旋風の橘
 
大晦日リアルタイムレビュー 2002年12月31日 23:00〜


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予告2 Update:2002/12/30(Mon) 00:00




12.31 23:00〜



旋風の橘、始動












COMING SOON












・・・あ〜はっはっは! もうダメです。 この予告恥ずかしいです。

この黒バックでエラく大御所ぶった予告はここ数週間少年サンデー誌上でやってたもので、

昔 『烈火の炎』 という漫画を連載していた安西信行先生が

1年ぶりに連載再会なさるということで

サンデー編集部が大々的に 「安西先生復活ですよ!」 と4週にも渡りブチ上げた予告ページ。

いつから烈火の炎はドラゴンボール並みの市民権を得たのでしょうか?

まぁ一応アニメ化までされたのですからラッキーマンレベルはあるのでしょうが、

ここまで何週間も前から始動だのあの烈火から1年ぶりに〜なんて宣伝しておいて

いざ漫画がつまんなかったら逆に爆笑もんですね!

なにがCOMING SOONだっつの! 打ち切りもCOMING SOONだっつの!


んで大晦日。 31日の23:00からこのサイトでなにやるかっていうと

旋風の橘2巻のレビューをリアルタイムでやります。

これまで当サイト内で旋風の橘レビューをやってきたわけですが、

単行本でいうと2巻の内容だけはレビューしてなかったんですね。

最終的にそれさえやっちゃえば旋風の橘はもう完全レビューしたも同然です。

どっちかと言ったら完全レビューした方が負けっぽいわけですけども

L&Mの企画で橘がエントリーしてないのに1位とっちゃったし、

オフで会う人みんなから 「たちばなたちばな!」 って

さいたまさいたまの如く言ってくるし。

まぁ、やります。 23:00から。 リアルタイムで。

(だいたい画像はもうスキャナでとったので、あとは文章だけです。

 23:00に2巻の1話をUPしたら次の話をガーッと書いて、できたら順次UPしていきます)

ちなみになんでこんなアホくさいことやるかっていうと、

年末予定していたスノボがなくなったからさ! 一気にヒマになっちゃったわけさ!

みんなが外でカウントダウンとかやってる中、俺は1人で橘読んでるわけさ!

だからこの企画、ログは残しません。

なによ! 遊びに行く人は勝手に遊んできたらいいじゃないムキー!

ハハハハハ! 笑ってやる! 無様な自分自身を!!



ログ残さないというか、誰もこんな企画見向きもしないと思いますが

大晦日なんてなんの予定もないよーという方のヒマつぶしにでもなれば幸いです。

まぁ昨日私が予告をUPしてからのBBSの反応を見るに、

本当に誰からも見向きもされてないっぽいけどね! (川に小石を投げながら)

ちなみに私は猪熊しのぶ先生を崇拝しているので

途中、レビューの内容が玉竜旗のごとくすっ飛んでることがあるかと思いますが、

それは決して手抜きなどではなく猪熊先生のオマージュだと思ってください。



あと当日、サイト閉鎖してバックれる気満々です。






リアルタイムレビューを始める前に Update:2002/12/31(Tue) 17:20


本日の23:00より
旋風の橘02巻・リアルタイムレビューを行うわけですが、

(旋風の橘2巻の内容を1話づつ書いたらUP、書いたらUPする方式)

その前に皆様がいろいろと忘れてるかもしれないので予備知識


■旋風の橘02巻レビューを読む前の予備知識


・旋風の橘とは?

