーシングルでもあるE、
 なぜか1番でいきなり終わるGなど、衰えを感じさせないどころかますます危険な一冊。


97 この作品の最大の謎は何だと思いますか?


 時の伸びる竹刀に対し目を閉じたのが全く意味がなかったこと

 スパイラル封じなんてしなくても普通に勝てたこと


98 この作品がクソな要因は何だと考えますか?


 剣道をバカにしているところと、主人公の笑顔がもうどうしようもなくムカつくところ


99 旋風の橘はあなたにどのような影響を与えましたか?


 睡眠時間の低下、心肺機能の不調、肩こり、腰痛、便秘、目まい、
 オフ会で人に会うたびに 「あ、橘レビューの人ですよね」 と言われる


100 この企画・・・必要ないですよね

 
 大丈夫ですよ、うちの平井堅の替え歌の方が必要ないですから。








INDEXへ
inserted by FC2 system