 少年サンデー誌上で2001年の12月から約1年間(全47話)続いた
伝説のクソ漫画

内容は愛媛のミカン畑からスカウトされた立花橘という少年(高校1年)が、

サーカス剣道を繰り広げながら天下を目指すというストーリー。

一応最初はサンデー誌上でも
本格剣道漫画と銘打ってスタートしたものの、

回を追うごとに剣道をバカにした描写エスカレートしていくのため苦情が多数発生、

いつの間にか
新・熱血剣道ストーリーにすり替わっていた。

剣道をバカにした描写はもちろん稚拙なストーリー、薄っぺらいキャラ、

最終目標だった玉竜旗編を
いきなりすっ飛ばすなど常に我々の想像のナナメ下を行く。

ちなみに2ちゃんねる少年漫画板の「4大少年誌で一番つまんない漫画はどれだ!?」スレで

ぶっちぎりの1位を獲得。 ”生き神”の認定を下された。



・キャラ紹介


立花 橘 −たちばな・たちばな−


 本編主人公。名前にそのまんま たちばな・たちばな と付ける親のネーミングセンスは

どことなく野比のび太をほうふつとさせる。

『天下をとる』という事に異常なほど執着心を持ち、「天下だと?ハハン」とコケにすると

ユタ州をバカにされたケント・デリカットのごとく怒りだす。

チビ+ショタ顔のくせにアホみたいな身体的能力を持つ。 顔がいいので女子にモテる。

東大入試問題をスラスラ解く。 剣道で天下を目指すくせに剣道の礼儀は絶対に覚えない。

多分サンデー読者の誰からも愛されていない。



柳田 邦彦
 −やなぎだ・くにひこ−


 
Mr.かませ犬。中学時代関東ベスト8という華々しい過去を持つも

ただの橘の引き立て役な彼にとっては悲しいキャラ設定でしかない。

この漫画唯一と言っていいほどの剣道常識人ではあるが、

常識人であるほど立場が弱くなるこの漫画で彼は栄光を掴むことができるのか。

性格や口調はワンピースのゾロだが、悲しいことに
実力が全然伴っていない。

ヤムチャというだけでほとんど通じる。



月島
 −つきしま− (ヤンキー監督)


 主人公と並んでもう一人の電波野郎であり、この漫画一の
剣道冒涜者。

剣道部監督であるにも関わらずその行動は剣道をコケにしたものが多く、

また生徒の健康管理や練習の安全面において全く配慮がない。

彼が考案した『ツルツルすり足』や『泡試合(バブル・デスマッチ)』といった練習法は

広く剣道界に衝撃を与える。 
というか与えすぎ。

ツルツルすり足で部員が頭を強打しても 「おいおい気をつけろよ」 の一言で済ます男。



賢木 匠 −さかき・たくみ−


 この漫画のラスボス。 関東最強の男として橘達の前に立ちはだかる。

1巻の第2話で颯爽と初登場したものの、この漫画の神であり剣道のルールを知らない橘に

いきなり足をぶっ叩かれて悶絶。 ラスボスのくせに醜態を晒す。

竹刀を高速にしならせることで視界から消す、消える竹刀という技を使いこなす。




・01巻のラスト


 ヤンキー監督の全然剣道と関係ない練習やサーカス剣道の橘が気に入らない柳田。

そこに柳田の恩師であり椿が丘高校女子剣道部顧問が現れ、ヤンキー監督と激しく対立。

柳田VS橘の試合を1週間後に行い、勝った方を推した方が正顧問になるという約束をする。

柳田はともかく、橘は勝たなければ学校を追い出されてしまう!

剣道ド素人の橘は1週間で柳田に追いつくことができるのか!? 勝負の行方は!?

柳田勝て! 絶対に勝て!!




それでは、本日23:00より、当サイトにてお会いしましょう。

・・・終わるかな、このレビュー・・・・。


■旋風の橘レビューの過去ログはこちらから■





旋風の橘02巻 第1話 Update:2002/12/31(Tue) 23:00


始めるよ! 始めるよ!

2002年も終わりかけだけど、2003年ももうすぐやってくるけど、

誰からも期待されてないけど、橘レビュー始めるよ!!






さて、2巻のレビューを始める前に、1巻の最後で登場した新キャラのご紹介。

物語的には7話が終了し、ストーリーとしてもワンクッション置くため

そろそろ新しい仲間が必要になってきます。

定石通りならば新キャラの設定としては、
ここまで謎に近かった橘の過去を知っており

それを柳田に説明 → 柳田 「そうだったのか・・・」 → 柳田仲間に


なんていう美形のキャラが現れるのが少年漫画の王道ですね! (クソ漫画ですが)

そして、橘においてもこの1巻の最後に橘の過去を知る新キャラが登場します。

うわぁ、どんなヤツだろう? かわいい女の子だったらうれしいなぁ。

るんたった、るんたった♪

(ペラッ)











・・土人ですか?


こ、これは絵的にOKなの!? とてもコナン君と同じ雑誌に載ってる顔とは思えんぞ!

主食はセミですとか言ってそうなツラですが、

見てくれと同じく頭も激しく悪いようで、会話の語尾に必ず 「○○ぞな〜」 と付けており


 「なぁ橘っちん。 いつになったら
愛媛に帰ってくるぞな〜?


 (ヨダレを垂らしつつ) 
スモウって何味ぞな? うまいぞな?





・・・・・。


僕行ったことないんですが、愛媛県民ってみんなこうなんですか?







02巻第1話 ”再会→野良試合”

( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )




まぁあまり土人がどうとか書いてると

ブラックジャックの最後のページみたいな注釈が必要になるのでやめますが、

さてこの橘の幼馴染である
洋平太(このガングロの本名)、なんでいきなり登場したかというと

千葉で剣道やってる橘を連れ戻すため、わざわざ
愛媛から泳いでやってきたとか。

愛媛から千葉県までわざわざ泳いで! ほほう、そりゃすごいですね!

しのぶ先生の頭の中では
愛媛には船がないらしい。

以前にも仲間が 「今夜の食事どうする?」 の問いに橘が

「外で獲ってきたらいいんじゃ」
回想シーンで橘が弓持って狩猟してたり、

道端で火を焚いて料理を作ったりするシーンが流れましたけど、

あの、愛媛には電気というものが存在しないんですか?

もししのぶ先生が路上で殺されたら
犯人は愛媛県民に違いない。 (凶器は弓)

さてそんなガングロ男・洋平太が橘が通学している椿が丘学園剣道部に押しかけ、

後に
関東に柳田ありと言われた男、柳田と対峙します。


洋平太 :
 「お前なんかより俺の方が100倍強いぞな! 試してみるかね?」


柳田 :
 「ケガしても知らねぇぞ」


普通武道に身を置く者はケンカなんてしないものですが (ましてや少年漫画)

そこはチンピラ柳田くん、丸腰相手でも突きをかまします。

いやいやいやいや! バレたら停学モノだから!

しかし土人、避ける。 くねくねと気持ち悪い動きで避ける。 いや、丸腰相手に突きかますな。

と思ったらこの土人、いきなり遠めの距離から
フリッカー・ジャブ!









パァンッ


いきなりのフリッカーで意表を付かれ動揺する柳田。

一歩の間柴というか、見た目がアレなので
ダルシムにしか見えません。

ヨガファイアーはいつ使うのかしら
と思って見ていると

この男、調子に乗ってきたのか柳田に対し怒涛の弱パンチ連打を浴びせ続けます。




 ←多すぎます



柳田も 「ぬ・・・ む・・・ む・・・ このっ・・・」 と
なんだかアホの子みたいですが、

ここで橘が現れ勝負は終了。 洋平太は橘といっしょに近くの公園で寝泊りし、

1週間後に控えた橘VS柳田に向け特訓を手伝うことになりました。

橘が負けた場合は事実上の退部宣告のため、是が非でも負けられません。

というわけで初心者橘、早速特訓を開始!

気になる内容は橘 (竹刀) と洋平太 (素手) で殴り合い!

おいそれ剣道違う。

そして竹刀の扱いに慣れてない橘、素手の洋平太にボッコボコ。


洋平太 :
 「そんなモン(竹刀)に頼ってるからイカンぞな。 捨てちゃえ捨てちゃえ〜」


小バカにされてます、橘くん。 というかこのガングロムカツく。

ここはひとつ、「丸腰相手に竹刀を使うのはためらったが・・・仕方ない」 と言って

橘くんにリミッター解除してもらい、
このガングロを撲殺して頂きましょう。

行け、橘! ぶっ潰せ! ( ゚ ∀ ゚ )



橘 :
 「・・・そうじゃな。 お前の言うとおりかもしれん」



 ( ゚д゚) ホェ?



橘 :
 「こんなもの、無いほうがええかもしれんのう! バッ
 (竹刀を捨てる)



 
(゚Д゚ ;) エェーーッ!


捨てちゃった! 剣道漫画なのに竹刀を捨てちゃったよ!!

俺もこの漫画を捨てたくなりました。

そして素手VS素手になったところで、第2話に続く!




・・・こ、この後のレビューも読んでくれるよね?






旋風の橘02巻 第2話 Update:2002/12/31(Tue) 23:40


え、ここで一言ですか? あ、はい。




やめたい。






02巻第2話 ”天下の素手剣道”

( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )



カシャーン


前回、 「こんなもの無い方がいいかもしれんのう」 と言い、竹刀を投げ捨てた橘。

そして橘と洋平太、お互い ボコッ ガッ ズドッ
キックやら頭突きやらを繰り出します。

ちなみに今回のタイトルに
”天下の素手剣道” とありますが、

ひょっとして
このただのケンカがしのぶ先生の言う素手剣道なのでしょうか。

素手なのに剣道。 はは、おもしろいね。
おもしろいこと言うね(怒)

んでこの素手剣道(ケンカ)、タイトルにもなったし今後なんか重要な伏線になるのかと思いきや

どうやら
なんの意味もなかったようで、

この後ちょっと登場するだけでストーリー上なんら影響を与えることはありませんでした。

要するに泡勝負といっしょで素手剣道は
しのぶ先生の思いつきだったようです。

はい、いいですかー皆さんここは覚えて帰ってくださーい。

思いつき・自己満足・ご都合主義。 これしのぶ先生の3種の神器ね。

以降
シノブイズムと出たらこの3つを思い出してくださいねー。

ちなみにブラックキャットの矢吹イズムの場合は最初の
思いつきパクリに変わりまーす。

んでまぁ漫画の話に戻りますと、この後散々殴る蹴るをやったあとで

洋平太の 「もう愛媛に帰ろうよ」 と言い出します。 お前がいないとさみしいぞな、と。

ところがここは引けない橘、俺は天下をとるまで帰らん!と言い放ちます。

ここで橘くん、落ちている竹刀を手にして 「天下を!」 と格好つけるシーンがあるのですが

また例によってそのシーンのデッサンが

しのぶはコカでも吸ってんじゃねぇのかと思わせるくらい狂っておりまして、











手ぇおかしい! 手の長さが明らかにおかしいよ!


なんでしょうかこの男。
子供が見たら泣きそうです。

上の絵からおかしな所を見つけよと言われたら
先生の頭としか言えないのですが、

残念なことに連載が終了するまでこのデッサン狂いは直ることはありませんでした。



 
←最終回のときの橘 (顔から描き始めたため、足のスペースが無くなった模様)



またこの回の後半では上の絵以上に狂っている回想シーンがあるのですが、

その内容がもうあの橘常世ことミカン親父が大活躍で、


  橘の母親が病気で入院


橘 「父ちゃん〜、母ちゃんのお見舞い行こうよ〜」


→ 親父、
シカトしてミカン作り (え?)


→ 母親死亡。 橘、親父に 「なんで見舞いに来なかったんだ」 とキレる


→ 親父、またもシカトしてミカン畑へ。 橘、ますますキレる 
(そりゃそうだ)


→ ここで橘の姉が登場し、


  「ねぇ、お父さんを許してあげて! お父さんはお母さんの病気を治そうとして、

  
不老長寿のみかんを作ろうと頑張っているのよ!




そんなもん作れるか。


すごいです。 ミカンひとつで不老長寿なんて、本気で作れると思ってるんでしょうか。

北朝鮮あたりは本気で作ってそうですが、

ミカンみたいな品種改良が必要なもの、結果が出るまでは待つしかないので

お見舞いの時間くらいとれると思いますよ親父様?

さすが、玉竜旗編ではわざわざ四国から息子の勝利にケチつけにきたり

天下とはミカンのようなものだと思っとると名言を吐かれただけはあります。

俺が母親の立場だったらミカンはいいからリンゴの一つでも剥けと言ってやりたい。

ともかくこんな電波な父親と姉に囲まれりゃあそりゃ性格も捻じ曲がるわな、と

橘を見てて思いました。 まる。






旋風の橘02巻 第3話 Update:2003/1/1(Wed) 00:07


明けましておめでとうございます。 2003年もL&Mをよろしくお願い致します。


さてここで旋風の橘2巻、第3話をご紹介する予定でしたが、

本編の内容が柳田の中学時代のどうでもいい過去話と

 「あの消える竹刀を攻略するには弾幕・・・

  打突をかわし、かつ攻撃を加える
このマシンガン突きしかない!、という

ヤムチャ化への序曲
ともいえるクソ技披露のシーンしかなかったため、

10分考えた結果
レビューできねぇよバカという結論に至り

急遽予定を変更しレビューはやめて
私が3ヶ月前に考えた漫才をご紹介致します。

なお今後もこの様にお茶を濁す場面が
多々見られると思いますので、

その際は 「
んだよ遊星また手抜きかよ」 とかそういった俺が本気でヘコむようなことは思わず、

ジャイアント馬場の16文キックにわざわざ相手が当たりに行くのを見るような

優し〜い眼差しで当サイトを見てください。

えーと、コント・スポーツジム。







コント 「スポーツジム」


 山中 : ツッコミ
 江島 : ボケ



山中 「 おぉ、ここがマシンジムかぁ。 ここで身体を鍛えに鍛えて、逆三角形体型になってやるぜ! んーでもどのマシン使えばトレーニングができるかわからないなぁ。 インストラクターの先生が優しければいいけど・・・ あ、先生!」

江島 「 えーと初心者講習希望の方ですね。 初めまして、私インストラクターの江島です。 可愛くエジムンドと呼んでください」

山中 「 は、初めまして山中です。 初心者なんでよろしくお願いします(え、エジムンド・・・? )」

江島 「 ハハ、ここではお互いの緊張を和らげるために愛称で呼び合うことにしてるんですよ。 ホラ、身体が固いとトレーニングしづらいでしょ?」

山中 「 あぁそうなんですか。よかったよかった、変な心配しちゃったよ」

江島 「 いいですか、ナッスル北村さん」

山中 「 ださっ!なんだよナッスルって!! 北村でもないし!」

江島 「 これからあなたの事をナッスル北村さんって呼びますから、呼ばれたら元気よく脇を閉めてカポカポ音をさせてください」

山中 「 絶対しないよそんなこと!」

江島 「 それでは筋力UPする上でトレーニングメニューを考えます。メモをとるので簡単な質問に答えてください。 第一問:自分の身体のどこを鍛えたいですか?」

山中 「 あ、はい。 筋肉ムキムキというか、アメリカ人のような体型に憧れてますので胸の筋肉を鍛えたいですね。こう分厚い胸板がグッと」

江島 「 なるほどなるほど。 逆六角形のような体型に憧れる、と・・・」

山中 「 そんな体型ないだろ! なんだよ逆六角形ってのは!」

江島 「 第2問:腹筋が6つに割れるよりは、いっそ9つに割って彼女と○×をして楽しみたい」

山中 「 そんな理由で腹筋を9つに割りたいヤツがいないよ!」

江島 「 第3問:上の質問でNOと答えた方は、9つに割りたくない理由を教えてください」
  A. 実は割ってもいいと思っている
  B. 割ること自体は興味があるが校則で禁じられている
  C. もっと増やしてビンゴゲームをできるようにしたい

山中 「 割らなきゃいけない回答ばかりじゃねぇかよ! なにそれ、なにそれ! 俺そんなに腹筋とか興味ないし!」

江島 「 だいたいわかりました。 お客様に必要なトレーニングはずばりヒンズー・スクワットですね」

山中 「 なんのために腹筋プッシュしてたんだよ!」

江島 「 ふふ、冗談ですよ。 それではこのマシンジム施設に置いてある機械の説明をしていきますので、しっかり覚えてくださいね」

山中 「 は、はい。よろしくお願いします」

江島 「 そうですね、まずはダンベル体操から始めましょう」

山中 「 あぁ、よくTVでやってる筋肉を付ける体操ですね。 よっと」

江島 「 あ、重いから気をつけてくださいね。重さ的にはドラクエ5の奴隷シーン並みですから」

山中 「 いや、よくわからないんですけど・・・」

江島 「 お客様は結構ガッチリしてますから、”王貞治夫妻と茶室で24時間”くらい重くても大丈夫ですね」

山中 「 キログラムで言ってくださいよ! そんな難しい表現はいいですから!」

江島 「 1・2・3、1・2・3・・・ はい、終了です。よくがんばりましたね。 このあと当スポーツジム館長のお言葉と卒業証書の授与がありますのでロビーでお待ちください」

山中 「 なんでダンベル体操が終わったくらいでそんな大掛かりになるんだよ!」

江島 「 卒業した記念だからって、ダンベルに自分の名前を彫刻刀で彫ったりしないでくださいね」

山中 「 小学生か!」

江島 「 さて、お次はルームランナーです」

山中 「 あ、これは知ってますよ。部屋の中でも安全にランニングができるマシンですよね。 よっと(タッタッ)」

江島 「 走るのが辛くなってきたらそこのイヤホンを使って上にあるTVでも見ていてくださいね。ビデオもありますし」

山中 「 え、ビデオもあるんですか? そしたらなんか洋画とか見たいですねぇ(タッタッ)」

江島 「 お目が高い。それでしたらこちらがお勧めですね。 この春話題になったロード・オブ・ザ・・・」

山中 「 お、いいですねぇ」

江島 「 ロード・オブ・ザ・妊婦」

山中 「 妊婦かよ! 邦題が ”妊婦の帝王”ってどんな内容なんだよ!」

江島 「 まだ若かりし頃の私が、「イナモト、またしてもイナモト!」と叫びながら妊婦のお腹をドスドス蹴る物語です」

山中 「 そんなビデオ見たくもないよ! き、鬼畜!この鬼畜インストラクター!」

江島 「 ダメですか。 それじゃあですねぇ・・・そうそう、アニメなんて如何です?」

山中 「 あ、アニメもいいですね。なんかこう、ぐっとくるような心温まるやつなんかを見たいかと」

江島 「 だったらこれですね。スタジオジブリ最新作!あのホテル王が宮崎監督とタッグを組んだ! 『千と昌夫の金隠し』 」

山中 「 ただのダジャレじゃねぇかよ! なんだよそのパイパニックばりのバカタイトルは!」

江島 「 税務署の向こうは、不思議な国でした」

山中 「 うるさいよ! あぁもう、そんなのいいから他のビデオ紹介してくださいよ!」

江島 「 他といっても、ディズニーアニメの 「ライオン妊婦」 とか 「モンスターズ・妊婦」、 「フォレスト・妊婦 〜一期一会〜」 くらいしかありませんよ?」

山中 「 なんで全部妊婦なんだよ! もういい、降ります、降ります!」

江島 「 (ピンポーン) イエーイ俺の方が先に停車ボタン押したー」

山中 「 いつから都バスになってんだよ!」

江島 「 はい、それじゃルームランナー終了です。よく頑張りましたね。 このあと当スポーツジム館長のお言葉と卒業証書の授与がありますのでロビーでお待ちください」

山中 「 だからなんでそんな大掛かりなんだよ! もう、帰る!」






旋風の橘02巻 第4話 Update:2003/01/01(Wed) 0:50


前回の漫才は皆様のお口に合いましたでしょうか。

楚々と降る淡雪の中で、ちらほらとほころびはじめた白梅の香りのような、

そんな甘酸っぱい長文ネタでしたね。





02巻第4話 ”Mr.天下バカ”

( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )



今回からいよいよ橘VS柳田の剣道勝負が始まります。

今回の勝負は剣道において常識人・柳田とサーカス剣道橘がぶつかるわけであり、

言わば旋風の橘の今後を占う上でも前半戦最重要部分。

いま私が書いてるこのリアルタイムレビューでも一番の要とも言えましょう。

だから皆さん、これ見たらもう
とっとと寝てください。



さて、わざわざ見てもらってる閲覧者の皆様に暴言吐いたところでレビュー。

試合当日、剣道場で神経を集中させている柳田くん。 打倒賢木を目指す彼にとって、

橘なんてのは道端の小石にしかすぎません。

そして、時間を大幅に遅れて橘が登場。 ところが橘は胴着もボロボロで、身体もフラフラです。

なんとこのおチビ、数日前から不眠不休で
素手剣道を続けてたようで、

始まる前からすでに立っているのもやっとのグロッキー状態。

試合中に竹刀を持つの忘れたり、いきなりグースカ寝始めたりします。

試合中に寝るって、
お前はポケモンか?

まともな剣道を期待していた柳田くん、この橘の態度に対しイライラが頂点に達したのか

そこでとった行動とは・・・・!?



柳田 :
 「最後までまともな剣道をさせないつもりかよ・・・

  だったら・・・・」


カシャン




 
 ザワッ






 ドーンッ




す、素手剣道ーーーッ!?


竹刀を捨て、橘がやっていたという素手剣道をやるつもりの柳田くん。

上の絵は決してしのぶ先生が竹刀を描き忘れたわけではありません。

というかナニ!? なにしてんの柳田くん!?

この異常事態に周りも 「し、竹刀を拾え柳田!」 と恫喝するものの、

当の本人は 「ほらほら、かかって来いよ」 と童貞を相手にするソープ嬢状態

それを見た橘、竹刀を放り投げ望むところじゃぁ〜〜っ!!と襲いかかり、










おいそれは蹴りだ。








あ、あのね。 剣道というのは竹刀を持ってだね・・・








 ・・・・・。










この2人は後に関東に橘あり、柳田ありと言われ・・・


ムガーッ! もうやめて! これ以上剣道をバカにしないで!

しのぶ先生、まともな剣道描けないからって奇をてらってるつもりかもしれませんが

枠を大きく外してます。

そして更にアホくさいのが、素手ではこの漫画の神である橘に勝てるわけもなく

散々ボコられたあげく、


 「こんなバカバカしいコトやってられるか」


と言ってクールに場を去ろうとする柳田くん。



お、お前が仕掛けたんちゃうんかい


吉本新喜劇の今日はこのへんにしといたるを思い出させるこの展開、

柳田くんも2学期からはもうちょっと落ち着きましょう。

ここまで試合が始まって約8ページ、まともな剣道のシーンは1ページもありません。

もうこの時点で剣道関係者のリミッターが外れかけなのですが、

更に最高なのが2ちゃんねるの橘スレでも物議を醸し出した

例のガングロ男・洋平太が柳田は弱いので仲間なんかじゃないと揶揄するシーン。


橘 :
 「なんじゃ柳田、逃げるのか?」



柳田 :
 「あぁん? なんで俺が逃げなきゃなんねぇんだ!」



橘 :
 「そうじゃ! それでこそ柳田じゃ!

  柳田はいっしょに天下を目指す仲間なんじゃ!」


洋平太 :
 「ふん、そんな弱っちいヤツが仲間のワケないぞな〜っ!」


柳田 :
 「キサマ・・・・!」


橘 :
 「まあまあ・・・ ほら、洋平太も柳田に謝れ!!

  
どんなに弱くたって、一生懸命やってる仲間なんじゃぞ!





どんなに弱くたって



どんなに弱くたって



どんなに弱くたって









柳田、( ゚д゚ ) ポカーン

開いた口が塞がらないとはまさにこのこと。 いやーいい表情してます、柳田くん。

ナルホドネ! 柳田は仲間だ、と。 柳田は弱いけど仲間だ、と。

弱いけど一生懸命やってるから仲間だ、と! ナルホドネ!


俺、そんなこと言う仲間はいらない。



ウガー! もう死ね! もうほんとこのチビ死んでくれ!

この一言にもうブチ切れですよと言わんばかりの柳田くん、

竹刀を持って橘にマシンガン突きの連打をかまし続けます。

この猛攻に橘は防戦一方、ついには場外に逃げる始末。 「止め!」 の合図がかかる。

そこで柳田が橘の背中越しに一言、


柳田 :
 「・・・バカめ。 実力の伴わない天下バカほど始末に負えねぇんだよ」


わぉ! さすが狂犬・柳田くんです。 チンピラ口調全開です。

とてもこの数ヶ月後、実力の伴わない相手に

飛ばされたり回されたりするとは思えません。

そして試合再開後も依然柳田の猛攻は続き、

橘がフラッ・・・としたところを柳田がトドメとばかりに前へ出る!

「終わりだ!」


 トンッ 


「え?」


 ドガッ


しかし突きを食らったのは柳田の方!


次回へ続く 


(こんなペースでいいのか? 終わるのか? 俺)






旋風の橘02巻 第5話 Update:2003/01/01(Wed) 01:20


ちなみにこれはマジ話なんですが、

さっき友人からきた 「これから初詣行かないか? 車で向かえにいくよ」

という誘いの電話を
断りました。







02巻第5話 ”負けた!?”

( 『旋風の橘』について知らない方は先に過去の橘レビューをご覧ください )



突きあり一本! 橘!


場外で一旦仕切りなおしとなった直後、見事なまでの突きを決めた主人公橘。

なぜ今まで劣勢で体力的にも限界だった橘が決めれたかというと、

洋平太曰く


 「だから言ったぞな。 橘っちんは天下の事となると厳しい人ぞな」


要するに天下をバカにされたから、とのこと。

なんだか
バキがSEXしたら強くなった並みにわけのわからない展開ですが、

この後、数日前から不眠不休で素手剣道やってた橘 (体力的に限界) に対し

柳田が一本取り返して1−1のイーブンに。

よし、いいぞ柳田! 手段は問わん!
勝ってこの漫画を終わらせろ!

でも今のままじゃ勝てないから、
ヤングサンデー行ってSEXしてこい!

そしてなおも体力的に限界の橘 (←しのぶ先生なりの緊張感を出すための演出) が

柳田に対し起死回生の突きを繰り出す! しかしモーションバレバレ!!

よぉしもらったぞ柳田! 避けて小手だ!
行けぇ!!


と、そのとき橘の背後に・・・・




 モヤ・・・


柳田: ん?








柳田: な、なんだ・・・・!?











  
!?



ゲゲェ━Σ(゚Д゚ (゚∀゚ (゚□゚ (・∀・(`Д´ )━ッ!!


賢木! ここにきて賢木!!

なに背後霊になっとんねん

いやいや
お前ジャマ! 余計なとこに出てこなくていいから!!

なぜかいきなり出てきた賢木。
一言で言うと、お呼びでない。

どこぞの囲碁漫画のごとく背後霊パワーアップを果たした橘を前に

霊感少年柳田、危なく一本取られそうになります。

なぜ、なぜ橘の後ろに賢木の姿が・・・!?

動揺する柳田の脳裏に、いつも突きの練習している稽古場の姿が映ります。





 
試合中に幻覚を見る柳田少年





 
モヤ・・・





 
ぐにゃ・・・・





 
ぐにゃぁ〜〜・・





 
 ! ! !



いやいやいやいや!



あ り え な い よ


や、柳田! なに寝ぼけてんだよ! しっかりしてくれよ!

お前が勝たないと
この漫画続いちゃうんだよ! お前に全てが懸かってるんだよ!

幽霊なんか見てる場合じゃないんだよ!

モルダー、あなた疲れてるのよ。 (X−FILE)

ちょっと休めば大丈夫なんだろ?
だから休もうよ、な?

休んだあとで、
バシーンと橘倒そうぜ、な?

まったく心配かけます柳田くん。 さてさて、小休止のあとちゃっちゃとやっちゃうよ!

橘なんて初心者、敵じゃないんだからね!










橘なんて・・・あれ、どうしたん竹刀落として・・・











いや、なんで?


負けたてキミ!
なにもされてないじゃん!

え、絶対的に有利に立ってた柳田が、なぜか橘の後ろに賢木を見て・・・

なぜか竹刀を落として・・・・負け? 終わり? なんの説明もなく?


シノブイズムが発動されました。


あぁ・・・なんだこのクソな結末は。




レビュー後半へ、つづく


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